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【反省】気遣い上手からそのまま盗んだら、気遣い上手になれる気がする

私は気遣いがヘタだ。
気が利かない、ともいう。

友達に会う、誰かに何かをプレゼントする、人の集まる場所に行く。そんな時、どう振る舞うのが正解なのか40歳をすぎてもまだわかっていない。

「気遣い」の出来る行動が思いつかない、という事もあるが、思いついたとしても
「こんな事したら相手が逆に気遣うかな?」
「どう思われるかな?」と気にしてしまい、
躊躇している間に行動に移せない。

それを自覚はしていたけど、今回GW帰省した東京で更に自分の不甲斐なさを思い知り、なんなら
「今度から私も、それ真似させてもらいます!」とたくさんの”気遣いヒント”をもらった。

それを教えてくれたのは、SNSでしかやり取りをした事のない、会ったこともない相手。
今回GWに初めてお会いした、推し仲間だ。

そんな彼女と私は、初対面で会うなり、そこから5時間ノンストップでしゃべり倒した。

そんな私も彼女も、”自称・人見知り”、である。

両者の旦那様からの「絶対ちがうだろ。」というツッコミが聞こえてくる。


彼女の名は、おまりさんという。

おまりさんも同じくOURHOMEとEmiさんが大好きで、去年Instagramで繋がりやり取りさせてもらっていた。

彼女とは共通点が多い。
ちょっと怖いくらいに多い。

まず同い年で、OURHOME以外にも、好きな物が一つ一つ似ている。
ここまでは、同年代だしそんなこともあるか、と思っていたら、だんだんそんなレベルではないくらいリンクし始めた。

まず、夫の趣味が全く一緒。うちの夫の趣味なんかひとつしかないのに。夫が最近筋トレを始めたと言ったら、おまりさんちもだった。
父が同じ歳で、うちの母が平野レミに似てると話したら、おまりさんの母はなんと栗原はるみに似ていた。
冷凍庫にめずらしい取り寄せ餃子が入っているとストーリーにあげたら、それうちにもある!と冷凍庫内の写真が送られてきた。
私が恩師に手紙を書きたいな~と母に住所を調べてもらっていたら、同じタイミングでおまりさんが恩師に手紙を書いたとInstagramにあげていた。

私の親友さとし。

そのさとしとおまりさんの旦那さんは大学が一緒だった。さとしが1つ後輩らしい。

そんなおまりさんとの最大のびっくりは、うちの夫の実家とおまりさんの家が、隣の駅同士だったことだ。去年おまりさんが私のお誕生日にクッキーを贈ってくれて、その時おまりさんの住所を見た夫が一言、「この人家めっちゃ近くない?」と言ったのだ。

そこから、GWに東京帰省する時には会いたいですね~!という話になった。それが今回実現。
実際に会って話すと、もっとリンクすることが出てきた。

今度はおまりさんの旦那さんの実家が、私が大学4年間住んでいたアパートのすぐそばだった。もう、あの頃すれ違ってたんじゃないかのレベル。

二人で中華料理を食べながら
「もうこうなると怖いよね」と笑った。

さて、気遣いの話に戻そう。

InstagramのDMでやり取りをしていた私たち。
あえてLINEを交換しないあたり大人だなと、程よい距離間に好感を持つ。

いざ5/3に会う!と決まったら、おまりさんは土地勘のない私に代わって、候補のお店をたくさん送ってくれた。さっそく気遣い。

おまりさんは「シゴデキ」だと、OURHOME部の仲間たちは皆言う。シゴトガデキル、の略である。しかし、そんなシゴデキのおまりさんと比べ、私は、その候補の中からお店さえすぐには決められなかった。

私は中華料理が好きだけど、価格帯が高めかな?
イタリアンもいいけど、駅から少し離れたら帰りにくいかな?でもイタリアンの方が取り分けやすいかな?考え始めると決められない。
気が利かないポイント①である。

そんなんどこでもいいから早く決めてあげたらいいのに、と過去の私に言いたい。おまりさんが
「カナさんの心の真ん中に聞いて決めて!」というので、結局一番食べたい中華にした。

早速おまりさんが17:30に予約をしてくれた。私だって予約できたのに、お任せしてしまった。
気が利かないポイント②。

前日に「17:30予約なので17:20に駅で!」とDMが来た。そりゃそうじゃん!
思いっきり17:30に駅に着くつもりでいた。
あぶなー。気が利かないポイント③。

ここから、怒涛の「気が利かないポイント」得点ラーッシュ!!

