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「良い姿勢が出来る」は間違えのワケ。

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【良い姿勢】

 そして、現代の私たちは「良い姿勢」と言うと「背筋が伸びている」と短絡的に考えていないでしょうか?

 私も子供の頃剣道や習字、または過程で「背筋を伸ばしなさい」と注意を受けました。

 当所に来られる腰痛や肩こり、特に脊柱管狭窄症の患者様にも、私と同様に背筋を伸ばす良い姿勢を一生懸命作ってきた経験をお持ちの方が少なからずいらっしゃいます。

 ピアノを弾く時、ヨガのポーズをしている時、習字をしている時、剣道をしている時は良い姿勢なのに、プライベートな時間は背中を丸めてグニャっと座っている。

 こんな状態に心当たりはないですか?

 
 では、まず『良い姿勢』とはどんなものか考えてみましょう。

 見た目の美しさ?

 もちろんです。

 日本人は自然なものを美しいと感じる感性があると思いますが、武道などでは自然な状態の体を『自然体』と呼び、尊ぶ文化を持っています。

 では、自然体とは?

 と、さらに深堀してみると。

 少なくとも、筋肉のどこにも余分な緊張が無い!という事になると思います。

 とすると「良い姿勢をすることが出来る」という事が間違いであることが分かります。

 良い姿勢を作るためにどこかを操作して、緊張により良い姿勢を作るわけですから。

 以前にも書きましたが、練習中はそれは美しい背骨がアーチを描いていた先生が休憩時間になると背中を丸めて雑談するのを見たことが有りますが、体を柔らかくするばかりだと、こうした事が起こるわけです。

 つまり、正しい位置に骨・骨格を固定する筋肉が足りないのかバランスが悪いかのどちらかなのです。

 正しい姿勢を骨格で見た時に「アライメントが正しい」という表現を使います。

 アライメントは、もともと建築用語でバランスの良さ的な事を指す表現と聞いたことが有るのですが、人間の体だと


 上図のようになります。

 この様に並んでいると、頭の重さを体が受け止め、体の重さを骨盤が受け止め、どこにも負担をかけることなく重力の影響下で立つことが出来る、というわけですから、これが良い姿勢の指標となります。

 それが、生活習慣、スポーツ、事故など色々な条件でだんだんと姿勢が崩れてしまうわけです。

 ここでもう一度、上のアライメントの図を見ていただくと、人間は重力の影響の中でこの状態をキープする必要があるわけですが、どこがこの状態を支えていますか?

 そう、脚ですよね!

 だから、人間の脚の筋肉は体のどこよりも強く作られているのです。

 そして、脚の筋肉が支える骨盤には多くの筋肉がついていますから、そのバランスで骨盤の状態に影響が出ます。

 その最も多くて、影響も大きいのが骨盤の後傾、つまり猫背のスタートとなる状態です。

 そうした、大きく強い筋肉と大きくて重い骨のバランスを回復するのに背中の小さい筋肉を緊張させて作る『良い姿勢』が長い時間出来るわけがないですし、辛抱強く長時間頑張ってしまうと腰痛、それもすべり症、分離症、脊柱管狭窄症などが発症しやすくなってしまっています。

<h3> 脚の筋肉が体重を支えるのに十分な強さを持ち、バランスが良ければ『良い姿勢』を手に入れることが出来、それは良い姿勢を作るのではなく、勝手に良い姿勢になっているという状態で、それこそが『良い姿勢』と呼ぶことが出来るのです。</h3>

  本当に良い姿勢が手に入る礒谷式力学療法× CS60の整体院  
   杉並区・西荻窪 鴨下療法所   杉並区松庵3ー35

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