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新潟 長岡の旅!その②

長岡の2日目。
旅館の朝食が素朴でとても美味しくて、ごはんおかわりwして出発です!

その前に、そもそも「なぜ、縄文土器を見に行きたい!」と思ったのか・・

実は古代に関心を持ったのは、韓国在住時からでした。

今から6年前になりますね。

日本に近い韓国の海側には前方後円墳があったり、プサン近くの博物館に行くと日本の出土品と同じものが展示されていて、びっくりしたのです!!


次に当時、そこからいろいろと調べていくと、ある新聞記事に出会いました。


「まさに奇跡的。暗い低温の水底で、空気や日光に触れることなく真空パック状態で水漬けにされたため、様々な遺物が極めて良好な状態で保存された」。若狭三方縄文博物館で学芸員を務める小島秀彰さんは、鳥浜遺跡が「タイムカプセル」と呼ばれる理由をこう説明する。(ttps://www.nikkei.com/article/DGXDZO46812100S2A001C1EL1P01/ からの引用)




ちょっと待てよ!!

古代って、せいぜい「はじめ人間ギャートルズ」のような生活じゃなかったの?!(☟念のために)


でも、実際は。。。

高度な航海技術による、頻繁な地域交流の跡や・・・

1万2千年前には、漆の技術さえ持っていた・・・


学校の歴史の授業では「世界4大文明」とかいうけど~
日本の縄文文明を入れて、「世界5大文明」にしないといけないんじゃないの???!!!

と、真剣に思ったのです。

四大文明とは、
中国文明(紀元前14000年から紀元前12000年頃)
インダス文明(紀元前7000年頃)
メソポタミア文明(紀元前5500年頃)
エジプト文明(紀元前5000年頃)
の4つを指します。

「世界4大文明」検索による


もうひとつは、帰国後(4年前)、とある歴史勉強会で出会った福島県出身の友人が、きれいな布袋から大切に取り出したモノを見せながら・・・

「これね、実家の立て直しの時に出てきたモノで、市役所に持って行って調べてもらったら、縄文時代の土器だったの。

それで文化財として寄付させてほしいといったら、『申し訳ないけど、なかったことにしてほしい・・』といわれてね、おかしいでしょう?!

どういうことなんでしょうね・・・
出土してはいけない何か事情が、あるのかもしれないのよね・・・


でもね、この土器には指紋もあるのよ!!
何千年も前の人の指紋かと思うと、それこそドキドキしちゃうのよね♡ 」


えっ、なにそれ???!!!

それこそ指紋には、私も触らせてもらってドキドキしましたが~♡

縄文土器が出土しても「なかったことにしてほしい」って、行政がいっちゃっていいの???!!!(隠蔽しなけれならない、何かがあるの???)



そして去年の暮、極めつけはSHOGEN君の本を通して知った、生き方としての「縄文文化」でした。


こうなると自分の誕生日に、こういうお買い物までしちゃうのです~w



随分、前置きが長くなりましたm(__)m


長岡、縄文ツアーです!!

まずは友人と地域バスにゆらゆら揺られながら、40分ほどで馬高(うまたか)縄文館へ行きました!


メインゾーン!
これは映画「縄文にハマる」で紹介されて、一番行きたかった博物館のひとつでした!!
(写真はお借りしました。)


「火焔土器」とは1936(昭和11)年馬高遺跡で最初に発見された1個の土器につけられたニックネームで、それ以外の類似した土器については「火焔型土器」と呼び、王冠型土器などを含む土器全体を「火炎土器」というんですって。(☜事務所にいた研究員さんに、わざわざ質問してしまいましたw)


縄文土器というと、教科書にも出てくるこの☝「火焔土器」が印象的ですが、このカタチは新潟県内にしかなく、これは長岡で発見されたので長岡は「火焔土器のふるさと」って言われてたんです。

知らなかったなぁ・・・


外に出ると、当時のお家(竪穴式住居)が2つありました。

ひとつは雨か雪解け水でしょうか、お家の中が池になってしまってましたが、もうひとつは健全で中に入れたのです。

そこにある丸太の椅子に友人と座りながら、いろいろなお話をしました。

あまりにも居心地がいいので、時間を忘れそう~!!

そしてSHOGEN君が言っていた「アリの目線」で地面を見つめてみました。

なるほど、確かにアリの目線で大地と出会うと
こんなにも、自然が近いんだな・・・♪


手前の方のお家でくつろぎましたw (写真はお借りしました)


地面には、きれいなネモフィラが生き生きと咲いていました♡

こっち向いて、笑ってるし~♪



良いお天気の中、次はてくてく歩いて15分の新潟県立歴史博物館へ。


大きな博物館で、全部見ることができませんでしたが、「縄文文化を探る」「縄文人の世界」のコーナーはじっくり見て回りました。


縄文コーナーの入り口です。


専門家さんの解説時間と、たまたま合ったので聞いてみましたが、う~ん。

あくまでも主観ですが、学術的になると、面白いものも・・・w

まっ、ありがたかったです!!


入り口のモニュメントにハマってしまった!!
かわいい~♪


なんかいい~♪


以前どこかのサイトで見ましたが、縄文文化の死生観の「再生」と「循環」いう言葉に惹かれました。

村の真ん中に、お墓があって・・・
死んだら、胎児のように丸く埋めて・・・
命の「再生」を祈った・・・

こういう死生観だったら、肉体の死が恐怖になりにくいですもんね?!


実際、今回父親が亡くなって、直ぐの娘の妊娠を体験すると「命のバトン」という「循環」を実感させられましたね。

探してみたら、☟こういう表現のサイトもありました。

縄文土器は日常の煮炊きに使用されただけではなく、時には生まれた直後に亡くなった新生児を埋葬するときの棺桶(おけ)としても使用された。中には、口縁部に母親の顔、胴部に胎児の顔を付け、胎児が母親の腹から生まれ出る瞬間を表現した出産文土器もある。このことから、縄文人は土器を女性として捉えており、子供の再生を願って土器の中に埋葬したと考えられる。縄文文化には生命の再生・循環という死生観があったと推察される。

縄文文化:先史時代の日本列島に形成された狩猟採集民の文化 | nippon.comからの引用


日本の四季に合わせた縄文人たちの食生活♪
カレンダーにするって、発想が素敵ですね!!


あっちみても土器、こっち見ても土器!!(写真はお借りしました)



なんでしょう・・・

これだけの量の、当時の作品に触れると・・・

なんか呼吸が穏やかになって、心が豊かになるのは・・・


素敵なご先祖様をいただいた日本人であることに感謝です!!


長い間お付き合い、ありがとうございました。




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