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目黒千尋さん(左)と 山中宣明さん(右)

私が2回のグループ展と初個展をさせていただいた 中和ギャラリー さんには姉妹画廊(?)と言いますか、道を隔てた向かいに アートモール という、カジュアルでフレンドリーなギャラリーがあります。

とっても可愛く居心地の良い空間!!
(私の初個展会場候補の1つでもありました。)

そのアートモールで、グループ展出展仲間 目黒千尋さん の個展が4/28まで開催されてたので、4/27に滑り込み行って参りました。(案内葉書をいただき…。)

千尋さんはこんな水彩画を描かれる方です。

中和ギャラリーさんで週何回かスタッフさんもされてるので、私の個展の時もほぼ常在されてて心強く、彼女のお陰でいつも心ほぐれるのです。

作品も彼女のオーラそのまんま。私には真似できないスタイルだけど、「自分もこんな絵で絵本が作れたら良いなぁ」と素直に思える大好きな画風です。ほんと童心に還るというか…。

千尋さんご自身が窓から見た風景などからインスパイアされて描かれてるそうですが、よくよく観ると必ずちっちゃな男の子と女の子が描かれてるんですよね。観る人によってそれが誰でどういう関係に見えるか様々でしょうが、私は4〜6歳まで過ごした群馬県前橋市( my 心の故郷。血筋的には大分県ですが。)の自宅庭( my 原風景 )に毎回トリップするんです。

2学年上の兄と毎日帰宅後そこで無心に遊んでた…。色んな花や植物が咲き乱れてて…昆虫や小さな生き物達を観察したり…ビワの木に登ったり沢山出来すぎたビワの実を近所にお裾分けで配ったり…落ちてるザクロ拾って中の粒々つまみ出して食べたり…片隅に秘密基地や宇宙船を作ったり…何の悩みも無く、オリジナルの遊びを生み出しては笑い転げ…キラキラした家族の蜜月期でした。(私がお絵描きばかりしてたのもこの時期。ちなみに兄は23年前に他界。)

日頃蓋をしてるそんな思い出の世界に一気に飛ばされるから不思議。

階段の壁や窓枠にも絵があったのでしゃがみ込んで浸ってたら、千尋さんに写真を撮られてしまいました。(あそこ特等席です。笑  トイレじゃありませんよ!)

この展示法マネして、最近実家に越した後、
階段ギャラリー作っちゃいました。
(自分の作品群で。😅)

彼女の絵は断然、中和さんよりアートモールが似合う…。正に The Chihiro World(グループ展では10人以上の出展作の中、大小1作ずつしか拝見してなかったので…)。会期最終日近かったので、ほとんどが Sold Out でした。固定ファンが沢山いそう…。(私も頑張るぞ。)
   

一通り堪能後、向かいの中和ギャラリーにも足を伸ばしました。オーナーさんに住所変更報告や次個展日程確認もできるし、と。

…したら大当たり。

山中宣明さん という方の個展開催中でした。

こちら↓の方が一杯観れるかな?

なんかもう圧巻……。大・好・み………。

オーナーさんが上手に私を紹介して下さり、山中さんともお話しさせていただきました。ECMレーベルのピアニストさんとのコラボ経験もおありとかでピアノ歴が長い私とも、むしろ音楽の話で盛り上がり…。

個展のタイトルも『 残響 reverberation 』でしたが、ほんと…絵から「響き」が聴こえてきそうでした。(僭越ながら私もよく言われます。)色んな音を絵にしたらこうなるんだろうな…というか。音楽のお話を伺う前から1歩入るなり惹き込まれてたのは、無意識に共鳴してたのかもしれません。(もちろん名刺交換させていただきました。)

オーナーさん曰く「山中さんの作品は、即興風に見えて実は緻密に計算されてるし手が込んでるんですよ。それでいてそう見せないから堅苦しくないんです。」とのこと。

この日、紺色の服を着て行ってたんですが、千尋さんの展示も山中さんの展示も青系多く、密かにほくそ笑んだ私です。(単なる自己満。)

最寄り駅は「三越前」。ドア to ドアで1時間半。鑑賞時間や寄り道も入れて計5時間くらいの「単独アート巡りお出かけ」。高齢父いながらも、ナントカカントカこんなことが今の所出来てることに感謝。いつ何時また父関連で「一山超えなきゃ」ってタイミングが来るかわからないけど、同居して「目の端で見守りながら」描く体制も整えたことだし、今のうちに日々大切にしながら一杯観て一杯描いておこう。

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