どん底を経験するメリット
今日は「どん底を経験するメリット」というテーマの文章を書きたいと思います。
Xを眺めていたら、「どん底には価値がある。強くなれるし、優しくなれる。」という文章が上がっておりましたので、私なりにここを掘り下げてみたいと思います。
人生は起伏があった方が幸福度が高まる、という言葉があります。
ズバリ、波瀾万丈に満ちた生き方こそが幸福とあうことです。
金持ちの家に生まれたり、イケメンだったり、美女に生まれたりすれば、人生に下駄を履かせてもらってるようなもので、楽に生活ができたり、チヤホヤされたり、しなくていい苦労や感情を持たなくても良かったりするので、多くの人から羨ましがられたりします。
まぁ、そういう人生も幸せですよね。
一方、貧乏で、キモくて、苦労が続く人生はつらくて、キツイですよね。
誰だってそうだと思います。
では、一本調子で、何不自由なく、苦労もそれほどせずに大人になるとどうでしょう。
やはり、経験値が乏しくて、視野が狭くて、世間知らずで、弱くて、人の痛みが分からない人になってしまうと思います。
人間というのは、なんらかの「負荷」があったり、嫌な思いや悔しい感情、負けた時なんかに、大きく傷付き、苦しみます。
ですが、その経験や過程を通り過ぎると「強くて、逞しく」なれます。
つまり、そういった「心の痛み」を味わうことによって、人間的に成長し、人に優しくなれるんですね。
これこそが、「どん底を味わうことでしか得られない最大のメリット」なんだと思います。
チャップリンは、人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇と言いました。
まさに、この言葉が示す通り、その時は辛くてしんどかったりしても、後々振り返ってみると、いい思い出や経験になってたりします。
最近は、楽ばっかりしてる人なんかを見てると、こういうチャンスを失っているな、この人は。と思うようになりました。
人間なんて怠惰で楽をしたい生き物なので、楽をしようとするのは自然なことですが、しかし、ずっと楽をし続けようとしたら、後々、しんどいことが降りかかってきたり、嫌な思いをしたりします。
誰しも、どん底に陥ることはあります。
その時に、どん底のメリットを知っていれば、少しは乗り越え易いのかなぁと思います。