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江戸時代から続く伝統農家の「ぶどうづくり」

レ・ザンジュの秋の訪れを告げる〈勝沼ぶどう園のタルト〉

2023年8月中旬、わたしたちはそのタルトに欠かせないぶどうを育ててくださっている、勝沼にあるぶどう農園「ぶどうばたけ」さんを訪問。

販売を前に、生産者さんがどんな想いでぶどうを育て、わたしたちに届けてくれているのか。そのお話を伺ってきました。


山梨県勝沼町の最北、菱山地域のぶどう農家、ぶどうばたけさんはこちら


美味しいぶどうができる環境

ぶどうばたけさんの畑がある菱山地区は、ぶどうを育てる環境に最適。場所によっては45度にもなる斜面は水捌けがよく、また標高500mほどの場所に広がる広大な畑は昼夜の気温差が大きいため、濃厚で甘みと酸味のバランスが整ったぶどうが育ちます。

伺った8月中旬は収穫真っ只中でしたが、ぶどう作りは一年中。畑を耕し、春先に育ってきたら枝を剪定して味の凝縮したぶどうができるように、と毎日の手入れが欠かせません。

そして自然相手の商売。同じように手入れしても、同じ味には育たない難しさ。その季節の雨量や日照時間で違った味わいになるので「“今年はこういう環境で育ったから、こんなぶどうになりました”と、その時にあったことをちゃんと感じたまま販売する先へ伝えています」と三森さん。

今年はどんな味になったのか、生産者さんから直接伺うことでわたしたちも納得して、安心してお菓子作りに使うことができます。


まずはたくさん食べてみて

わたしたちが農園に着くと、畑に行く前にたくさんのぶどうの試食をいただきました。今の時期はどんなぶどうが収穫できて、どんな特徴があるのか。ひとつずつ丁寧に説明をしてくれました。

とにかくしっかりと自分たちの想い伝えて、我々生産者と同じ想いで、この現場を見て、お客さんに伝えてほしいと。伝える人のチカラが大切だからと、惜しまず話してくれました。

それはわたしたちが取引のある会社だからというわけではなく、ぶどう狩りに来ている一般のお客さんに対しても同じように接する姿が印象的でした。


働き者の草刈りスタッフ

車で畑を案内してもらっていると、途中で可愛いヤギがお出迎え。草刈りスタッフとして草を食べてもらうことで化学肥料や除草剤などの使用をなるべく抑えて、お子様でも皮ごと安心して食べられるぶどう作りに一役かっていました。


素材に感謝し、その魅力と美味しさを伝える使命


レ・ザンジュでは創業当時からぶどうばたけさんのぶどうを使ったお菓子を作っています。今年も8月25日から、9月末まで藤稔と巨峰の〈勝沼ぶどう園のタルト〉と、同じくぶどうばたけさんのシャインマスカットを使用した〈シャインマスカットのタルト〉の販売が始まりました。

〈勝沼ぶどう園のタルト〉は、ぶどうばたけさんの旬の恵を生のままふんだんにのせて焼き込みます。皮からぶどうの果汁と色がしみ込んでしっとりと、果実味あふれるタルトに仕上がります。


手間を惜しまず大切に育てていただいた藤稔と巨峰。特に藤稔はぶどうの中でも特に水分が多く育てるのが難しいそうですが、大粒でジューシーで最後に酸味を感じる美味しいぶどう。

〈勝沼ぶどう園のタルト〉は、焼いたその日に、鎌倉から全国発送を承っています。レ・ザンジュの秋の味覚をぜひ一度お楽しみください。オンラインショップはこちらから


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