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チャレンジする人を応援:未来を切り拓くコミュニティビルダーへ

”人の笑顔を増やしたい。笑顔でいっぱいの世界を作りたいです。”とすーさんが語っていて印象的でした。彼はこれまでPOOLO JOB2期、POOLO6期、ゲストハウスなどの様々なコミュニティに参加してきました。そして、ライティングやコミュニティ構築について学び、メンバーとの繋がりを大切にしています。今回は彼のコミュニティビルディングへの思いと目覚めについて伺いました。

※POOLO, POOLO JOBはTABIPPOが運営する、あたらしい旅で自分と世界の豊かさをつくる次世代の旅人=「ニューノーマルトラベラー」が育つ学校です。

https://tabippo.net/company/

コミュニティ作りへの目覚め

ーー経歴を伺うと、子どもの頃からピアノを習い、中学校では吹奏楽部、大学では合唱とバンドサークルに所属し、音楽に長く親しんできた経験があるそうますね。これまで吹奏楽部やサークルでコミュニティの良さを学んだといえますか?

そうですね、吹奏楽部やサークルではチームで何かを達成する喜びや、裏方の役割の難しさを学んだといます。大学2年の時からサークルの代表の一員としてリーダーシップを発揮し、裏方の仕事も担当するようになったのです。約90人のメンバー全体をみながら、メンバーの指導や楽譜の管理をしてました。
年に2回 のライブハウスでパフォーマンスがあるのですが、その際にはステージ構成や出演メンバーの決定なども行いました。自分がパフォーマンスするのも楽しいですが、裏方としてみんなが楽しむ姿を見ることにやりがいを感じたのを覚えています。
サークルでリーダーや裏方の役割を担うことで、これまでにないチャレンジに挑戦できたんです。かなり苦労もありましたが、非常にいい経験でした。音楽が好きであっても、コミュニケーション能力がなければ伝わらないし、誰と演奏するか、誰と一緒に活動するかというのが重要だということをその3年間で学びました。

中学校の吹奏楽部で始めたというトロンボーン Photo from すーさん

ーー高校では一旦音楽からはなれていたそうですね?
高校で部活を途中で辞めたことを今でもすごく後悔しています。進学校に通っていたため学業に影響が出る場合、部活をやめるように奨励されていました。あの時ほど何もチャレンジしなかったことはないです。とにかく勉強しかしていませんでした。その時期に得たことは、行動しないと何も生まれないということくらいです。

ーーなるほど、チャレンジしなかったことを後悔されたんですね。
実は大学時代にも後悔していることがあります。2011年の11月に、ボランティアで震災後の南三陸にゼミのメンバーと行ったのですが、その経験を今でもよく覚えています。
物資を仮設住宅に届けたり、地域の人と交流したり、子供たちとサッカーしたり、本当ささやかなことしかできませんでしたが、そこでもっと多くの人に貢献したいという気持ちが芽生えたんです。
それから就職前に休学して、南三陸・気仙沼に滞在したいと思ったんです。現地の人と企業作るとか、まちづくりに関わって、何か役に立ちたいと考えていました。でも、それをやるのは結構勇気が必要で。当時は、後押しする仲間が周りにいなかったんです。今ならTABIPPOのコミュニティがあるから仲間もいてバックアップしてくれますが、その頃は就職へのプレッシャーもあり、こころざし半ばに社会人になってしまいました。
今思えば、自分の本当にやりたいことに蓋をしていたんです。もっとやりたいことがたくさんあったのですが、”失敗したらどうしよう”とか、周りからの評価を気にしすぎて、特にチャレンジせずに終わったように感じました。

Photo by かねごん

ーーやりたいことを後押しする環境がなかったんですね。就職についても少し教えていただけますか?
学生時代に一定期間地方でのプロジェクト活動したいという願いが叶わなかったので、地方転勤ができる大手コンビニ企業に就職しました。その企業を選んだ理由は食品関連というのもあり、人の役に立つ機会もあると考えたんです。
仕事自体はすごく楽しく面白かったのですが、忙しさに圧倒されました。忙殺され、地方へ行っても体調を壊すだけで地方活性化に貢献できないと感じたんです。それで約1年半で転職し、IT企業の営業の職に就きました。
ちょうど転職前のタイミングで、友人とお世話になった方との共同事業を始める機会が巡ってきたんです。ビジネス向けのコミュニティに入り、勉強会やセミナーに参加して、毎日が忙しかったけれど充実していました。

