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退職を決めました

2人目の育休から復職して約2年。
実は、、、、


退職する事を決めました。


新卒で入社してから丸14年。
育休を除くと丸9年。今の会社で働いてきました。

社会人としての働き方の基礎を学び、物流、営業、総務と様々な部署の仕事を経験し、妊娠して妊婦として働く期間や、育休から復職してワーママとして時短勤務をするという働き方も経験させてもらいました。

振り返れば、本当に色んな事を学ばせてもらいました。

なぜ、退職を決めたのか。
理由を整理して書きたいと思います。

理由①小一の壁

昨年、長女が小学校に入学し、平日の学校行事や振替休日が増えた事に加え、突然の学級閉鎖も3回あり、それ以外にも体調不良(インフル、コロナ、胃腸炎等)でも沢山休みをもらいました。


こちらの記事にも書きました。

https://note.com/kana_ehmama/n/n604a8924dfca

朝長女の謎の腹痛が数日続き休むか悩んだ事や、学校に行きたくないと登校渋りが続いてなんとか学校に行かせていた日々もありました。
初めての学校生活と勉強に慣れるのに本人はすごくパワーを使っていたと思うし、学校には行かせても学童は休ませて早めに帰宅させたいと思う事もしばしばありました。
学童から帰ると17:30位なのでそこから宿題をやるのに疲れてできなくて、宿題やりたくないと1時間くらい廊下に転がって泣き続けた事や、翌日の持ち物準備にダラダラ時間がかかりすぎて私がブチ切れてしまった事もありました。

小1長女の対応に時間がかかる分、年少の息子に構ってあげられず、今度は息子が癇癪をぶつけてきたり、朝登園拒否で泣いたり、ワガママを言って朝の支度が全然進まなかったり、小1の壁の二次災害的に息子の対応にも困りました。

長女が疲れているから早く寝かせるのに必死で、寝る前の絵本タイムが作れなくなったのもあり、とにかく帰宅後の時間のゆとりがあまりなくなった一年でした。

理由②週5出社前提の仕事


そんな小一の壁を経験し、会社に休みをもらう事に対して本当に毎回申し訳なかったし、私の分の仕事を代わりにしてもらう形になるので肩身が狭く、周りがどう思ってるのかはわからないけど、私自身ずっと罪悪感を感じていました。

今の私の仕事は週5出社が基本なのと、当初PCはデスクトップを使っていたため在宅勤務ができず、インフルエンザなどで長期間出社できない時は、会社の人にデスクトップごと自宅へ運んでもらうという方法を何度かやりました。
でも、次の出社時にPCを会社に運ぶのも大変過ぎて、途中からさすがにノートパソコンに交換してもらったのですが、それでも基本出社形式の仕事なので在宅勤務だと電話応対ができず、誰かに代わりに対応してもらわないといけない状況。

子どもの体調不良に精一杯対応してあげたいし、看病で寝不足な中、仕事していると病院の予約も取りづらいし、毎回会社に謝りながらの対応で、最終的には自分にもうつって毎回発熱するし、

周りに迷惑をかけずに子どもへの対応に専念したい、と思う場面がこの一年とても多い状況でした。

もし、在宅勤務やフレックスタイムが使える仕事で、子どもの都合で他の人に迷惑をかけずに自分の仕事を進める事ができるのであれば、もっと状況は違ったかもしれません。このまま今の正社員の仕事を続けるという選択肢も選べたかもしれない。

数年後に、もしかしたら今の会社でも在宅勤務やフレックスタイムが当たり前に使えるようになるかもしれない。

けれど、私が子どもの側にいる必要があるのは「今」であって、不確かな未来を待っていられない、と思いました。

理由③多忙な夫の仕事

そんな中、夫は基本的に仕事が多忙で、平日だけではなく土日勤務もあり、数日〜数週間の出張も入るし、大型連休の際は毎回出張で不在。ワンオペで大型連休も対応し、とにかく私自身休まる時がなく、夫に対して心の余裕が無くなってしまっていました。

