見出し画像

自分らしい呼称ってなんだ?

こんにちは〜。いま、ペットショップの中を覗きながら歩いていたら、車に轢かれかけました。いぬってこわいね。SOGI研メンバーの令です📝

本日は、最近悶々と考えている「自分らしい呼称って何だろう。」という問いから、大学の授業中にヒヤヒヤすること、初対面の人と話す上で気をつけるべきことなどについて、僕の考えを書きたいと思います。

これは、読んでくださってるみなさんに、こうしたほうがいいよ〜とか、これで解決!というものを提示するのではなく、あくまで僕自身の考えを書いているものなので、もちろん人によって考え方は違うということを念頭に置いて読んでいただきたいです!

そしてここでは、性別二元論に基づいた表現がでてきます。もちろん男性、女性以外の性はたくさんたくさん存在しますが、僕が言いたいことを説明する上で、問題提起する意味で今回は使用しておりますので、ご了承くださいませ。

①自分/周囲の人の呼称について。


みなさんは友達や家族、先輩から、どんな風に呼ばれていますか?

僕は同級生や年上の方から、最初に下の名前に「ちゃん」付けで呼ばれることが多いです。

多くの場合、女の子に対して「ちゃん」が使われることが多いですよね。もちろんあだ名や、その人のキャラクターなどによって、その限りではないと思います。

僕の場合、めちゃくちゃ不快に思ったりはしないです。僕の本名自体、気に入ってるし。でも、やっぱり、僕の名前はかなりパッと見で「女の子」と判断されやすい名前だと思います。だから「ちゃん」付けで呼ばれてしまうと、より一層自分が女の子として見られていると感じて、そんなに良い気分にはならないです。うんうん。

それで、それを避けるために活動名は、僕の本名で使われている漢字のつくりの部分をとって、「令」という名前にしています。この名前だと、「さん」「くん」「ちゃん」どれでもわりとスっと入ってくるし、名前だけ見て性別を判断されるリスクは軽減される気がします。

僕のキャラクターを知った上で、「くん」付けで呼んでくれる友達もいます。「くん」付けで呼ばれると、なぜか少し、宙に浮いたような気持ちになります。呼称ってやっぱり、大事。

「ちゃん」は女の子のもの、「くん」は男の子のもの、という訳ではありません。自分が呼ばれてしっくりくるものを、自分で選ぶことができれば良いと思います。

僕は初対面の方の最初の呼び方について、もちろん目上の方には「さん」ですが、同い年もしくは年下の方にも、名字に、できれば下の名前に「さん」付けにしようと心がけています。その後、何と呼んでほしいか本人にしっかり聞きます。これが今の僕にとっての、ベストアンサーです。

②大学の授業でヒヤヒヤした経験。


ここからは僕が大学の授業でヒヤヒヤしてしまうことについて話します。

まずひとつめには、呼称と同じく悩みの種になりえる、「代名詞(pronouns)」についてです。

特に僕の受けている授業は英語クラスが多いので、代名詞を使用せずに話を続けることは難しい。隣に座っている子が発言した後、何の了承も得ず教授や学生が「As he said...」と話し始めると、その子は「he」で大丈夫なのかな、僕が当てられた時はなんて言われるんだろう、、といつもドキドキしてしまいます。

でも、これはなかなか対策が難しいところもありますよね。言語の違いで感覚も変わるのかもしれないし、つい話の流れで口走ってしまうこともあるし。発言の前か後に名前を聞いて、「As (名前)said...」と言うのが良いのかな〜。

もちろん英語で行われる授業だけではありません。発表者を指名するときに、僕は「そこのキャップを被っている、彼か彼女!」と言って当てられたことがあります。名前がわからない時にその人の特徴を言うことはよくありますよね。

彼か彼女どちらか勝手に決められるよりはマシですが、たくさんの人々の前で、大きな声で自分の性別(しかも性自認に一致しない)を叫ばれるというのは、本当に苦痛です。服とか髪型とか座っている位置とかで何とかしてください。「窓側の前から3列目に座ってる、キャップを被ったかわいい君!」でいいんだよ。(かわいいは余計だね。)

他にも、

  • 授業中に、「女子は残って!男子は帰っていいよ〜。」などと促された。

  • グループ分けの際、男子のグループと女子のグループに分かれる、または半々になるように分かれろと指定された。

  • 履修者の名簿が配られ、すべての学籍上(?)女子学生の名前の横に印がつけられていた。

など、背筋も凍るようなエピソードを何人かの学生から聞いたことがあります。

みんなの前で、自分の性別を男女のどちらかに決めなければならない、その上それを不特定多数の前にさらされる。これは明らかなハラスメントだと思います。

「そんなん、状況に応じて適当にしたらええやないか~。」という方もいるかもしれません。僕もアンケートで答えられない、もしくは答えたくない問いが必須回答になっていたので集計者に訴えたとき、「どっちでも適当にしといてくれたら良いですよ。」と言われたことがあります。

でもねでもね、そんなことできないんだよ~。僕は自分のジェンダーアイデンティティについてずーっと考えてきたんだ。それを適当でよいだなんて言われても、それって自分のアイデンティティを無視する、存在をなかったことにすることになるよね。データももちろん正確ではなくなるわけだしさ。そのアンケート結果に、僕は存在しないことになるよね。

学生も、教職員のみなさんも、学内でアンケートをとるとき、グループ分けするとき、性別をもとに行う必要があるのか、誰かを排除することにならないのか、もう一度考えてほしいです。性別をタブーに扱う必要はないですが、多くの人々が考えるよりずっとずっとセンシティブな情報になり得ることを、覚えていてほしい。

もちろんアンケートで性別情報の記載が意味をなすものもあります。その際は、その聞き方や必要である理由、そこで言う性別の定義についてしっかり考え、記載するべきだと思います。回答の強制はだめだよ!


とまあ、僕の日頃の鬱憤をつらつら書いてしまう記事となりましたが、とにかく、僕は僕でしかないし、君は君でしかないよ~と、それだけです!僕も自分の言動によって誰かを排除してしまうことがあるかもしれないので、言葉には十分に、十二分に気をつけたいと思います。

もし、僕も授業でこんなことがあった~、これどうにかならないかな~ということがあれば、ぜひSOGI研でお話ししましょう!あなたの大事な気づきをシェアハピしてほしいです~🫶











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?