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書いた本が人気ランキングに入るには

 電子書籍の読み放題で有名な某書籍販売サイトでは個人が作成した電子書籍を販売している。そういった方々の色々な電子書籍を私も読んでいる。参考になる本も少なくなく、重宝している。

 中にはそうした電子書籍を作成し販売するためのノウハウを説明した本がある。それらの作成販売のサポートをする方もいるそうだ。さもありなんと納得する。

 そんな動きが生じる位なので「読んでもらえる」ということは電子書籍の作成者にとって大きな関心事だろう。電子書籍に限らず、文章を投稿する人には同様の願望があると思われる。他でもなく私自身もこうして文章を投稿するからには読んで貰いたい。特に本業である知的財産の活用に関して投稿した文章を読んで貰うことは重要と思っている。知的財産の活用を意識できるか否かは企業活動に小さくない影響を及ぼすからだ。

 一方、そういう文章を読んで貰うのは容易なことではない。俗に「バスる」と言われるような爆発的な関心および反応を集めることは言わずもがなである。一体何が足りなくてこのようなことになるのだろうか。

 上述の通り、私が特に読んで貰いたいのは知的財産の活用に関して投稿した文章である。そのため、上述の某書籍販売サイトにおける経営戦略についての書籍人気ランキングを見た。経営戦略のランキングを見たのは知的財産の活用が経営戦略の一種だからだ。その結果、経営戦略のランキングにおいて上位を占めるのは、お金の儲け方・コミュニケーションの取り方であった。知的財産に関連がありそうなテーマのうちもっともランキングが高かったのはブランディングの本だったが、上位ランキングに入っているとは言い難い。いわゆる特許で儲けるというテーマの本はランキング中に見当たらなかった。

 現在の日本国民には収入面で先行きの不安を感じる方が多いことだろう。それゆえにお金の儲け方の本が人気を集めることになったのだと拝察する。知的財産の活用について書かれた本が人気を集めることは難しそうである。

 とすると、知的財産の活用をストレートに述べた文章では読んで貰うことが難しく、どうすれば利益につながるのかを的確に突いた文章にしなければならないようである。私見では、いわゆる特許で儲ける(=ライセンスを第三者に与えてロイヤリティーを受け取る)というのは難しい。結果としてそうなることはあるのだが、最初からロイヤリティー狙いで発明を完成させたような場合には契約書を交わすことさえ困難である。契約書を交わせたとしても商品がまったく売れず契約が有名無実になるということもある。これに比べるとブランディングはまだ儲かると思われているようだし実際その通りだが、ブランディングで儲かるというのはポイントカードを作って買い物をしていたらポイントがたまるようなものに過ぎずそこまで儲かる訳でもない。知的財産で儲けるのはもっと別の方法論に準じる方が良いのだが、それはある意味当たり前のことに過ぎず知的財産で儲けているようには見えない。

 閑話休題。とにかく知的財産の活用をストレートに述べるのではなく金銭的利益をどうやって得るのかにフォーカスした文章でないと人気を集めるのは難しいようだ。これを実現できるように文章力をレベルアップしたてものである。

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