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2024 なでしこリーグ1部 第8節「静岡SSUボニータ vs バニーズ群馬FCホワイトスター」超主観的振り返り

ボニータ 2-0 バニーズ
【得点者】
ボニータ:白井 未来(19分)、土屋 佑津季(63分)

バニーズ:-

2024年5月5日。

快晴。気温29.7℃

夏のような太陽が光を照らす中「ワッショイ!ワッショイ!」の声がこだましました。

ここは浜松まつり会場ではありません。

磐田スポーツ交流の里ゆめりあサッカー場。

静岡SSUボニータの応援グループBLUE GALLOPを中心に、スタンドのボニータサポーターの掛け声と手拍子に合わせて勝利を喜ぶ選手達の姿がありました。

彦坂桃花の背中を押す髙橋美春
彦坂ダンス!
これが見たかった!
ガッツポーズで決める!

なでしこリーグ1部 第8節

静岡SSUボニータは、バニーズ群馬FCホワイトスターと対戦。

結果は2-0でボニータの勝利。

ホームでの勝利は今季初。

前回ホームでの勝利は、2023年5月6日スペランツァ大阪戦以来。
ちょうど一年前でした。

私もボニータがホームで勝利する瞬間に立ち会えたのはこれが初めてでした。周囲のボニータサポーターと何度も何度もハイタッチ。

ここまで長かった。でも最高だ!

快晴のゆめりあで行われた歓喜の試合を振り返ります。


スターティングメンバー

安間帆乃香が第3節名古屋戦以来5試合ぶりに出場。渡辺彩香が3試合ぶり、土屋佑津季が2試合ぶりにスタメンに復帰しました。

CBは、塩澤優岩本有叶のコンビ。山田優衣はベンチに控えます。

第3節名古屋戦以来の出場 GK安間帆乃香
3試合ぶりのスタメン復帰 渡辺彩香
スターティングイレブン


塩澤優 リーグ戦通算100試合出場セレモニー

2024年4月29日、第7節 ASハリマアルビオン戦出場で、塩澤優がリーグ戦通算100試合出場を達成しました。

試合開始前には花束贈呈のセレモニーが行われました。

BLUE GALLOPも100試合を祝福するパネルを掲げました!

今季はキャプテンとしてボニータを引っ張る塩澤選手。
スタメンフル出場を続けるその姿は、選手や監督から絶大の信頼を得ているに違いありません。

今後のボニータ躍進のために欠かせない選手。

本当におめでとうございます。


白井未来ヘディングシュートで先制!

塩澤優の100試合出場を勝利で飾りたいボニータ。
序盤から攻勢をかけます。

18分、ボニータ早くも4本目のコーナーキック。
キッカーはレフティの渡辺彩香

インスイングのボールはファーサイドへ大きな弧を描き、そこへジャンプで合わせてきたのが白井未来!ドンピシャのタイミングでバニーズのゴールに突き刺さってボニータ先制!

今季、大和シルフィードから移籍してきた白井未来。嬉しい移籍後初ゴールを決めました。

開幕以降、ボニータでは複数のポジションを務めてきた極めてポリバレント性の高い選手。なんども積極的な攻撃参加を見せてきた選手でしたが、遂に決めてくれました。

バンザイで喜ぶ白井未来
三輪玲奈とハイタッチ
コーナーキックの渡辺彩香も喜ぶ

セットプレーでここまで綺麗にゴールが決まったのは久しぶりですね。このような得点シーンが増えてくれば、ボニータの勝利の確率も上がってきます。

そして渡辺彩香のセットプレーのボールの質は高い。さすがです。


土屋佑津季が追加点!

前半1-0で折り返したボニータ。

前半優勢に試合を進めましたが、1点のリードではまだまだ安心ができません。後半早い段階で追加点を上げて確実に逃げ切りたい。

61分、塩澤優が前線に送ったボールをバニーズが後方に戻します。金丸翔子が回収して梅津真央白井未来とパスをつなぎます。

白井未来がボールを持った瞬間に、土屋佑津季が走り出します。裏のスペースに絶妙のスルーパスを出した白井未来。土屋佑津季が受けて左サイドからスピード上げて仕掛ける得意な形。

GK松本紗和選手と一対一になり、左脚でボールを蹴り込む土屋佑津季。そのボールは真っすぐにゴールネット上面の刺さるナイスシュートで2点目!

土屋佑津季は今季3ゴール目。

前節、アウェイハリマ戦では何度も決定機がありながらもフィニッシュが決め切れなかった土屋佑津季。結局は敗戦となったため、恐らく今節にかける思いは強かったと思います。

その想いを払しょくするかのようなゴールでした。

ゴールを決めて満面の笑みの土屋佑津季
アシストした白井未来と喜ぶ
チームメイトとの歓喜の輪
ベンチの彦坂桃花(左)と山田優衣(右)に抱きかかえられる


ルーキー中島咲友菜が光る

前節アウェイハリマ戦でなでしこリーグ1部デビューした中島咲友菜。63分、土屋佑津季と交代しホーム初出場。

中島咲友菜のプレーを間近で観るのが楽しみでした。

64分、ボールを受けて右サイドから駆け上がりボックス間際から山本心に向けてクロスを上げます。

ハリマ戦に続き今後を期待させるプレーを見せました。今後もメンバーに食い込んできそうな選手です。

ホーム初出場中島咲友菜
チャンスメイクする中島咲友菜


次節へ向けて

ボニータは見事クリーンシートで勝利。

WOMは、1G1Aの白井未来。文句無し。

WOMは白井未来
笑顔でインタビューを受ける

100試合出場達成したキャプテン塩澤優にもインタビュー。ホームでの勝利の喜びと、今後の抱負として若い選手の見本となることを語っていました。

通算100試合出場のインタビュー 塩澤優

昨年なでしこリーグ1部初挑戦だったボニータは苦戦を強いられ、思う様に勝ち点を積み上げることはできませんでした。

今季は、小川貴史監督が昨シーズン一杯で退任し、後任がなかなか決定しませんでした。本田美登里監督が就任発表があったのは開幕1週間前でした。おそらく本田監督によるチームの積み上げも道半ばだと思います。

ようやくホームでの勝利を掴んだボニータ。

この勝利を足掛かりに、勝ち点3を積み上げて、自信と実力を付けて欲しいと思います。

またホームの勝利で選手やサポーターたちと喜び合いたい。
あの瞬間を味わいたい。

最高の瞬間

この日ゆめりあサッカー場の入場者数は508人。Jリーグに比べれば圧倒的に少ないのが実情ですが、昨年序盤は200人台だったことを考えれば、間違いなくボニータの試合を観てくれる人は増えていると思います。

ホームでの勝利は、今後のファン・サポーター獲得に向けて何よりの材料です。これを続けて、上位進出、そして、ゆめりあサッカー場、ヤマハスタジアム、エコパスタジアムにたくさんの観客が来場されることを心待ちにしています。


次節は、5月11日13時キックオフ。
日体大SMG横浜とアウェイゲームを戦います。

今季初の連勝といきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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