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ボヤキ漫才はドツキ漫才より好き~詩と雑録

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つぶやき、ヘボな詩の、はきだめです。はあ~
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ニャー大陸の夢、ムー大陸の空夢、春眠暁を覚えずの巻💦SNSでナンセンスギャグはむつかしい

ニャー大陸の夢、ムー大陸の空夢、春眠暁を覚えずの巻💦SNSでナンセンスギャグはむつかしい

ニャー大陸は、とあるジインに伝わる壁の落書き。猫の顔に見えるから、ニャー大陸と呼ばれる。一説には四国の超古代図だともささやかれている。この右下あたりに、ミケ・ランジェロ姫が眠る寝子股魏遺跡がある、はず。

ミケ・ランジェロ姫が支配したニャマ国は、隣国のカツオのたたきを求めて侵略。勝つ武士の反撃をうけて滅びた、とも、ふて寝したとも伝わる。

寝子股魏志倭人伝によれば。

宮古島ひっくりかえしたらムー

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万博の夢洲はメタンガスがわき出す汚染軟弱地盤~で思い出した法華経火宅の比喩

万博の夢洲はメタンガスがわき出す汚染軟弱地盤~で思い出した法華経火宅の比喩

見出し写真は、2017年カリフォルニアの山火事で類焼する家屋。

聖徳太子も義疏をしたためた法華経の譬喩の一つに、火宅の教えがあります。

長者の家に火の手が上がり燃え広がっている。なかでは子供たちが火に気がつかないで遊びまわっている。さて、どうしたものか。

この火宅の比喩は、わかりやすくこの世の業苦を説いたものとして、有名です。

カリフォルニアでは山火事がよく起こります。

類焼の危険をいち

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小詩集~錆びた藤棚の下で、枯れ葉のごとき人(再構成含む)

小詩集~錆びた藤棚の下で、枯れ葉のごとき人(再構成含む)

まだ寒い

弥生のそらにこぬか雨

街はいまだ

成熟の時代を知らず

人は老い衰える

春はただ

惰眠の予感

それもまた楽し

断酒会ではいつも

アルチュウで糖尿病と

自己紹介をする

大酒呑みで糖尿病で死んだ

父と兄の思いでを語る

脳梗塞から片足をえそで喪い

静かな五年の闘病で亡くなった父

いつもベッドに寄り添い

老いを迎えた三毛猫

生への疑念に沈んでいた

私は父のように

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トイレの花子さんと水の女神~学校の怪談は精霊の伝説

トイレの花子さんと水の女神~学校の怪談は精霊の伝説


トイレの花子さん

昔から、家の三ヶ所に御札を貼って神祀りしました。

玄関、台所、便所。

台所には三宝荒神、あらみたま。

便所には、みずはのめ、水の女神。

便所の女神には花を絶やさない。

赤い花の少女はいつもやさしい、にぎみたま。

便所ではみんなおちついていられる。

赤い花の少女が笑ってくれる。

便所で泣いても、わかってくれる。

だのに、御札がはがされてしまった。

女神は花の

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宇宙背景放射とアルコール依存症の記憶

宇宙背景放射とアルコール依存症の記憶

宇宙背景放射。

130数億年前のビッグバンの痕跡だと考えられている。

断酒継続四半世紀。

依存的痛飲の自滅感が、フラッシュバックすることがある。

あの悪酔いの混沌のなかでしか生きられなかった。

それは、肯定も否定もできない、私の年代記です。

克服するなんて不可能な痕跡です。

宇宙にはとんでもない破滅的なエネルギーが偏在しています。そのなかで、地球という奇跡はかろうじて存在しています。

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破壊神のいた70年万博

破壊神のいた70年万博

見出し写真は岡本太郎『海辺』

1970年の万博は、なぜ成功したのか。

破壊神がいたから。

岡本太郎と小松左京。

それはまだ、共通体験として、戦争の記憶が生々しい時代だった。私の父も中国をさまよい、消息不明になりながら、ある日ひょっこり帰ってきたという。父は私たちには何も語らず、無言で酒をのみ、酔うほどに子煩悩な優しい男になり、酒で糖尿病をこじらせて亡くなった。思えば何の野心もない男だった。

