古川柳八篇③ 笑われるたびに田舎の垢がぬけ 柄井川柳の誹風柳多留
当時の百万都市、江戸には多くの人が集まっていた。田舎から江戸に人が集まるのは、今の東京に地方から人々が集まるのと同じ。江戸の昔も現代もそんなに変わらない。
江戸時代に柄井川柳の選んだ川柳を集めた「誹風柳多留八篇」の紹介、全5回の3回目。
江戸に集まった人々の小さな楽しみのひとつが、川柳を創ることだったのだろう。
読みやすい表記にし、次に、記載番号と原本の表記、そして七七の前句をつける。自己流の意訳と、七七のコメントをつけているものもある。
笑われるたびに田舎の垢が