祖父とわたあめ
はじめに
こんばんは、ぬこです。
朝晩は涼しくなってきて、だいぶ過ごしやすいのですが、昼間の気温がなかなか下がらないのが辛いですね。
さて、先日で書く習慣1ヶ月チャレンジ2周目が終わりましたので、好きなことを書き散らかしていきます〜!!
本日もお時間がございましたら、お付き合いいただけますと幸いです。
施設での夏祭り
4年前の夏。
祖父が入所している施設で、夏祭りが行われました。
忙しい中、たくさん準備してくださったのだと思います。
夏祭りらしい、ちょうちんなどの飾り、輪投げやボールすくいなどの出し物もあり、「せっかくだから行ってみよう」とやってきた母と2人で「本格的だ...!」と感動しました。
入り口には、入所者の方がリハビリで作成した折り鶴などが飾られており、祖父の塗り絵も飾ってもらっていました。
入所者の方に喜んでもらいたいという、施設の方の優しさを感じました。
はしゃぐ祖父
祖父は脳腫瘍により、右半身の麻痺と言語障害があり、はっきりとはしゃべることができません。
なので、意思疎通はジェスチャーで行うのです。
そのときの祖父の目は本当にキラキラしていて、車椅子を押そうとする私や母を静止して自分で車椅子を動かしていたので、めちゃくちゃ楽しかったんだと思います笑
普段は静かな人なので、いつもの祖父と少し違う姿に驚いたものの、普段とは違うイベント。
はしゃぐのも当然か〜と母と2人で笑いましたね。
なかでも、輪投げは1番楽しかったようで、何度も挑戦していました。
手渡されたわたあめ
祖父が、「わたあめ」と書かれた部屋に入っていきました。
「甘いものは普段あんまり食べられないから、欲しいんだねえ」と母と話していたら、わたあめを持った祖父が現れました。
「良かったね、大きいわたあめじゃん」と声をかけたら、そのわたあめを私に差し出してきたのです。
祖父は不器用な人というか、無口で頑固な人だったので、一緒に遊んでもらった記憶や、何かを買ってもらったとか、どこかに連れていってもらったとか、そういうことはありませんでした。
だから、差し出されたわたあめにびっくりしたのです。
ありがたく受け取って食べた、わたあめ。
「私、もう子どもじゃないんだけどな〜」と言いながらも、本当に嬉しかったです。
子どもの時以来のわたあめは甘くて美味しく、じんわり幸せな気持ちにさせてくれました。
そんな祖父。
コロナ禍以前は、施設に面会にいくと、自分のお小遣いから買った飴をくれたりしていました。
月に1度の移動販売車でのお買い物、自分のために使えばいいのに...と思いながらも、祖父の優しさが嬉しかったのです。
今は面会もなかなかできませんが、施設の方が送ってくださる写真やお手紙で、祖父の元気そうな姿を見ています。
ただでさえ忙しいなか、お手紙や写真をくださる施設の方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
1日も早く、元の生活に戻れるよう祈りつつ。
まとめ
今日は母方の祖父との、1番心に残っている思い出を書きました!
祖父は、元気だった頃は無口で頑固だったのですが、病気を経験して施設に入ってからは、新しい入所者さんにどんどん話しかけ(身振り手振りで)、お友達を増やしているんだとか。
そんな祖父を見習い、何事も積極的にチャレンジしていきたいなあと思うのでした!
本日もお付き合いくださり、ありがとうございました!
毎日スキやフォローをいただいて、本当に本当に嬉しいです!
また明日も更新予定ですので、お時間あればお付き合いいただけますと幸いです♪
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