OKAZAKI kalonji

生け花 龍生派 の小さな生け花「ひびか」のオンライン講師をしています。 岡嵜かろんじ …

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生け花 龍生派 の小さな生け花「ひびか」のオンライン講師をしています。 岡嵜かろんじ は「ひびか」の花号です。 noteでは「ひびか」をコアに生け花に関することを投稿します。 本業は、スパイス農家。スパイスファーム アチャでいろいろ育てています。1968年生まれのおじさんです。

最近の記事

20240522 石のミルからこぼれる砂と花

小さな生け花「ひびか」のオンラインの教室ではいろんな花材を使います。 時には非植物も。 今回は、ガラスの砂を使うことを前提に生けた作品です。 キラキラ輝く砂をどう活かそうかと見ていたら岩塩に見えてきたので、石のミルを取り出してきて作品に。 インドで購入したミルですが、小さいけれど重厚感があります。 ミルからこぼれる砂と花。 調理器具を花器にできるのが「ひびか」の面白いところでもあります。

    • 20240428 箸箱の上の世界

      龍生派の小さないけばな「ひびか」のオンライン講師をしています。 受講生とともに講師もいけます。花材は指定の時もあれば、自前で自由にということもありますが、花器は自由ということが多いです。 今回の講座では花材は指定されていましたが、花器は自由。 せっかくだから食器にいけてみようと思って「箸箱」を選んでみました。 細長くてシャープな仕上げの檜の箱。 その工芸品の細やかさに刺激されて、かろやかな空間を創ってみました。 日本の手仕事って素敵です。そんな気持ちでいけた作品です。

      • 20240423 端午の節句を祝う

        隔月で開催される「ひびかサロン」のために、ちょっと遊んだ作品を作りました。 端午の節句と言えば、柏餅やちまきといったお菓子がかかせません。 そこで小さなちまきを作ってざるの上にお供えしました。 小法師の人形も一つ。 新芽が赤い木の枝も添えて作品としてみましたが、サロンでは新芽がエビの尻尾のように見えるとのコメントも。 まあ、めでたいので良いのかな、、、 春の風に気楽な気持ちをのせて、「ひびか」を楽しんでみました。

        • 20240401新年度のスタートに!

          龍生派いけばな「ひびか」のオンライン講師をしていますが、前回の講座では「スタート」をテーマにして受講者とともに私もいけてみました。 スタートにふさわしい材料はなんだろうと考えた時、「たまご」と思いつきました。 龍生派のいけばなでは、花以外の異素材を取り合わせわせることがあります。 再生の象徴でもある「たまご」を取り入れたら面白いかなと・・・ ちょうどイースターでもありました。 受講者の方々に見ていただいた感想は「たまごなんて意外!」の一言でした。 たまごの曲線って、植物とは違

        20240522 石のミルからこぼれる砂と花

          20240316 お茶碗に稲穂

          ひびかは小さいサイズの生け花なので、身近な食器も花器になります。 一番身近と言えるのはやはり「お茶碗」ではないでしょうか? お茶碗によそうものは「ごはん」。 なので稲穂を生けました。 去年の秋に畑で収穫した陸稲の落穂です。 稲穂はわさっと枝垂れるものですが、ひびかでは植物をクローズアップして見られるので、稲穂を細かく分かれさせて宙に浮かしてみました。 お米の一粒一粒にも表情があって意外な感じです。 麦が収穫できたら、麦を生けてみようと思います お茶碗でなく、な

          20240316 お茶碗に稲穂

          20240301 ひな祭りを花とカルタでお祝い

          座間神社で3月1日から3日まで「杜につどうアート展」があり、そこに出品。 会場にたくさん飾られるお雛様。その合間に生け花や絵画やクラフトなどのたくさんのアートも一緒に飾られます。 今回は、カルタとともに小さな生け花「ひびか」を出品しました。 一緒に出品されたのは、社中の神保さん。カルタも描いてくれました。 一般的に生け花はそれだけで展示しますが、ひびかならではの新しいスタイルとして他のアートとともに展示するということをやってみました。 雛人形とカルタと生け花!  とてもほっ

          20240301 ひな祭りを花とカルタでお祝い

          20240224 ニンニク で うっとり

          2月24・25日に開かれた龍生派東京第11地区の華展に出品。 ニンニクをいけました。 小さい生け花「ひびか」らしく、高さは40cm。スッと伸びるニンニクの生命力に惹かれていけました。 かすみ草のクキクキと直線的に曲がる感じがまた気に入っています。目を近づけて見ることで意外な表情に出会えるものです。 花器は龍生派のひびか用水盤の上に、手製の丸い陶芸品を載せ、ニンニクの足元は錫のマドラーの先端で押さえました。 キラッと光る錫の輝きも気に入っています。

          20240224 ニンニク で うっとり

          20240220 桃の節句にちなんで

          本日、龍生派「ひびか オンラインサロン」が初開催されました。 参加者は7人。それぞれがテーマ「桃の節句」に沿った作品を作って画面上で鑑賞会という素敵な企画でした。 岡嵜の作品は、左の花器に三角葉アカシアと白いジャガイモ、右の器にアオキと赤いジャガイモをいけています。 なんとなくお大理様とお雛様の雰囲気を花で表現してみました。 花材は全部、日々耕している畑にあるものです。 最近は、野菜だけでなく三角葉アカシアのような園芸種も育てています。 今回のテーマは慣れないところがあっ

          20240220 桃の節句にちなんで