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旅人からのギフト ~ギブ&テイクで旅しよう~

ギフト、と聞くと お土産のことかな…?と思いますよね。
実はちょっと違うんです。オススメのお土産TOP10!でも、もらって嬉しいお土産ベスト10!でもありません。

旅人が「旅先のためにできること」

それがこの記事のテーマです。なんだか難しそう、そんなこと考えたことなかったな…と思ったそこのあなた。安心してください。つい最近まで私もそのひとりでした。この記事に目を留めてくださったのも何かのご縁。このテーマについて、少しだけ一緒に考えてみませんか?

「ギフト」の考え方

旅とは本来、自分が楽しむためにするもの。そんな自由気ままな旅人が、旅先のためにできることとは何でしょう。お金を使って経済を回す?旅の様子をSNSで発信して誘致する?それもひとつの手段です。その場合、何にお金を使うのか、どんなことを発信するのか。それも合わせて考えてみると、その土地の人々・環境・社会により良い影響、すなわち「ギフト」を提供できるのではないでしょうか。

ヒントは、旅をするときの私たちの行動にあります。それを中心に考えていくと、できることは意外とたくさんありそうです。

あなたも既にやっている?意外と多い選択肢

では早速、どんな選択肢があるのか見ていきましょう。そんなに難しいものはありません。実は既にやっていた、なんてものもあるかもしれませんよ。

・公共交通機関を利用する
・観光先では、徒歩や自転車でゆっくりその土地を楽しむ
・有名な観光地以外のスポットを探索する
・オフシーズンに観光する
・土地の歴史、文化などを事前に調べる
・節電、節水を心がける
・アメニティを持参する
・その土地のものを食べる
・マイ箸、マイボトルを持ち歩く
・マイバックを持ち歩く
・お土産は地元で作られたものを買う
・伝統工芸品を応援する

これらはあくまでも一例ですが、つまりは、移動は環境に配慮する、観光地ではオーバーツーリズムを避ける、宿泊先でもエコを心がける、食事・買い物をするなら土地のものを選ぶ、土地のことを理解する。そして、これらのことを発信する、ということ。これだけ書かれると、旅に行くのがちょっと億劫になりそうですが、私たちにとってもメリットはたくさんあると思います。

また、全部はできなくても、これならできそう!と思えるものもあるのではないでしょうか。まずは自分が出来ることをやってみる、考えてみる。それが旅人としてあなたと私ができる初めの一歩です。

参考までに、最近の私の旅の中でこれは旅先へのギフトになっていたかも?と思うものを一部ご紹介します。

淡路島で購入したお香たち。伝統的なものから革新的なものまで様々。

淡路島は実はお香の生産量日本一 というのはご存じですか?日本のお香発祥の地でもあり、お香は淡路島の重要な特産品。淡路島行きを決めた頃、ちょうどお香に興味を持ち始めたのも相まって、お香の本を読み漁っていました。お香づくり体験も満喫し、自分や友人用にお香もたくさん買って帰りました。これも立派な地域貢献ではないか、と思っています!

地元の方に教えてもらった、神社の裏にある岩場の産道(通り抜けると生まれ変われるらしい)

こちらは淡路島で宿のオーナーに教えてもらった穴場スポット。海に面した小さな神社の裏にある岩場を降りていくと、こんなにステキな景色に出会えました!夕日の時間は少し人も増えてきましたが、昼間は人も少なく岩場と海をほぼ独り占め。とても贅沢な時間を過ごせました。有名な観光地ではなくとも魅力的な場所は探せばきっとあるはずです。

どちらも、ギブしなければ!と思ってしていたわけではないのですが、こんな感じで気軽に取り組んでいただけたら嬉しいです。

テイクだけの旅から卒業!

旅は個人が楽しむものですが、その行動が旅先の環境や社会に与える影響は少なからず存在するのだと、この記事の執筆を通して気づくことができました。旅先の良いところを享受するだけでなく、旅人と旅先、お互いがWin-Winの関係を築くことで、いつまでも楽しく旅を続けていきたいですね。


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