本当ならそんなに働いてくれてる夫に感謝して労うべきなのに、中々優しい気持ちになれず、何故私ばかり仕事を休まないといけないのか?土日に当たり前に仕事を入れるのか?と、常にイライラしてしまう状態でした。

夫の仕事の事はよくわかっているし、誰よりも理解して応援すべきなのに、自分に余裕が無いと相手に期待してしまって、お互いに余裕が無さすぎて反省する事の多い一年でした。

そして、夫自身もハードワークが続いており体調を壊す事も多く、本当は平日の帰宅後や少ない休日で少しでも体を休めないといけないのですが、子育てに休みはなく、私もずーっとワンオペだと中々家庭が回らない。

やっぱり夫が家にいたら子育てや家事を手伝ってもらわないといけない状況が続いていました。

理由④実家も遠方。


どちらかの実家が近くて、日常的にサポートしてもらえるような環境があればもっと違ったかもしれません。でも我が家は片方は電車で1時間、片方は新幹線で1時間半、の距離のため、基本的には頼れません。私の仕事の両立の為に実家の近くに住むという選択肢もない。

私の周りに仕事を続けているワーママはやっぱりどちらかの実家の近くに家を構えている人が多い印象でした。
小学校低学年と未就学児だとまだまだ手のかかる時期であり、大人の手がもう少しあれば状況は変わってくるのですが、夫婦だけで乗り切るには限界があるなと感じていました。

退職を決めるまで


このままじゃいけない、と薄々は気付いていたのですが、私が仕事を辞めるとなると不安も沢山あり、決断するのにはだいぶ時間がかかりました。

お金の事、子ども達の保育園や学童の継続の事、次の仕事をどうするか、夫に何があった時にどうするか?とか。

せっかく正社員で今まで働いてきて、今までの人間関係や経験、お給料や福利厚生諸々手放すのはやはり怖かったし、不安も多かった。

でも、現状毎日がハードすぎて、家族全体の事を考えた時に、今のままのやり方では一日24時間しかないわけだし、何かを削って手放さないと、そのうち家族の健康を損なってしまうなという危機感を常に感じていました。

何のために働いているのか?よく考えたら、子どもの教育費の為、貯金の為、私自身が子育て後に仕事の経験値がない状態で再就職する不安解消の為、等未来に対する不安が大半を占めているなと気付きました。

不確かな未来の為に、今の生活が損なわれている事を見ないふりするのは違うんじゃないか、未来の事はわからないけど、今大切にしたい事を大切にしていけば、今の積み重ねが未来に繋がる訳で。

今大切にしたいものは何か?考えたら、
子ども達にもっと時間を使いたい、夫のサポートももっとしたい、という気持ちが大きい事に気付きました。

会社の仕事は正直、代わりの人がいくらでもいる。でも、我が家にとって、子ども達にとっての母親は私一人だけであり、夫にとっての妻も私一人しかいない。母として妻として家族のサポートをできる立場にあるのだから、私は家族にもっと時間を使いたいと思いました。

共働きが主流になった世の中で、バリバリ頑張ってるワーママ達が沢山いる中で、古い考え方になるのかもしれないのですが、家族全体の事を考えたら、子どもに手のかかる今は私が仕事をセーブして家の事を回す必要があると感じました。

この気持ちに気付いて覚悟が決まるまでについては、また別記事で書けたらと思います。

退職を決めた理由についても、上記以外にも色々細かい事もあり、書けていないこともあるのですが、それは追々言語化していけたらと思います。


最終出社は来月末の予定なので、あと残り1か月ですが一日一日を大切にしながら仕事に取り組んでいきたいと思います。

退職するか悩んでる時、他のワーママの方の退職体験談をとても参考にさせてもらっていたため、私の体験談がどなたかの参考になれば幸いです。


長文になりましたが、お読みいただきありがとうございました。





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