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自分に良いこと、人に良いこと、

千葉県を中心に活動しているアスレティックトレーナーの蟹田です。
主にコンディショニングジム内で一般の方、アスリートを対象にコンディショニング指導を行いつつ、スポーツ現場でチームに対してコンディショニング指導を行っています。

先日、神楽坂にあるCreed Performanceというジムに見学に行かせてもらいました。
IBMラグビー部のトレーナーをしていた時に学生トレーナーとしてサポートをしてくれた子が就職をしているということもありお願いをして見学させてもらいました。

神楽坂のカフェのようなジム

神楽坂に構えるジムということでお洒落なカフェの様なジムになっていて、トレーニングエリアについても様々なトレーニング器具が設置されていてトレーニング環境としては非常に良い環境となっていました。
こういった施設内であれば一般の方はもちろん、アスリートもトレーニングを行うのには十分な環境になっていると感じました。
※私が見学に行った時間はちょうど人が少ない時間だったのでトレーニングを見る機会はありませんでした。

モニターも設置されていて、心拍数や運動強度などを見ながらトレーニングができるみたいです。
ラックも計4台、有酸素エリアも充実をしていました。もちろんその他の器具も充実
最近ジムに多くなってきているフォトスポットもちゃんとありました。
フォトスポットでIBMラグビー部時代の仲間3人で撮影
※左:栄養士 中央:私 右:当時の学生トレーナー

店舗の見学をさせてもらいながら、昔話にも花を咲かせていましたがちゃんと聞くことは聞いておこうと思い、
・施設のコンセプト
・研修について
・トレーニング内容
・プログラム作成について
・使用ツールについて
など、他店舗がどのように店舗を運営し、クライアントへのプログラム提供やスタッフ教育などをどのように実施しているのかなどを聞いてみました。
とは言ってもやはりやっていることや内容についてはどこの店舗も同じようなやり方や内容で実施をしているみたいでした。
※使用しているアプリやツールが違いのと運用の仕方も若干違いがありました。
やはりパーソナルジムとフィットネスジムですとクライアントのジムの利用の仕方が異なってくることもあり、スタッフの時間の使い方なども若干違っていたので参考にできる部分は参考にしつつ、難しい部分は自分の施設で実施するにはどうするかを置き換えてみようと思いました。

コンセプト

さて、結構真面目にいろいろなことを聞かせてもらってその中で一番印象に残ったことが「施設のコンセプト」でした。
話をしている中で結構強調していたことが
「まずは自分に良いことをする」でした。
「自分に良いことをすれば、人にも良いことをしてあげようと思う」ということらしく、なるほどなぁ。と思わせられました。
※HPには別の言葉が書いてあり、代表の方の言葉として上記の内容が記載されています。
「自分に良いことをする」と言うのは何も難しいことは無く、仕事が終わったら早く帰って家族との時間に充てる、自分の趣味の時間に充てる、休日に家族と遊ぶ、銭湯に行ってリフレッシュする、トレーニングをする。など自分の気持ちを満たす何かをすることになります。自分が満たされた状態を維持することで、他者への思いやりに繋がったり、人を大事に大切にしようという思いが芽生えてくるという考え方で、ここの施設のスタッフの方々はそれを大事にしているということでした。
※Creedでは更にそこから「地球に良いこと」をと言う大きな、大きなことにも繋がっていくそうです。
この考え方自体はとても共感できる内容で、私自身も仕事が忙しく自分に余裕がなく「自分に良いこと」が出来ていない時は正直、他者の事を考えている暇などなく冷たく当たってしまったり、その人の悪い所ばかりが目に付くことが多々あります。そんな状況で相手の良い所を見つけようと思っても見つかりませんし、結局は自分が満たされた状態でないから何も変わらないのです。そうならないためにも「自分に良いこと」をして自分自身が満たされた状態を作ることが一番の対策なのかもしれません。
仕事行き詰った時こそ一度足を止めてリフレッシュのために「自分に良いこと」をすることが大事なのだと感じました。

浸透させるための行動、環境づくり

立派な考えを持ってみんな仕事をしているんだなぁ。と思いつつ、このコンセプトをちゃんと理解し、それを誇らしげに他の人に伝えることが出来ることにも関心をしました。
要は施設のコンセプトが一人一人に「浸透」しているということです。
このコンセプトの浸透って結構難しくて、会社とかチームでも
・企業理念、行動指針、ミッション
・目標、目的、ゴール
とかが浸透していない会社やチームって結構あると思います。
※特に学生チーム(部活動など)。そもそも「それ」が無いチームもあるかもしれません。
なんとなくコンセプトってものがあるのは分かっているけど、それをちゃんと自分の言葉として説明できる人も少ない印象があります。
ただ、このコンセプトだったりを一人一人がちゃんと理解して、行動に移すことが出来る組織やチームって結果をきちんと出すし、長期的にも強いんですよね。
そういう意味ではこの施設は「強い」んだなと思い、スタッフ一人一人も「強い」んだなと感じました。
知識がある、ないなどでは無く「人間として、組織として強い」ということを強く感じ、このコンセプトを浸透させるためにも先輩方がしっかりと行動で示し、そういったコンセプトを実行できる環境を作っていったんだなぁ。とも感じました。
こういった文化も1ヶ月や2ヶ月くらいでできるものではなくて、何年もかけて作っていくものだということも私も何となく理解はしていますが、やはり体現している施設や組織を見ると改めて感心させられます。

誰かのために自分に良いことをしよう。

最近は多店舗の見学やオフラインでのセミナーに参加する機会が減ってしまっていましたが、こうして現地に足を運んで生で感じてくるというのはやっぱり良い刺激になりますね。
これも一つ「自分に良いこと」なのかもしれません。
こういう刺激をもらうことで、
・施設にどうやって活かそうか。
・後輩スタッフにどうやって活かして伝えていこうか。
・チームにどうやって還元していくか。
など、「他人(チーム)に何かしてあげよう」という気持ちが生まれてきます。
こういった気持ちを大事にして「誰かのために、自分に良いこと」をしようと思った今回の見学でした。

以上

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