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旅するバンコク③〜ジム・トンプソンの家とカニカレー

前回の記事はこちら

3日目は朝からチャトゥチャックのウィークエンドマーケットに行く予定だったが、なんと朝方から雨。
友人曰く、2月に雨が降るなんて珍しいらしい。
予定を変更し、昼から行く予定だった、ジム・トンプソンの家へ。
家と言っても美術館のような邸宅で、ガイド付きでないと回れないシステム。


最寄り駅から川沿いを歩く。
バンコクでは車が渋滞するので、船で通勤している人も多いとか。

川は何も見えない色、いわゆるドブ川

川沿いを数分歩き、左に曲がると右にジム・トンプソンの家がある。


ジム・トンプソンの家

今回の旅行ですごく楽しみにしていたので、わくわくが止まらない。
記念写真を撮ろうとしていたら入口にいた警備員さんが撮ってくれた。

植物の雨上がりの美しさといったら

緑がいっぱいで本当に素敵な空間!
チケット購入し、邸宅の入口へ向かう。
後5分で日本語ツアーが始まるとのことでめちゃくちゃラッキー。

営業時間
毎日午前 10 時から午後 6 時まで開催され、ガイド付きツアーは午後 5 時が最終となります。ツアーは英語、フランス語、日本語、中国語、タイ語で行われます。

入場料
大人 200 バーツ、22 歳未満の訪問者 100 バーツ(要身分証明書)、10 歳未満のお子様は大人の同伴に限り入場無料。

ジム・トンプソンの家公式サイトより


どこを切り取っても素敵
この日のファッションはBEAMSのエスニックなリネンブラウス

中は靴を脱いでロッカーへ。荷物もロッカーに入れる。


今から邸宅に入るんだと期待が高まる。
シンプルな制服を着た若いタイの女性がガイドさん。笑顔がキュートで一緒に回るのが楽しい。

ジム・トンプソンとは
ジム・トンプソンはアメリカ人の実業家で、建築家でもある。
その彼がタイを訪れた時に当時衰退していたタイシルクの美しさに心を奪われ、産業としての復興を決意した。
やがて、ファッション誌「VOGUE ヴォーグ」に取り上げられるなど、一流のデザイナーブランドとしての名声を得るに至り、タイ王国に偉大な功績を残した外国人に与えられる「白象勲章」を授与された。

ル・ノーブルより

ジム・トンプソンの家とは
梁を使わないタイ伝統の建築物。1959年に完成、ジム・トンプソンが失踪した1967年までをここで過ごしました。当時の様子を保ちながら、現在は芸術を好んだ彼が収穫したコレクションを公開する美術館となっており、観光スポットとして親しまれています。

ル・ノーブルより

この邸宅にはジム・トンプソンが集めていた美術品が沢山飾られている。
もしジム・トンプソンが収集していなければ、タイの古美術品は全て海外に流出していただろうと言われている。

建築家でもある彼が、こだわって使ったのは古い家のチーク材。これを船で運んでこの家が作られたという。このチーク材を用いたタイ伝統様式の古い家屋は、タイの古美術品やタイシルクに合わせた建築で細部まで美しいのだ。


ため息が出るほど素敵な空間。窓からは緑がいっぱい見える。それさえも家のデザインの一部よう。

この家は民間の博物館として、友人たちの手で運営され、その収益金(入場料は大人日本円で800円ほど)はバンコクの盲学校のために使われているそうだ。

子どもたちも熱心に見入っており、こんな家に住みたい!と言っていた。
特に長女はテキスタイルの勉強中なので、すごく喜んでいた。
友人も初めて来たとのことだったが、気に入ってくれたようだ。

ツアーは30分ほどなので、もしバンコクに行かれる場合は是非おすすめしたい。ジム・トンプソンはそれなりに高級なので何も購入はしなかったけれど大満足。

ここからジム・トンプソンの資料館的な
ところへ続く
ここまででツアー終了
これ、可愛かった

ジム・トンプソンはマレーシアで失踪したことで有名で、謎に包まれた失踪事件は、松本清張の熱い絹のモデルにもなっているそう。
今度読んでみようと思う。


昼ご飯は少し電車で戻って蟹カレーの発祥のお店、ソンブーン・シーフードへ向かう。

サイアム・スクエアワンの4階のお店で、駅直結なのにたどり着くのに迷って少し時間がかかったけど、予約していなくても空いてたので良かった!


この蟹カレー、プーパッポンカリーというのだけど、蟹のカレー卵炒めみたいなものなので、全然辛くない。
サイズは5人だったのでMにしたら結構なボリューム!

Mサイズ:984THB(日本円で4000円ほど)


エビチャーハンは少し油っぽかったけ
全部美味しい


友人の勧めで、少し割高だが蟹の剥き身のプーパッポンカリーにした。食べやすくて正解!
甘くて濃厚、美味しくてクセになるけど初めて食べる味。蟹と卵をカレーって想像するだけでも合うよね。ご飯を追加注文してご飯とともに頂く。

タイ料理ってなんて美味しいんだろう。
日本でタイ料理をほとんど食べたことがなかったのが、今までもったいなかったと思う。それぐらい美味しい。

このお店のチャーハンはちょっと油っぽかったけど、すり身のフライも美味しかったし、大満足。


話は変わるが、バンコクで感心したのは、電車の切符。使い捨てではなく、カードだったり、コインぐらいの大きさのトークンだったりするのだ。
切符も、日本のように上で金額を調べてというのではなく、タッチパネルでタップすると拡大するし、目的地の駅をタップしたら切符が買えるのだ。タイ語表記なので、英語表記に直すとわかりやすい。

これはすごく便利で分かりやすく、日本より進んでる!と思った。そして切符じゃないのもエコだなと。

帰ってから職場の人に話すと、最近電車が通ったからじゃないかと言われた。なるほど!

調べるとMRTと言われる地下鉄が開通したのは2004年と2016年。こちらの切符がトークン。
高架鉄道のBTSが開業したのは1999年。こちらがカード式の切符。

バンコクは電車が発達しているので、どこへ行くにも便利。そして料金も日本の半額以下。非常に快適だった。


次回は昼から行ったウィークエンドマーケットと夜のナイトマーケットです✨






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