中華料理屋さんに着いて早々、メニューが決められない。何を頼むのが正解なのか考えすぎて、モタモタしてしまった。
おまりさんへのお土産にお手紙をつけ忘れる。前日に思い出したのに、待ち合わせまでに一筆箋を入手できなかった。なんならお土産も少なかったかもと反省。
最後、支払いの時にお財布を開けたら一万円札と五千円札しか入ってなかった。割り勘しずらいやろ…。

はぁ。
思い出すだけでもため息、である。

そんな私とは反対に、
おまりさんは気遣いを完璧に仕上げてきた。

まず、お土産にはきれいな字のお手紙がちゃんと入っていた。気持ちを込めて選んでくれたことがわかる、素敵な封筒と便箋だった。
お土産もたくさん用意してくれていた。どれも考えて選んでくれた、心のやさしい物ばかりだった。
使わないから…と譲ってくれたOURHOMEの品は、キレイに透明のラッピングがされていた。新品かと思った。
マイノートに、私のnoteの過去記事タイトルをすべて書いてくれていた。トーナメント式で、「一番のお気に入り記事」も選んできてくれた。

全部の過去記事タイトルを、びっしりと!!!

私に聞きたいことを質問リストにして書いてきてくれた。私みたいに数個ではない。そりゃもうたくさん。
注文を決められない私に代わって、テキパキと選択肢を絞り、提案してくれた。そして、スマホで即座にオーダーしてくれた。

そして極めつけはお支払い時。私が大きなお金しかなくて…と話すと
「大丈夫です!私そう思ってこまかくして持ってきました!」とおつりなくピッタリ出してくれた。多分¥9,999を財布に入れてきたに違いない。

私は、感動していた。

すごい。
シゴデキとは聞いてたけど、ここまでとは…。

っていうか、私、ポンコツ過ぎないか?
40歳にして、これは人としてまずくないか?

中華料理店を出て、2軒目のカフェに移動する。おまりさんと話した内容の楽しさと気が合う感じもさることながら、その気遣いと立ち振る舞いに終始感心し、この出会いに感謝した。

おまりさんは、その日私がバスに乗るまでお見送りしてくれ、なんと北海道に帰る日の朝も駅までお見送りにきてくれた。それもサプライズで!しかもお子さんを2人連れて!!なかなか出来ることではない。もう、おまりさんちに足を向けて寝れられない。

おまりさんと5時間過ごしてバスに乗り、スマホに今日気づいたことを鬼のようにメモる。

私は気が利かない。


それならば、そんな私が残された道は、気が利く人の行動を徹底的に真似することだ。

次に誰かに会う時は、ちゃんとお手紙も書くぞ!
なんなら、去年くらいまで手土産さえ忘れる時もあった私だ。お土産はちょっと多いくらいでちょうどいいはず!
大丈夫、きっと1ミリずつ成長してる。

誰かとご飯を食べる時は、こまかいお金をちゃんと用意するぞ!
何かお下がりを譲る時も、キレイにラッピングするぞ!
初対面の人と会う時はもっと予習して、スムーズに質問できるようにお話するぞ!

なによりも、
「こんな事したら相手が逆に気遣うかな?」
「どう思われるかな?」と気にしてる暇があったら、行動してしまえ!その上で、失敗したとしても、またそこで学びがあるはず。

躊躇してやらずに「気が利かない人」認定される前に、少しづつ変わっていこう!

40歳、きっと、これがラストチャンスだ!

脱!気が利かない人!!

入門!気遣い・シゴデキ部!!
(現在、仲間募集中。)


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