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あてっこ

月刊こどものとも(福音館書店)には、折り込みふろくがついていて、読み聞かせのみならず、子育て等にとても参考になる。現在は、「こどものとも」「こどものとも年中向き」「こどものとも年少版」「こどものとも0.1.2.」共通連載で、東京子ども図書館の護得久えみ子さんが書いていらっしゃる。

さて、今月号のこちらの本を読む。

当然ながら、子どもたちは、「だれのながぐつかな?」と読むと、「○○のながぐつ」と声に出して答えてくれる。すると、違う答えを探して「△△の」などという子もいる。「早く答え教えて」という始末だ。ページをくると「わーい」と歓声を上げる子と「アーア」とがっかりする子で悲喜交交だ。

こんな様子でこの1冊を読み聞かせ終える。

さて、護得久えみ子さんの連載に戻る。「③あてっこと、まねっこ」によると、「今日は、あてっこの気分だったのか!」

「あてっこ」の絵本は、子どもたちは大好きだ。今回も、普段は、口の重い子が、こっそり「◯◯」なんて言っているのを見ると、こちらは、感激して嬉しくなる。一緒に聞いている先生まで真剣に考えて、大人ぶってわざと間違えた答えを言わないで、子どもたちより先に正解を言おうとする。実に楽しい。

ちょうど護得久えみ子さんの連載を読んだ後の、私のこの本の読み聞かせ体験だったので、あまりにタイムリーで、「そうそう、子どもたちは、あてっこ大好きだ。」と共感してしまう。

ついでに、もちろんおやこで楽しむなら0.1.2.でも良いのだが、読み聞かせでは、ある程度生活経験があり、言葉も知っている子どもたちの他が、より楽しめ盛り上がる。もちろん盛り上がればいいという訳ではないが。


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