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【前口上】マグロの初競り
※Podcastsで配信中の魚食系ラジオ「JUNK FISH!」の一部音声です ※多少の言い間違いはご容赦ください 氷をぶっかけ大間を出たらば 陸奥湾横目に急南下 さぁここから現場はてんてこ舞い 野辺地、七戸(しちのへ)、八戸と過ぎ 九戸(くのへ)、一戸(いちのへ)、さらば盛岡 北上川と共に降り 一関(いちのせき)から仙台、福島、郡山 白河までの長きに魚を積み替えて、もとの匂いの田沼恋しき やっと抜け出た陸奥国(むつのくに) 那須の道中 霧深まれば、 下野(しもつけ)、上野(こづけ)、気づけば武蔵(むさし) そこから先は覚えておらぬ 首都高入って五里霧中 迷った果てに辿りつきたる 話題にゃ尽きない豊洲市場 10刻近くを費やして、綺麗なセリ場に現れた、黒くてデッカイ本マグロ 上身に下身 下身に上身 上身が欲しい!下身も欲しい! どれどれライトを尾に当てみると、こここりゃすげぇ! じんわり脂が皮目から 指で数える1本、2本、3本、4本… したたる涎で 泡を食う! さぁさぁ、一世一代(いっせいちだい)、二度とない 燦然たる天然本マグロの初ぜりが始まるぞーー!
【売り口上】大間の天然本マグロ
※Podcastsで配信中の魚食系ラジオ「JUNK FISH!」の一部音声です ※多少の言い間違いはご容赦ください さぁさぁ、お立合い ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで 透明板越しスマホ越し 近寄らざれば物の文色と理方がわからぬ しかしながらの このご時世 マスクに鉢巻 ニトリル手袋 つむじから足の小指まで 一寸たりとも消毒殺菌怠らず さらには「音声のみ」でお送りしておりますのでいよいよこれはご安心 ということで...さぁお立合い! 本日お披露目したるは たぐいまれなる本マグロ 北は松前 戸井 大間 バチは塩竈 千葉勝浦 忘れちゃいけない 那智勝浦 マグロの名産地 数多あると言えども 手前並べたるは 大間の天然本マグロ 北の大地と本土の割れ目 津軽海峡冬景色 寒風ふきつけ 足しばれども 離さず取り込む 漢の仕事 さぁ海面よりあがりしは 100貫以上の大魚体 ヌラリと見えた黒い魚影に たぎる血潮が胸をうつ そろりそろりと手綱を引けば ズドンと食らわす100万ボルト ムスっと捕らえて見れば我が子よ モリで1ツキダメなら2ツキ ここであったが運の尽き 血と髄抜かれて 尾を切ったらば、脂のノリは...お墨付き! さぁ…大間の天然本マグロ! それが今ならなんとなんとの捌きたて! 背1丁に腹1丁!食べたら体も絶好調! 元気いっぱい腹いっぱい 100人家族も笑顔でいっぱい 初日は刺身、出来たらお寿司 残しちゃ湯をかけ、醤油の漬けで! 口に広がるマグロの酸味 脳をゆさぶるアブラの旨味 ビックリ仰天 ポックリ昇天 天草(てんぐさ) 寒天 ところてん さぁ買った買った!大間の天然本マグロ~~~!!
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