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工藤公康ゲームをはじめよう

くどう→きみやす→ナハナハ 「ケヴィン・ベーコンゲーム」というものを聞いたことがあるだろうか。 あるいは「エルデシュ数」という概念でもいい。 前者は非常に多くの作品に出演していることで知られる俳優ケヴィン・ベーコンの共演者を辿っていき、ある人物に至るまでの最短経路を探す遊びである。 また後者は、非常に多作で知られる数学者ポール・エルデシュと、論文の共著者で同じことをしていった結果のその経路で経由する人数のことだ。 具体的に言えば、ケヴィン・ベーコンとある映画で共演した俳

    • 野球はなぜ「Baseball」なのか?

      先日、こんな記事を書いた。 現代の野球にいたるまでの野球型のスポーツの系譜について触れ、ルールの変遷から野球というスポーツの原型とそこからの発展の過程について想像した内容だった。もしもこっちの記事をまだ未読の方がいれば、今回よりも先にこちらを読んでもらえると幸いだ。 この記事の最後に、野球のルールの変遷を辿っていく上でのこぼれ話として取り上げていたのが、 という3つだ。 今回は前回の続きのような形で、この3つの話について取り上げていきたい……のだが、前の2つについては

      • 野球のルールはどこを起点にどう構築されていったか?

        先日、こんなツイートを目にした。 これは確かに、すごく納得できる疑問だ。 僕は野球を12年ほど競技としてやっていたが、全く知識がない人にルールをスムーズに教えられる気はしない。 「投手vs打者」「走者vs野手陣」といった感じでゲームが二段構えになっている点、ぱっと見「この時は走っていい」「この間はダメ」という細かい規制がたくさんある点など、他の競技と比べてややこしいポイントは枚挙に暇がない。 僕も現役時代はこのあまりに複雑なルールを体系的に考えようなどと思ったことはな

        • 動画・生放送文化が「初見」という言葉の用法に与えた影響について推測する

          「初見」という言葉がある。 読んで字のごとく「初めて見る」が核となる意味で①、人を初めて見るのであれば②の意味、楽譜を初めて見るところから拡張すれば③の意味になる、ということが自然に理解できる。 この言葉、現代では非常に日常的な用語で、特に、インターネット上での動画や生配信の文脈上で目にすることが多い。 その配信者の配信を初めて見る新規の視聴者が「初見です」とコメントしてそれに配信者が「初見さんいらっしゃい」と返す、というような流れはごくありふれた光景だし、何らかのゲーム

        工藤公康ゲームをはじめよう

          自分の名字のルーツについて、できるだけ本気で調べてみたレポート(ただし全部ウソ)

          はじめまして。ノサダと申します。 好物は納豆巻きとヨックモックのあれ、本名の名字は丁原(ちょうはら)です。 すみません。嘘をつきました。本当はそんな名字ではありませんし、どうやら丁原という名字は存在してない(少なくともインターネットには補足されていない)らしいです。 https://name-power.net/fn/%E4%B8%81%E5%8E%9F.html どうしてこんなしちめんどくさい嘘をついているのかというと、インターネット上での身バレが怖ぇえからです。

          自分の名字のルーツについて、できるだけ本気で調べてみたレポート(ただし全部ウソ)