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YouTubeのエッジ②-仕事系YouTuberの意味!-

「YouTubeのエッジ」というタイトルが気に入っています。

大ヒットアニメ「鬼滅の刃」を観た直後だったのでエッジとしました。ただしエッジには「刃物の刃」以外にも「ふち」や「端」などという意味があります。

現在のYouTubeのド真ん中にあるのは「東海オンエア」に代表されるようなエンタメ系です。 大食いをしたり、メンバーにいたずらをしたり、「あいのり」に台本はあるのか論争をしてみたり、大量の磁石の玉で鎧をつくろうとしてみたり。

チャンネル登録者数が100万人を超えるものがたくさんあります。ちょっと前までチャンネル登録者数日本一だった「はじめしゃちょー」などは900万人弱です。少し冷静に考えてみると俄には信じられないような数字です。

こういうエンタメ系YouTuberとは別に最近はビジネス系YouTuberも登場しています。中田敦彦、堀江貴文、 DaiGoなど。これらの人たちはTVメディアから意識的に距離をとって、仕事術だったりニュースの解説だったりをしています。

この「エンタメ系」「ビジネス系」が現在YouTubeの2大柱です。

こういう華々しいYouTuberとは別にもうちょと地味な「仕事系YouTuber」も動き出しています。コレまでならばWebに文字+写真で発信していた内容の解説をYouTube動画を使ってやわらかくして発信する活動です。「エッジ」です。

例えば農林水産省「BUZZ MAFF(ばずまふ)」というYouTubeチャンネルがあります。きっかけの大臣の鶴の一声。チャンネルの運営は全国の職員から希望者を募り、広報室が選抜して15チームを作りました。オモローです。たとえば、

○大臣にアフレコしてみた。・・・大臣メッセージの動画にアフレコしました。しかも、地元(九州)の方言でアフレコをしています。
○【農水省】お堅い文章をラップにして歌ってみた。~地理的表示保護制度~

「週刊東洋経済」(2020年11月14日)の特集記事「マーケティングの最強兵器YouTubeの極意」のコラムから動画を探して見てみましたが、マジで面白かったです。お役所的な堅苦しいコトバで説明するよりも、ずっと伝わるモノがありました。

たとえばなんですけど、論文発表、研究報告書などでも堅苦しいのが相場になっています。しかし新しい研究の考え方として研究成果を歌やお芝居でレポートするやり方が少しずつ始まっています。誰のための研究かを考えるとむしろ当然です。

「ばずまふ」動画を見て、合点したのはロジックがしっかりしていることです。単なるにぎやかしのようにも見えますが、真面目とあそびのバランスがとれていいます。それによって厄介な内容も耳に入りやすくなっているなと気づきました。

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