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花鳥風月、消えていく日本の四季

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日本の自然について感じることを書いていきます。
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花鳥風月、消えていく日本の四季~レンゲ畑にヒガンバナに

 子どもの頃、レンゲ畑で寝転んでいた。田んぼの中だけど、芝生の上にいるようにレンゲが敷き…

赤白黄色すいすいすいすいスイカズラ

 つぼみに赤い色をまとい、開くと真っ白なスイカズラの花。しばらくすると鮮やかな黄色になる…

なんじゃもんじゃ

 なんじゃもんじゃってなんじゃもんじゃ。  noteでなんじゃもんじゃの記事を立て続けに見て…

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桐一葉、その前に紫の花

桐一葉日当たりながら落ちにけり  高浜虚子  秋の陽をあびながら大きな桐の葉が風に乗り落…

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白いレンゲが咲いていた

 昔はレンゲ畑がたくさんあった。  田んぼ一面が赤く染まっており、寝っころがることもでき…

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野原のイチゴ観察日記

 家のそばの草の中に一株のいちごが生えていた。畑などまったくない草の中に生えていた。  …

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春の色

 新年度が始まり、怒濤の1週間が過ぎた。  ふと見ると、スイセンの花が枯れている。いつ咲いたのだろう。  咲いていた時を知らないままに枯れていた。  横にはまだ花をつけている別の種類のスイセンがあった。  町には桜が満開で、山を見ると、ピンクの桜の花ではなく、白いコブシの花が咲いている。  コブシとはいうものの、神戸の六甲山系では、コブシの花よりも小さいタムシバの花が咲く。その花が山の斜面にぽつぽつと咲いている。  六甲山の春。  子どもの頃の景色とは違うこの景色を見る

イタチがイタっち

 夕方、歩いているとイタチがいた。しかも、街の中で。  人通りのある道の横に、誰もいない…

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わっ、ウメだ!

 北の山の方では、まだ堅いつぼみの梅が、南の海の方を歩くと、もう咲いていた。  季節は知…

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ファーブル生誕200年に秋の虫の声

 もうすぐファーブル生誕200年だそうで、ファーブルと昆虫のテレビ番組をやっていた。  ファ…

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山茶花サザンカ神戸市民の木、だってさ

 サザンカはツバキ科ツバキ属の木で、ツバキと同じような花をしている。  ツバキはポトッと…

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ヤマボウシはマンゴーの味

 神戸市役所の周りの街路樹に、ヤマボウシが植えてある。  ヤマボウシはハナミズキの仲間(…

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四つ花のキンモクセイが

 キンモクセイの花は、甘い香りを漂わせ、花びらが四つに分かれている。  そんな今年のキン…

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個性がなければ滅んでしまう

 春になると桜前線の話題がニュースになるが、この「桜」はソメイヨシノのこと。  ソメイヨシノはたった1本の木から接ぎ木や挿し木で増えたクローン桜だ。DNAの同じクローンだから、気温が同じ場所では同じ時に花を咲かせる。だから「桜前線」ができる。  他の桜はクローンではないので、同じ場所の同じ種類の桜でも、咲く時期には違いがある。  ソメイヨシノが生まれるまでは、桜といえばヤマザクラだった。ヤマザクラは木によって花の色や葉の色が微妙に違う。桜の花の咲く時期も微妙にバラバラなので、