理想のコミュニティの形について

ーー初めてゲストハウスに行ったのはいつ頃ですか?
転職してしばらく経った頃、初めてゲストハウスに行きました。5~6年前の夏、1週間の休暇をとることができたので広島に行くことにしたんです。その旅で訪れたゲストハウスが素晴らしくて。場所もいいし、海と山に囲まれていて、景色も最高でした。そして、多くの旅人たちが集まっていました。
その出会いをきっかけに、さまざまなゲストハウスを紹介してもらうようになり、全国各地のゲストハウスを巡る旅を楽しむようなりました。

ゲストハウスではフリーランスの方や地域おこし協力隊などの方々と出会いがありました。様々なバックグラウンドや世界があることを知り、東京に限定されず自分の可能性が広がっていることに気づいたんですよね。
この時にコミュニティ、いわば”人が集まる場所”を作るのに、ゲストハウスの形態はいいなと感じました。旅人とローカルの人がうまく交流できるゲストハウスを絶対に作ろうと思ったんです。

Photo by かねごん

ーーそれは素敵ですね!多拠点生活をされているそうですが、どういう経緯で始めたのか教えてください。
この頃、仕事やビジネスが自分の本当にやりたいことではないとうすうす感じていました。やる気が徐々になくなり、限界を感じたのは2022年の4月頃。お金の問題や人間関係の課題、すべてがうまくいかなかった時期でした。
とにかく逃げ場がほしくて、週末の予定をキャンセルして伊豆や鎌倉へ足を運びました。自然に囲まれて息抜きして、その場所で仕事をすることに魅力を感じたのです。こうしてワーケーションというスタイルに完全にハマりました。
ワーケーション先を探していて、同年の8月にLACという多拠点生活サービスの存在を知りました。定額で全国50拠点のゲストハウスに住めるというもので、現在もサービスを使っています。

最初は東京と地方の2か所で生活を考えていましたが、ゲストハウスの宿泊者から様々なおすすめ情報を次から次へともらえてたんです。すすめられた場所へ訪れているうちに、自然と多拠点生活へ繋がっていきました。

ーーコミュニティの口コミで、拠点が広がっていったんですね。では、POOLOに入った理由はなんですか?
多拠点生活をしている中でPOOLOについて知りました。入ろうと思った理由は、新たな仲間を作りたかったからです。2023年に入りフリーランスとして活動し始め、自分だけでなく誰かと共同でビジネス展開したいと考えました。好奇心旺盛で、0から1を築ける明るく素直な仲間はどこにいるだろうと考えた時、TABIPPOのコミュニティの中に多くいると感じたのです。
最近考えていることは、POOLOを通じて人生の進むべき方向を見つけ、POOLO JOBでライティングスキルを磨くことです。ライティングもコミュニティも笑顔であふれる世界を築きたいと考えています。

コミュニティビルディングへの思い

Photo by かねごん

ーーすーさんの理想のコミュニティとはどういうものですか?
旅人とローカルの方が交差してコラボレーションできるコミュニティを築きたいと考えています。常連のお客さんが訪れ、人が集まるような場所を作りたいですね。友達をつくったり、次の仕事のきっかけに繋がる場所にするのが目標です。
人と人がずっと繋がっていけるような場所を目指しています。誰かの背中を後押しして、人生が前進していくような、新しい世界を切り拓く鍵となる場所を作りたいです。そして、50年、100年後も続くコミュニティを築いていきたいですね。

ーーモデルとなるコミュニティはありますか?
札幌のゲストハウス、Wayaです。2023年6月にWayaで1か月間のヘルパー・スタッフとして働いていました。Wayaはゲストハウスのモデルとしても面白く、様々な国籍の人が集まって交流しています。

Wayaのバー Photo from すーさん

実はゲストハウスの寿命は比較的に短いのです。でも、人と人の繋がりが強いゲストハウスは存続していけると感じます。僕の見積もりでは全体の2割程度が存続してると思いますが、その中でWayaは今も続いています。本当に人と人の繋がり強い場所は、コミュニティが続いていくのだと思いました。

ーー今後について教えてください。
現在はフリーランスとして活動していますが、将来的には企業にまた勤めながらゲストハウスを運営するという選択肢も検討しています。誰かの人生の後押しとなって前進を助ける、新しい世界を発見し・切り拓く、そんな機能の場所を作りたい。人と人がずっと繋がり、発展するコミュニティを築いていきたいです。

最後に

チャレンジの中で得られる喜びと、やりたいことを成し遂げられない悔しさや挫折をすーさんは経験してきました。だからこそ、彼はチャレンジしようとする人をサポートできるのです。挑戦する人を応援し、笑顔を増やすという思想は素晴らしいものです。
多くのコミュニティを経験した彼は、チームをリードし、頼りにされる心強い存在です。POOLOとPOOLO JOBを卒業した後、彼が手がけるコミュニティから羽ばたく人の成功も楽しみです。

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