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半分だけ、が生む余韻

こんにちは、音海奏乃です。

今回は、趣味のお話。
物語を書くことが好きな私。
そのとき、心がけていることは……。

心がけの一つに

今年の八月から、続けていることがあります。
それは、物語の投稿。

私が書く物語は、二つに分けられます。
一次創作と、二次創作です。
前者は、自分で一から作り上げるもの。
後者は、すでにある世界を大切にしながら書くもの。
(と、私は考えています)

投稿を続けているのは、二次創作のほう。
ペースとしては週に一度。
字数は作品によってまちまち。
投稿先は……秘密です。

そのときに心がけていることがあります。
一つは、すでにある世界観を崩さないこと。
原作での設定との矛盾も、できる限りないように。
想像の世界は自由な分、違和感も起こりやすい。
それを少なくした状態で、楽しんでほしいのです。

では、もう一つは何か。
それは、現実を半分にすること。

物語の人物は架空です。
物語上にはいますが、この現実にはいない。
けれど舞台は限りなく現実に近づける。
自分が行こうと思ったとき、行ける。
それを、心がけています。

きっかけは、やはりあの八景島。
あの時に、はっとしたのです。
(記事はこちら↓)

もし、彼らがここを訪れていたら。
同じ場所で、似たような景色を見ていたかもしれない。
そう、思ったのです。

すでにある言葉を借りるなら、聖地巡礼、でしょうか。
ただ、そこまで大げさじゃないんです。

もちろん、わかっています。
彼らが実際に存在しないことは。
(あくまで現実性の問題、感情の話は別)

物語を読んだとき、どこが舞台なのかを知る。
実際に行けるところであれば、行ってみる。
体験できることは、体験してみる。
それが、すごく楽しいんです。

「あぁ、本当に風が冷たいんだ」
「書かれていたほど、海は青くない」
「こういうふうにすると、本当にこの景色が見えるんだ」

そう気づいたとき、とっても嬉しいから。
なんだか、自分がその世界にいる気がして。
似たような景色を、一緒に見ているような気がして。
幸せを共有している気分になれるんです。

日常で、彼らの存在をふとした時に感じられる。
それを、目指しています。

ただ、あえてはっきりとは書きません。
「舞台はここですよ!」
そう書いたほうが、親切なのはわかっています。
でも、想像の余地を残したいのです。

「もしかして、あの場所かな?」
「それとも、あのエリアかな?」
できる限り、場所のヒントは書いています。
でも、当たりはずれを楽しむためじゃありません。
自分なりに予想するのも、楽しい。
違っても、それは新たな発見につながります。

人物は、架空。舞台は、現実。
その世界を感じたくなったとき。
その世界を感じに行ける。
そんなお話を、作る。

そんなことを考えながら、物語を書いています。
実はもう一つ、大切にしていることがあります。
が、それはまた、別の記事で。

ハンドメイド作家なのに、小説の話?
と思ったそこのあなた。
それが音海奏乃なんです。

なにも、一つのものに決める必要はありません。
大切は、いくつあったっていい。
自分の好きを、大切にしたい。
生きていることを、楽しむためなら。

(好きなことは好きということにした音海奏乃)

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