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普段づかいのトクをする

第1 お得が効率よく貯まる

 私は某ポイントカードを意識して使うようにしています。すると何だかんだで毎月千円分位のポイントがつきます。
 月に一回昼食がタダになるようなものですが、「月に一回昼食がタダになる権利を持っている!」と言えばちょっとだけ特別な感じがしませんか?
 そういうものを究極まで突き詰めると「株を買ったら若手の年収に匹敵する配当金が入ってくるようになった」みたいなところまで行くことになります。こうして考えると「ちょっとだけオトク」もバカになりません。このエッセイは、知的財産がどういうものか知っていればそんな「ちょっとだけオトク」を効率よく貯められるというお話です。

第2 どうして効率よく貯まるのか

「ちょっとだけオトク」というものは何かの手続きをしておくと後は慣れで貯まるものです。手続きとは、例えばポイントカードなら電気料金をクレジットカード払いにするとか。これは重要なことそのイチです。
 集中させることも重要ですね。ある決まったポイントカードばかり使うようにする。
 ポイントが貯まる条件に応じてトクになるよう買い物をするというのも重要です。
 もう一つ重要なのは実質的な還元率が高いポイントカードを選ぶことです。例えばポイントが使える店の物価が高いと見えない大損をすることになります。トータルで見て還元率が高いのはどこか、そこを見極める。
 知的財産でオトクな思いをするには、これらのうち特に三番目「ポイントが貯まる条件に応じてトクになるよう買い物をする」を意識することが大切です。

第3 知的財産でトクをする仕組み

 知的財産とは何か、そこの要点を知っていると普段の生活のなかで自分が利用できる知的財産を拾えるようになります。「条件を知っていればトクをする」という意味で、ポイントが貯まる条件に応じてトクになるように買い物をするのと実は同じです。
・自然法則を使って困り事を解決するのが発明・考案。
・視たときキレイ・キタナイを感じさせるものが意匠。
・商品を区別するための手がかりが商標。
・秘密にすることで差をつけられる情報が営業秘密。
・感情や思考を形にしたものが著作物。
 こういったものを意識しておくと、意外なものが知的財産になります。
 例えば、「トータルで見て還元率が高いのはどこか、そこを見極める」と上で書きました。そういう「還元率が高いのはどこか」という情報が営業秘密の一例です。
 日常の中で自然法則を利用し困り事を解決した事例は発明です。
 こうして知的財産を拾いあげることができるようになると、オトクを手に入れられるようになります。

第4 まとめ

 世間で言う「知的財産の活用」とは違う意味で知的財産活用ポイントをまとめてみました。すぐに何かを変えられるという話ではありませんが、地味にお役に立つと思います。

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