愛染さんと、おそらく豊臣時代の文献でセックスシンボルと語られた亀井水
四天王寺の乾(西北)の道祖心的存在である、支院勝鬘(しょうまん)院愛染堂。境内の愛染かづらは、空襲の被害をうけながら、この聖域のシンボル的存在です。
聖徳太子が勝鬘経の講義をおこなったのが、名前の由来。勝鬘経は勝鬘婦人という女性を主人公にした経典。推古天皇に講義するために選ばれたのかもしれません。また、その講義の記録、勝鬘経義疏(ぎしょ)には、亀井水の水源と信仰されるはるか西方世界の湖、無熱池(むねつち、アノクダッチ)の存在が説かれています。仏教が世界に広がる根源の世界の湖