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スペイン居酒屋morimoriさんレポート

江ノ電の七里ヶ浜駅を降りると、歩いて5秒くらいのところに、七里ヶ浜の地元民御用達のスペイン居酒屋morimoriさんがあります。

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記事を書いている現時点では、通販などの施設を整えるために改装中ですが、このお店がいかに魅力的か語っていきたいと思います!

どんな料理を出すお店?

文字通り、スペイン料理を出すお店なのですが、オーナーシェフの森山さんが修行したのが、バルセロナ料理を作るスペイン人が経営する東京のスペイン料理屋さんだったため、もちろんこちらのお料理もバルセロナ料理

自慢の本場の味のパエリアと、おいし~いタパスたちが七里ヶ浜の夜を楽しませてくれます。

パエリアの種類は、
・シーフードパエリア(1人前2,200円)
・イカ墨のパエリア(1人前2,350円)
・パスタのパエリア(1人前2,500円)
・バレンシアパエリア(2人前3,800円)
あとは季節のパエリア(しらすやサザエなど)があります!

今回は鎌倉食べて応援し隊が実際に食べたパエリア、「パスタのパエリア」をご紹介します!

名物料理!パスタのパエリア

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頼んだ人が思わずのぞき込むというパスタのパエリア。
どうですか?ちょっと焼きそばに似ていませんか(笑)
これがまたお味も焼きそばっぽいのかなぁ…と思ったら、濃厚な魚介の味に驚くはずです!

旨い!魚介?!じゃあなんで茶色いんだ?!

その秘密はこちらです↓↓

ポイント1 金目鯛の出汁

濃縮された魚介の味がたまらないパスタのパエリア。それもそのはず。
出汁を金目鯛のアラでとっているのです…!
鯛の出汁!それは美味しいはずです!

ポイント2 玉ねぎのソフリット
しっかりと炒めた玉ねぎ…ソフリットといいますが、洋食のコクをだすのにかかせない、じっくり丁寧に炒めた玉ねぎがこのお味を出しているのですね~!玉ねぎの飴色がこのパスタに溶け込んでるんです。

ポイント3 エビなどの甲殻類
そう。パスタが茶色いのはエビの殻などから色素が旨味と一緒に溶け込んでいるから!あの茶色は旨味が詰まっているからこその色なのです。

ポイント4 グダグダじゃないパスタ
パスタを使っているのだったら、ちょっとパサッとしているか、グダグダに伸びているのか?と思うじゃないですか。
こちら、実はパエリア専用のショートパスタを使ってローストしてから調理しているので、ちょうどいい歯ごたえで最高です。


■morimoriさんのパスタのパエリア何故黄色くないのか■

私たちがよく見る黄色いパエリアはバレンシア地方のパエリア。バレンシア地方のパエリアはサフランを使うので黄色いのですが、バルセロナのパエリアはサフランをあまり使わないパエリアが主流なんだそうです。

ちなみにメニューの中にあるバレンシアパエリアがよく見かけるやつですね。鶏肉とウサギ肉を使って炊き上げるお米のパエリアです!
昔は家族でお出かけした際にお父さんが作る男の料理だったんだそうですね。

魅力的なタパスたち

昔は鎌倉でもよく獲れたというこちらのカメノテ。日によって入荷がないんですが、あったら是非食べて頂きたい!

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うわ!本当に亀の手…?
いえいえ。実はこれ貝なんですよ。
エビとかカニとかの仲間で、カニと貝の中間の味がする。
つまり美味しい!!

食べ方は、爪のような部分を下に向けて、茶色の部分(結構薄い)をぺりぺりと剥いて、チュルっと口で吸います。汁が飛ぶのでご注意を。

仲間で食べるとたまに汁が飛んできてキャーキャーいいながら楽しく食べられます。盛り上がること間違いなし!

剥くのに夢中になってカニ同様無口でひたすら食べる人もいそうです(笑)

お次はこちらの下仁田ネギの炭焼き

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これ実は、スペインではポピュラーな料理なんだそうです。(ネギは現地のですけどね)

なんだ、ただ焼いただけか。と思ったら大間違い!

何日かこのネギの甘さを思い出して「美味しかったなぁ…」と思いだす、最高のおつまみなのです!

緑の部分を持って、炭で焦げた表面を剥きます。

そして、右端の隅のように見える炭塩をつけて食べるも良し。トマトとガーリックのソースをつけて食べても良し。下の赤い辛いやつをつけても良し!

