YK4050

43歳独身、仕事は商社で営業をしています。2023年6月に乳がんと診断され、独身のわた…

YK4050

43歳独身、仕事は商社で営業をしています。2023年6月に乳がんと診断され、独身のわたしのこれからの生き方について、思うことをつらつらと書いていこうと思います。

最近の記事

胸ができてきた

4月30日に再建手術の第一弾であるエキスパンダー挿入手術の術後一週間後の外来検診でした。まだ寝がえりや思いっきり動くことはできませんが大分、無理なく生活できるようになりました。 普通の胸は表面に皮膚、脂肪、大胸筋という順番でくっついていますが、エキスパンダーを入れる場合は大胸筋の下に入れます。それが理由なのか、ちょっと何かをつかんだり、はっと腕を動かすとすごく大胸筋の動きを感じます。エキスパンダーを通じてぎゅっとなる感じがして、それが少し慣れません。。 外来で先生に傷の様

    • 退院

      乳がんによる右胸全摘出から再建に向けて、ティッシュエキスパンダーを入れる手術が完了しました。手術翌日、やっとご飯が食べられ、点滴が外れ、痛み止めを飲んでいれば多少の痛みはあるものの、自由に動けるようになりました。 デイルームに行くと、3人の女性が談笑しており、自動販売機でお茶を買ったら、一緒に話しませんか~?と言ってくださったので、仲間に入れてもらいました。みな乳がん罹患者で、一人はわたしと同じ日に部分摘出の手術をした方、一人はおなかの自家組織で穿通枝皮弁法の手術を受けた方

      • 再建手術第一弾

        4月22日の朝、あまり夜眠れずに気が付いたらドラマを見ながら朝方にうとうとしていたようです。病室は6時起床となっていて、部屋の電気がついて、順次看護師さんが検温と血圧を測りに来てくださいます。 昨日の晩御飯を最後に食事は23日の朝までできません。お水も手術が9時からなので7時以降は飲みません。起床してOS1を飲みお迎えがくるまで待っていました。今回はティッシュエキスパンダーを入れるだけの手術なのでさほど緊張もせず。やがて看護師さんが迎えに来てくれて、5階の手術室フロアに行き

        • 再び入院

          2024年4月20日から再び入院しました。 今回は、乳房再建のためにエキスパンダーを入れる手術です。 乳がんの時の右乳房全摘出のときの病院とは違う病院です。 朝9:30-10:00の間に来てくださいと、前日の確認電話で連絡があったので スーツケースを引っ張り9時40分頃に到着。手続きを済ませて早速病室へ。 今回も4人部屋で窓際を希望しましたが、窓際は空いていないとのことで通路側の部屋でした。なんとなく入院中に外が見えていた方が気がまぎれる気がして希望したのですが、仕方がありま

        胸ができてきた

          病気になって仕事観が変わった

          2023年8月に乳がんの手術をしてから、3月下旬に術後初めて海外出張に行きました。オーストラリアに1週間だったのですが、やはり体力が落ちているのか疲れたなあと感じました。でも特段問題もなく、個人の旅行だったら今後は行きたいところにバンバン行こうと思っています! 久しぶりにオーストラリアの取引先や支店の方々にもお会いできて、それはすごく良かったのですが、最近、仕事のことをよく考えます。今は食糧原料を輸入して販売する仕事をしておりますが、正直、あまりやる気やモチベーションが高ま

          病気になって仕事観が変わった

          再建のこと

          2023年の8月に乳がんのため右胸の全摘手術をしてから半年が経って、2月に半年検診のため病院へ行きました。 乳腺外科の先生からは、もし再建を考えるなら形成外科の先生の予約をとるけどどう?といわれ、いつかは再建したいと思っていましたが、半年はあっという間で、もうそんなに時間が経ったんだとぼやーと思いました。 やるならとにかく早くやろうと、早速翌週に形成の先生の予約を取ってもらいました。 全摘手術の時に同室で友達になった3人は、皆、同時再建で全摘手術の際にティッシュエキスパンダー

          再建のこと

          オンコタイプDXの結果

          10月20日、オンコタイプDXの結果を聞きに病院に行きました。 このスコアが私の場合は21以上だと抗がん剤が有効といえ、使用した方が効果があるということです。20以下だと抗がん剤を使用してもその後の再発率はあまり影響しないので、他の治療でも同じ結果になるだろうということがわかります。 抗がん剤の使用は本当に避けたかったので、9月に病院でオンコタイプDXをやると決めてからはずっと不安な毎日でした。 病院に行く前週に、入院友達と、退院後初めて対面でランチの会をしました。LIN

          オンコタイプDXの結果

          病理結果

          9月22日、手術して摘出したがん細胞を病理検査していた結果を聞くために、1ヶ月ぶりに病院に行きました。 入院中も、この病理結果がかなりのキモと聞いていたのでこの日が来るのが正直怖かったです。 わたしの場合は、ステージ1のホルモン受容体陽性、リンパ転移なしということはこれまでの検査で分かっていましたが、術後の治療で抗がん剤を使うのか、ホルモン治療は何を使うのかなどの治療方法を決めるために、詳しい情報がこの病理結果で分かります。 ステージ1だから抗がん剤を使用しないとは限らなく