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終日の雨がやみ
大阪の夜は春の寒波に
空の底がぬける
ああ暗いね宇宙は
人類の叡知も凍りつく
物理学の百年の定説がくつがえるかも
重力と時間の理論が懐疑に震える
老人の心は嬰児のごとく
うつろな虚空に遊ぶ
そうね
亀井水の亀形水盤の姿を見定めた
二十年まえのように
時代は再生する

雀とお稲荷さん~わが街の息吹き

雀とお稲荷さん~わが街の息吹き

人間は理性があるから、エライのだ、と人間は思い込んでいる。しかしまあ理性とはなにか、哲学者は恒に悩んできた。

かしこい、には悪賢いも含まれる。古い知識にしがみついて、融通のきかない人。まあ色々、ある。

学習能力は雀にもある。桜の花が散るのではなく、丸ごと落ちているのを、よくみかけるようになった。犯人は雀である。むかしから、花の奥の蜜を吸うため、花の根本をついばんでいたのは、メジロである。ある時

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4月1日予定投稿

亀井水の亀形水盤の顔の目と口が
古代文字として翻訳されました
「上に乗るな!」

桜ノ宮は咲き始め、銀橋、泉布観、公会堂、そしてレンガ倉庫の廃墟、彫刻の小径で「もっとひねりなさい」

桜ノ宮は咲き始め、銀橋、泉布観、公会堂、そしてレンガ倉庫の廃墟、彫刻の小径で「もっとひねりなさい」

今日、2024年3月30日、咲き始めた桜ノ宮の桜。
多くの木はまだ花をつけていないが、花見の宴たけなわの大川河畔です。

銀橋。正式名は桜ノ宮橋。
写真左側が昔からある銀橋。車線を拡大するため、平行して新銀橋が作られた。
むこうに見えるのが、造幣局。

造幣局の迎賓館として創られた、泉布観。

泉布観のとなりには、桜ノ宮公会堂。
私が子どものころ、屋根裏部屋が図書館になっており、よくいりびたってい

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断酒して生きながらえ、思い出すハムスターの短い生涯

断酒して生きながらえ、思い出すハムスターの短い生涯

断酒に何度も

失敗しながら

もがいていた

十年間を共に

短い生涯を

生きてくれた

ハムスター達

ハムスターの寿命は2年

生き急がず

死に急がず

眠ったままおだやかに

命を終えます

ただいちど糖尿病のハムスターが

苦しんで泣きながら果てました

アルチュウで糖尿病の私といて

ハムスターは幸せだったのか

わかりません

ゴールデンハムスターの故郷はシリア

はてしなく紛争

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命がけの二枚舌、ショスタコービチと現代の無知なスターリン崇拝者

命がけの二枚舌、ショスタコービチと現代の無知なスターリン崇拝者

ショスタコービチの二枚舌

一ヶ月かけて、チェリーセージの花を、二枚舌のあかんべ草、と観察し、詩を書いた。これは、揶揄でも皮肉でもなく、チェリーセージの賛歌である。チェリーセージがなぜこんな絶妙な姿で咲くのか。キレイとかカワイイでは失礼である。

自然は、人間の思うがままに支配されない。地球が生み出す風という複雑なエネルギーに震える小さい花。よくみると、可憐なというには、あまりに堂々たる造形である

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詩ひとつ~答えてはいけない告白

詩ひとつ~答えてはいけない告白

解決不可能な問題が

毎日の机の上に置かれていた

誰にも見えない食材は

常に新鮮で

常に干からびている

幼いころそれに気がつき

青年はそれを手に取り

年老いてそれは染みとなり

理解してはならないと

解答をつぶやき

私は消滅する

答えてはいけない

問いかけがある

ただ問い続けることで

私たちは時代を経て

かりそめの愛を成就する

せつないねと

今日も雀たちが告げる

F

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詩ひとつ~21世紀おじん

詩ひとつ~21世紀おじん

20世紀のなかばに生まれ

僕の20世紀末は断酒することに

たどりついた

21世紀の扉は

亀井水との出会いで開かれ

1400年の歴史のフィールドが

新時代とともにあたえられた

新たな時代はしかし

古い時代の断末魔が

うごめく

断酒に失敗した病者のごとく

悔恨は癒されず

繰り返される前世紀の惰性

いまだ時代は転換せず

歴史を語る言葉をみいだせず

未来を語る硬直した語彙

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