あるものでなんとかする心意気
■10分読書の備忘録vol.41
■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜
(永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集)
■引用箇所
私は日本で一番好きな建物はお寺や大きな家ではなくて、
本当は民家なのであります。
その当時民家を作った人は本当に寒さからも、また嵐からも守れるために、
その時に与えられた力一ぱいの材料で、
力一ぱいのテクニックで、しかも特別上手な大工さんを頼んだわけでなくて、村の人達が集ってその民家を建てたのだと思います。
そしてしかも出来たのはやはり世界の名建築と同じように、
私を感動させるものがあるのです。
■所感
・住まい方って、あてがわれるものだと漠然と思っていた。
おぎゃあと生まれ落ちてから私たちが
生命を維持するため、
人とコミュニケーションをとりやすくするため、
魂を養うため、
・・などに必要なのはこういう空間だなと
自分たちで導き出し、創造されたものが住まいなのだった。
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