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考えていること

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。
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#小説家日常

2023年の仕事と創作を記録したよ!

2023年の仕事と創作を記録したよ!

振り返り記録をつけるの大変なんだけど、自分の励みになるのでやっておく。今年もたくさん書いたし、いろいろな人とお仕事しました。本当にありがとうございます。書くことを仕事にできて、本当に幸せ。

今回の日記は、去年から継続の仕事は「◆」、2023年新規の仕事は「★」にしてみました。新しいお仕事が13件。継続が15件。半々でちょうどよいバランスかも。新規も継続もどちらも有難いです。お世話になりました。

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わたしにしか書けないものは、書いた後に見つかるのかもしれない。

わたしにしか書けないものは、書いた後に見つかるのかもしれない。

写真教室で手だけ出演した写真も面白いよと教えてもらったので、おもちと手のコラボをしてみたら、お気に入りの写真が撮れた。おもちの人間大好きっぷりが表せた。(写真教室の話はこちら)

この写真はわたしにしか撮れない写真だ。技術の話ではまったくなく、おもちと常に一緒にいて、しかもカメラに興味があったから撮れた写真。写真教室でみんなで同じものを撮っても全然違う写真になるのが面白かったけど、そのあとインスタ

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北海道の女満別空港から遠軽町へ

北海道の女満別空港から遠軽町へ

大阪在住だった友人が結婚して夫婦で北海道の遠軽町(えんがるちょう)に移住して、宿を建てたので、遊びに行ってきました。何のこっちゃわからないでしょ…。わたしも何のこっちゃわからないから、とりあえず行ってみました。

女満別空港から車で1時間ほど。遠軽町の旧白滝地区にある、自家焙煎珈琲とお宿『森の暮らし』。

どーん。まじかー。可愛すぎる。2階が宿泊スペース。わたしの腰のあたりの本棚にチラリとオレンジ

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怖いと思ったことに突っ込んでいくと、新しい世界が開けるんだと思う。

怖いと思ったことに突っ込んでいくと、新しい世界が開けるんだと思う。

相変わらず、ホームページどうするか問題をぐだぐだ考えている。でも、1つ、くっきりと、やるべきことが見えた気がしている。小説家で居続けたいなら、小説を書かなくてはならないということなのです。いや、当たり前だろ。当たり前なんだけどさ。

わたしがやろうとしていることは、わたしのためのメディアを自分で整え、小さなお店として開業することだ。一度来てくれた人が、また次も来たいと思ってくれて、来たら楽しんでも

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何を書きたいかは、これから見つけていけばいいんだ。

何を書きたいかは、これから見つけていけばいいんだ。

小説家であり続けるために、ライバルの少ない分野で書き続ければいいのではないか、というような記事を書いたのはほんの1か月前なのに、今はまた真逆のことを考えている。

ライバルの少ない分野というのは、たとえば、科学書やビジネス書のゴーストライターを小説で書くという仕事だ。きっと需要はあると思う。ライターと小説家の両方をガチでやっている人しかできないから、ライバルも少ない。できます、やりますと看板を掲げ

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ホームページ問題その②:要するに、人生をどうしたいのか問題であった。

ホームページ問題その②:要するに、人生をどうしたいのか問題であった。

前回に引き続き、ホームページどうするか問題。初めて人にホームページ制作をお願いすることになったので、いろいろ考えているのだけど、やっぱり一人で考えるよりも気づくことがたくさんありすぎる。

わたしは理系ライターも小説も講師も舞台もあれこれやりすぎて、しかも小説もジャンルがいろいろすぎて、どうやってわかりやすく見せたらいいんだろうと悩んでいた。まるでモノが多すぎて片付かない部屋の真ん中で途方に暮れて

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ホームページをどうしたいのか問題。

ホームページをどうしたいのか問題。

京都の八幡市のデザイン事務所「包むデザイン」の代表のつむさんと知り合った。雑談をしているうちに、ホームページを作るって、そもそも何のために作りたいのか、ということから考えないといけない、ということに気がつくことができた。

わたしは何のためにホームページを作ったのか、ということを自分に問うてみたら答えが出なかった。最初(20年くらい前)はホームページを作ることが楽しくて、htmlを覚えて、ちまちま

