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鎌倉あじさい名所と穴場6選!2023年はいつまでが見頃?地元洋菓子店スタッフが解説

梅雨といえば、あじさい。日本でも有数のあじさいスポットとして知られる鎌倉は、見頃の6月になると観光客でいっぱいに。

見に行きたいけど混雑は避けたい…そんな方のために、定番の名所から地元民だからこそ知っている穴場まで、鎌倉に店を構えて40年の洋菓子店、レ・ザンジュが厳選した6箇所を紹介します。

なぜ鎌倉にはあじさいが多いの?

鎌倉は全国でも有数のあじさいの名所として知られますが、そもそもあじさいが鎌倉で増えたのは、明月院が第二次世界大戦で傷んだ人々の心を癒すために植えたことがきっかけと言われています。

その後、長年に渡ってあじさいが豊かに咲き続けているのには、鎌倉の地形が関係しています。山に囲まれた鎌倉は、あじさいの生育に適した環境。また、根を横に広く張ることから、斜面の多い鎌倉の土砂崩れを防ぐネットの役割を果たしているとか。

住みよい街として人気の鎌倉はあじさいにとっても生きやすく、人はあじさいに癒されながら安全を守られる、持ちつ持たれつの関係を築く街でもあるのです。

2023年あじさいの見頃は?いつまで楽しめる?

鎌倉のあじさいは、例年6月いっぱいが見頃とされています。特に6月中旬から下旬にかけてはあじさいが満開となる見頃のピークで、鎌倉は観光客でいっぱいに。

ただし、あじさいは桜のように一気に散ってしまうことはなく、ピークを過ぎても徐々に萎びていくまで楽しむことができます。

鎌倉あじさいの名所2選

ここからは、鎌倉レ・ザンジュが厳選したあじさいのおすすめスポットをご紹介。まずは、あじさいを見に行くときに必ずと言っていいほど名前が挙がる名所と、新定番になりつつあるスポットを2つピックアップしました。

あじさい寺「明月院」は外せない超人気スポット

鎌倉のあじさいといえばここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。参道を埋め尽くす青一色のあじさいは「明月院ブルー」と呼ばれ、日ごとに青さを増していくその景色は圧巻。

見頃を迎える6月中旬は国内外の観光客で賑わい、日によっては長蛇の列ができるほどに。7月上旬まで遠目で見るには十分美しい青色を堪能できるので、あえて見頃が少し過ぎた頃に訪れるのは、混雑を避ける秘策のひとつです。

明月院
神奈川県鎌倉市山ノ内189
6月拝観時間 8:30~17:00 (通常は9:00~16:00)
※7/5(水)~7/7(金)はあじさい剪定のためお休み
TEL 0467-24-3437

もう一つのあじさいの楽しみ方「花手水」

梅雨の時期、道に咲くあじさいとともに楽しめるのが、寺社で作られる花手水(はなちょうず)。水で身と心を清める手水舎の手水鉢に花を浮かべたものをこう呼びます。

鎌倉では鶴岡八幡宮、一条恵観山荘やそのほか数か所の寺社で、オリジナリティあふれるあじさいの花手水を楽しむことができます。色を揃えたり、グラデーションにしたり、道々に咲き誇るあじさいとはまた違った美しさは必見です。

混雑を避けるなら!鎌倉のあじさい穴場4選

続いて紹介するのは鎌倉をよく知る地元民だから分かる、あじさいの穴場。混雑を避けたい、人とは違う場所に足を運びたいという人はぜひチェックを。

地元民の定番あじさいスポット「稲村ケ崎公園」

江の島と富士山が海の向こうに眺められる絶景スポットとして有名な稲村ケ崎公園は、地元の人にはよく知られる隠れあじさいスポット

鎌倉から江ノ電と徒歩で15分ほど、稲村ケ崎公園まで足を伸ばせば、あじさい、海、江の島、さらに富士山まで贅沢に楽しむことができます。サンセットは海の定番ですが、朝早くに訪れるのも澄んだ空気が味わえておすすめ。

鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区
神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1
TEL 0467-23-3000(内線2442)

歴史とともにあじさいを楽しむ「鎌倉宮」

鎌倉駅からバスで約10分。鎌倉市の中心部に位置する鎌倉宮は、美しい庭園とともに点在するあじさいを楽しむことができます。あじさいの数は有名スポットと比べると少ないものの、そのぶん混雑することなくゆっくりと鑑賞できるのが嬉しいですね。

鎌倉の長い歴史のなかでも重要な位置づけの鎌倉宮で、歴史を感じながらあじさいを愛でる時を過ごしてはいかがでしょうか。

鎌倉宮
神奈川県鎌倉市二階堂154
拝観時間 9:00~16:30
TEL 0467-22-0318(9:00~16:00)

鎌倉で最も高いあじさい「天園ハイキングコース」

北鎌倉の建長寺から始まり鎌倉アルプスと呼ばれる山々を抜ける、全長約6kmの天園ハイキングコースは、鎌倉のハイキングコースのなかで最もアクティブな道のり。梅雨の時期は先々で花開くあじさいを楽しむことができます。

注目は、鎌倉最高峰の大平山。鎌倉で最も高い場所に咲くあじさいを眺めながら、鎌倉の海と街を一望できます。駅周辺をのんびりと散策するのも良いですが、体を動かしながら風情ある景色を見て回るのも、鎌倉の楽しみ方のひとつです。

天園ハイキングコース
JR北鎌倉駅から大塔宮バス停まで全長約6km
所要時間約3時間

あじさいと竹林の共演を楽しむ「英勝寺」

鎌倉には竹林がある寺が多く、鎌倉駅から徒歩15分弱に位置する英勝寺もそのひとつ。徒歩圏内にありながら比較的混雑しておらず、それでいて見応えがある、まさに穴場と言えるスポットです。

竹林に向かう階段の脇などに点在するあじさいは、数こそ多くないものの、まるで隠れ家へといざなっているよう。神秘的な竹林とあじさいの、梅雨時期だけのハーモニーを味わって。

英勝寺
神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
拝観時間 9:001~16:00
定休日 木
TEL 0467-22-3534

幸せを呼ぶ?ハートのあじさい

あじさいの花々がこんもりと身を寄せ合うなかに、「幸せを呼ぶあじさい」と呼ばれるものがあるのをご存じですか?

通常は丸い花の集まりが、重みでハート型に見えることがあります。その形は日々変化しており、一度ハートになってもすぐ別の形に変わってしまいます。その珍しさと愛らしい形から「見つけると幸せになれる」「見つけると恋が叶う」という噂が広がったようです。

一面に広がるあじさい畑を景色とともに眺めるのも良いですが、幸せを呼ぶあじさいを探しながら、花を一つ一つじっくりと観察するのもまた、素敵な楽しみ方のひとつですね。

観光の後は、あじさい土産も忘れずに

梅雨しか味わえない、鎌倉のあじさい。美しい景色を写真に収めたり、目に焼き付けたりして持ち帰るのと一緒に、あじさいにちなんだ、この時期だけのお土産も忘れずに。

鎌倉の洋菓子店レ・ザンジュでは、鎌倉の路地に花咲くあじさいに見立てたチュイール「やとヨヒラ」や、プチガトー「山あじさい」※をご用意しています。
※鎌倉本店、西鎌倉店限定

ほかにも定番人気のクッキーや、夏にぴったりのレモンケーキなど、季節を彩るさまざまな商品が店頭に並びます。最新情報はレ・ザンジュのInstagramにて随時更新中。ぜひチェックしてみてください。

Instagram @lesanges_kamakuraを見る>>