          病理結果

          仕事への向き合い方と日々のイライラ

          会社に出社するようになって早2週間がたちました。 それほど忙しくはないけど、自分の仕事に対する向き合いかたも変わった気がします。 今までは商売上のお取引先や社内の仲間も含めて、迷惑をかけないこと、欲を言えば 求められていることを先回りしてやろうと、自分なりに考えていました。もっと収益を上げるために 何をするべきか、新規開拓についてどうやって進めるかなど。普通の日本の会社員なら そうやって日々仕事している方が多いのではないかと思います。 乳がんになって、手術で休んだり身体がつ

          仕事への向き合い方と日々のイライラ

          太り気味、、、

          入院中、3食決まった時間に食事をしっかりとっていたからなのか、退院するとき2-3キロ太っていました。 全然動かないし、そのせいか便秘気味でもあったので、退院してある程度、普段の生活になったら 戻るだろうと思っていました。 しかし、なんだか退院して家に帰ってから、食欲が増加しています。 しかもそれまで甘いものを食べることはあまりなかったのですが、無性にチョコレートとかデザート類が食べたくなる。まだホルモン治療をしているわけではないし、普通の生活に戻ったのに、ぶくぶく太ってい

          太り気味、、、

          出勤

          8/22会社へ出勤。まだ胸の手術傷口が少し痛いのと可動域が狭く多少不自由で、満員電車に乗るのが怖いため朝早く家を出ました。電車は人とぶつからない程度にすいていたのでこの程度なら大丈夫そう。 普通の状態なら多少、人と肩がぶつかっても別にずんずん進んでいくのですが、今の状況だと少しでもぶつかって、想定外の動きをとることになるとすごく痛くて、猫背&前かがみで無意識に胸をガードしながら歩いてしまいます。 早めに会社に到着して、休みの間、返せていなかったメールなどを書き始めました。

          会社復帰

          8/18まで会社を有給で休みにしていたが 8/22の月曜日は在宅勤務、8/23からは事務所に出社して勤務することとしました。 わたしの会社の手当てや健康保険は割と充実しており、傷病手当や休暇も診断書を提出したりして 産業医の確認が取れれば適用されます。 なので有給や給与のことで今回の乳がんの入院に際して特別不安なことはなかったのですが やはり2週間まるで仕事をしない状態になったので、引継ぎや社内外の方々にご迷惑を お掛けしてしまうのは、自分のせいではないと思いつつも申し訳

          会社復帰

          退院

          8/16 退院の日。昨日、仲間が一人、一足先に退院して、その日の午後にはもうそのベッドに新しい患者さんがきていました。 入院初日は術前の検査などがあるので意外に忙しく、新しい方に挨拶する時間はありませんでした。 退院の日、いつも通り朝6時に起きて(すっかり22時消灯、6時起床が習慣に。順応性が高くて助かりました。。)荷物を整理したりしている間に先生が診察に来てくださって、胸のドレーンを抜いてくれました。 昨日退院した仲間が、ドレーンが抜けると一気に痛みも軽減してストレスもな

          仲間との別れ

          今日は、同日の仲間のうち一人が退院されます。わたしより1日早く入院・手術されて、術後の経過も順調で今日が退院日です。 一人いなくなるだけで何だか寂しいし、1週間くらいしか一緒にいなかったのにすごくすごく寂しくて自分でもびっくりしました。同じ乳がんで同じタイミングで入院しているだけでこんなにも強い関係性を感じることが今までなかったので不思議です。 朝10時までに病室を出る予定で、それまでに先生の診察やリハビリの講習などを受けるようで、ばたばたでした。LINEは交換しているか

          仲間との別れ

          退院日が決まる

          8/14。主治医の先生はこまめに診に来てくださいます。今日も来てくださって、傷の具合とドレーンの液の量などをみて、退院日は8/16で大丈夫だろうとのこと。 ドレーンはまだ50mlでていましたが、ギリギリ16日の退院で大丈夫だそうです。 今日は病院内にある美容室で、ウィッグをかぶらせてもらうために午後に同室の仲間3人で行く予定です。 これから術後の病理検査の結果をもって、その後の治療方針が決まりますが、もしも抗がん剤治療を行うことになった場合、脱毛は避けられない可能性が大な

          退院日が決まる

          見送り

          今日は、わたしたち同じ病室の3人組にとっては先輩と呼ぶべき方の退院日です。先輩は約1年半前に右乳房を全摘し、今回はインプラントで再建をしに入院しておられました。3泊4日の予定で、入れる前の食塩水でパンパンになった胸から、インプラントに入れ替えて、本当に清々しい表情をされていました。 切除から再建までのご自身の経験をわたしたちに話してくれたり、大分この先の希望を持てるお話を沢山してくださって、本当に大きな存在でした。とても4日しか一緒に居なかったと思えないほど、わたしたちには