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戦う相手を間違えていた。でも、戦う相手が見つかったよ。

戦う相手を間違えていた。でも、戦う相手が見つかったよ。

うじうじ悩んでツイッターでつぶやいているうちに、何かを発見することがある。そうしたら、嬉しくなって、noteを書く。noteを見返すと、何度も同じことを書いている。ようやくたどりついた場所に言葉のくさびを打ち込んだら、それでもう力尽きて、実行するどころか、またひゅーっと下まで落下してしまう感じ。

でも、何度でも這い上がればいいのだと思う。前に打ち込んだくさびが残っていて、また同じことをやっている

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#BFC4 ありがとうございました。Aグループ作品の感想と、各ジャッジ評の感想

ブンゲイファイトクラブという原稿用紙6枚のブンゲイ作品で戦うイベントに参加していました。ファイターとしては予選落ち(作品こちら)、ジャッジは応募者全員通過ということで、ジャッジで1回戦に参加しました。
選りすぐりの作品たちを、何らかの基準でジャッジして、勝ち抜けを1人選ぶ。そしてファイターはジャッジをジャッジして、ジャッジの勝ち抜けを選ぶ。そんなイベントです。

現在2回戦が進行中。わたしは2回戦

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「みんなに好かれたい」という気持ちが、わたしの行く道をブロックしていた

「みんなに好かれたい」という気持ちが、わたしの行く道をブロックしていた

『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』というタイトルの松浦弥太郎さんの本を読んでいる。その中に、なんでもベスト10を考えてみるという項目があって面白かった。たとえば好きなものベスト10を考えたら、「好き」の深堀りができる。

松浦弥太郎さんのエッセイが好きなわたしは、すぐ感化されて、さっそくベスト10リスト作りをやってみた。googleスプレッドシート(オンライン上のエクセル

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自然体の謙虚さを身に着けたくて考えた結果

自然体の謙虚さを身に着けたくて考えた結果

わたしが尊敬する人は、みんな謙虚だ。すごい人たちなのに自然体で、無理してる感じとか、嫌な感じが少しもしない。ちょこんと、きょとんと、ただそこにいる感じ。殺気を消している感。

そんなふうになりたいのに、最近のわたしは何だか傲慢で不遜で偉そうな嫌な感じだ。漫画とかで、主人公にやられる役で出てくる、ちょっと腕っぷしに自信がある下っ端のチンピラみたいに、オラオラしている。歳をとって経験が増えて、いろんな

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「きれい」を無邪気に楽しみたい

「きれい」を無邪気に楽しみたい

42歳になった自分の容姿と心の折り合いがつかない。普通に生きているだけで太ってくるし、アプリで加工しないと顔がぼよーんとしてるし、可愛らしい服も似合わなくなるし、白髪が増えてくるし。

どうやって受け入れたらいいのだろう。自分大好きなうえに、時代のルッキズム(外見至上主義)の呪いにどっぷり浸かって、その呪いも振りまいて生きてきたツケを、どうやって払えばいいのかわからない。

話は少し変わるけれど、

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自分がどう生きたいかで進路を決めたらいいよって若者にアドバイスしてたら、自分ができていないことに気づいた話

自分がどう生きたいかで進路を決めたらいいよって若者にアドバイスしてたら、自分ができていないことに気づいた話

科学のことを分かりやすく伝えるサイエンスコミュニケーターや理系ライターの仕事に興味があるので話を聞かせてほしい、という連絡が理系の学生さんや博士課程在籍中の大学院生の方から同時多発的にきて、20代の人たちってどんなこと考えているのかなと思ってZOOMでお話しをしたりなどした。

博士課程在籍中、わたしも進路にとても悩んでいた。博士まで来たのだからそこから先は研究者になるべくがむしゃらに邁進したらい

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努力していないから嫉妬する権利がない、ということに気がついた

努力していないから嫉妬する権利がない、ということに気がついた

活躍している小説家や本屋に並ぶベストセラーと銘打たれた本を見ると、嫉妬で苦しくて逃げ出したくなる。つらくて情けなくてみっともなくて、そんな自分が嫌になる。

どうにかならないものかと思って、ダメもとで裏紙に自分の気持ちを書きだしていたら、タイトルの結論にたどり着いた。わたしは小説を書く努力をしていないから嫉妬する権利がない、と。

努力をしていない、と言い切るのは難しい。そんなことない、がんばって

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