冬限定なので、これがある日は必ず食べて頂きたい。

他にも魅力的なお料理が多いのですが、ガーリックを使ったタパスが多いですね。お酒が止まらなくなります!

常連のお客様が飽きないように、かなり頻繁におつまみメニューを更新されていますから、オーナーシェフの森山さんのお客様に対する愛情が見え隠れするタパスたちなのです。

スペインにこだわったお酒のメニュー

スペインの固有のブドウの品種でテンプラリーニョの味が楽しめるパワフルな赤ワインや、バルセロナで人気のワインやハーブのリキュール、スペインのスパークリングワインであるカバなどが取り揃えられています!

甘いのがお好きな方にはシェリー酒を。スペインと言えばシェリー酒です!

そして、珍しいスペインビールも!
マオウというスペインNo.1ブランドのビールも飲めます💓

お店に出ているお料理に合うように取り揃えられているので、何杯でもいけちゃうかも!これがまた最高なんです✨

スペイン居酒屋morimoriさんの経営者さんはこんな人

スペイン居酒屋morimoriのオーナーシェフ森山さんは、広島県の江田島のご出身。
気さくなお人柄で、どんどん新しいことを取り入れて、伝統も大事にするところが料理にも表れています。

修業地は広島県内のホテル、レストランや、東京のレストランなど。

何年か修行しているうちに、自分のお店を持てたらなぁ…と思っていたら、驚きの展開を数々経験して鎌倉七里ヶ浜にお店を持つことになったという、かなりドラマティックな人生を送られています。

鎌倉に来るなんて思ってもいなかったが…

広島で何年も修行を積んでいるうちに
「せっかく修業をしたのなら、自分のお店を持ってみたいなぁ」

という思いに駆られた森山さん。
そして、もしお店を持つならば、何かに特化したお料理をお出ししたいと思い、旅行に行ったときに感動したスペイン料理を出そうと思ったのです。

地元は好きだけど、すでに先輩たちや友人がお店を出しているのでどこか違うところでお店を出したい。

地元なら友人も来てくれるだろうけど、自分の料理を喜んでくれる人に料理を作りたい。
そしてできたら、修業中は出来なかったサーフィンができるところを…
「そんなところないよね(笑)」
と友人に相談したら
「あるよ!!」

それが鎌倉でした。鎌倉なんて想像もしていなかったし、周りに地元から出る人ってあんまりいなかったそうなんです。

一回見てから決めよう。

そして、一回鎌倉を見に来てピンときた森山さんは、次の仕事も決めずに鎌倉に引っ越してくることに❣
そこから次の修行場所である東京のスペイン人がやっているスペイン料理のお店に就職して修業を積みます。

じゃあ、本場に修行に行こうかな!
と思っていたところに次の事件が起こります(笑)

修業に行くつもりが出店することに

「いい物件があるんだけど」
修業しに行くつもりだった森山さんに物件のご紹介が。

(出すつもりはまだないんだけど、一応一回見てから断ろうかな)


お店を見て、やれるな。と直感で感じた森山さん。

この決断力が森山さんの凄いところです。

そこから10年続く、七里ヶ浜の地元民に愛されるお店、スペイン居酒屋morimoriが始まったのです。

店舗運営のほかに、スペインの伝統的なパエリアを広めるための日本パエリア協会の理事をされたり、フォトコンテストをされたり、今は通販を取り入れようとお店の改修も行われています。

ぜひ鎌倉に来た際には、海に行った帰りや、宿泊する際のディナーなどで食べにいっていただきたいお勧めのお店です!お酒も飲んでほしいので、公共機関かご宿泊のご予定を立ててお越しください!(^^)!

お店情報

【営業時間】
【平日】12:00-14:00(LUNCH) 18:00-22:30(DINNER) 
【土・日・祝】 12:00-14:00 (LUNCH) 14:00-18:00(CAFE) 18:00-22:30(DINNER)
《 FOOD L.O. 21:30 / DRINK L.O. 22:00 》
※2/7まで改装工事の為休業中。

【アクセス】
 〒248-0026
 神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-2-27 (江ノ島電鉄 七里ガ浜駅から歩5秒)
 TEL/FAX 0467-39-3130

※パエリア予約制(お時間がかかる為)
※冬季完全予約制

ご予約はこちらから

取材の様子(YouTube)

鎌倉食べて応援し隊、毎週ライブ配信やってます!
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見て楽しむもよし、コメントでライブ配信を盛り上げて頂いても良し!お店に行く際の参考にしていただくのも良し!です!
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