魔法の文通

赤塚高仁・山元加津子 「魔法の文通」モナ森出版 続編

魔法の文通

赤塚高仁・山元加津子 「魔法の文通」モナ森出版 続編

最近の記事

99 ヨルダンとイスラエルの旅と、ベトナムの旅 赤塚さんへ

今日は病院に来ています。いえ、たいしたことないのです。なぜか胃がしくしく痛んで、それが半月くらい続いて、夜になると痛むのです。病院は怖くて、注射も怖くて、採血もなにもかもが怖い私は、なかなか来れずに先延ばしにしていましたが、夜中に痛いのは辛いので、やっぱりこようと思って、今、待合室にいます。 そんな中で、赤塚さんにお手紙が書けるのは心が落ち着けてしあわせです。 (結局は胃が痛いのは、たいしたことはありませんでした。ほっとしたら、すっかりよくなりました) 赤塚さんとの文通は9

    • 98 僕の中に心があるんじゃない、心の中にぼくがあるんだ かっこちゃんへ

       かっこちゃん、一回飛ばしのお返事、とてもうれしいよ。 順番まってるあいだに気持ち消えていってしまう。 だから、書きたいときに書こうよ。 とはいうものの、相手の言葉をかみしめて続けてきたから文通。 どうしても書きたいというかっこちゃんの気持ちが、僕の心を熱くする。 もう一度言うよ、とてもうれしい。   今日、台湾から帰って来ました。 9年ぶりの台湾でした。 とても大切なことを思い出させてくれる旅だったよ。  ちょうど新しい総統、頼清徳さんが就任したときで、何だかにぎやかでし

      • 97 ノアの方舟 赤塚さんへ

        赤塚さん、どこへ旅しても緑がとってもきれいです。つい先日はひろこちゃんやリカちゃんと一緒に「宮沢賢治を訪ねるまほうの旅」で、花巻へ出かけました。 何が魔法かはわからないけれど、とにかくとても楽しくて、温かくて、魔法にかかったような時間でした。 赤塚さんとの旅もいつもそうですね。ところで、今回の旅は赤塚さんのお友達の、そしてもちろん私もお友達ですが、イスラエルやトルコの旅などを旅行社として携わってくださった平和くんが一緒でした。 今回は平和くんが、バスの中でみなさんの前でお話を

        • 96 いまいちど 赤塚さんへ 

          赤塚さん、無事に半断食を終えられたのですね。どんなに「人は死なない」とわかっていても、赤塚さんとまだまだお話しなくちゃならないし、旅もいっぱいしたいし、こうして、文通のお返事を書いたり、いただいたりもしたいから、どうか、毎日の生活で、どうか、無茶をしないでくださいね。 赤塚さんにもLINEをしましたが、2007年に三五館から出版いただいた「宇宙(そら)の約束」の本をモナ森出版から、改めて出版しようとしています。 この本は、赤塚さんに誘っていただいて、2006年にイスラエル

        99 ヨルダンとイスラエルの旅と、ベトナムの旅 赤塚さんへ

          95  人は死なない かっこちゃんへ

            令和6年ゴールデンウイーク、八ヶ岳にいます。 ずっと以前からご縁のある、橋本宙八、ちあき夫妻が導いてくださる「半断食」に 15年ぶりに参加しているのです。    僕が初めてマクロビオティックを知ったのは、28歳でうつ病になり、 精神病院から退院して針の治療に通っていたとき、食べ物で病気が治りますよと、 桜沢如一(マクロビの創始者)さんの「無双原理・易」という本を貸してもらったときです。  玄米正食、一切の動物を摂らず副食は梅干しとあずきとかぼちゃ。 あとはお味噌汁。命を取

          95  人は死なない かっこちゃんへ

          94 ありがとう、しあわせだよと言いながら生き、亡くなる生き方 赤塚さんへ

          赤塚さん、あちこちに「大好き」と「ありがとう」の気持ちであふれたお葬式でした。 赤塚さんと私と一緒の旅行にも参加され、他にもいろいろな場面でそれぞれが一緒だったきみちゃんが亡くなられました。祭壇のお花に赤塚さんのお名前があって、きみちゃんはどんなに喜んでおられることでしょう。誰のことも大切にされ、イスラエルの旅で、きみちゃんと赤塚さんと二人、コロナのときに、ポジティブになって、お寿司屋さんに行かれたときののこともブログに書いてくださって、きみちゃんはうれしくて笑っているだろう

          94 ありがとう、しあわせだよと言いながら生き、亡くなる生き方 赤塚さんへ

          93  ひとりの時間というたからもの かっこちゃんへ

           かっこちゃん、「さびしい気持ち」と書いてくれてありがとう。 ぼくは、まるでもうひとりの僕と話しているみたいな不思議な気持ちになったよ。  人付き合いのいい社交家の僕と、人間嫌いで人見知りの僕とが一緒に暮らしている。 だから、誰と過ごしていてもさびしい気持ちになるし、ひとりの時間にあたたかな気持ちになることもある。  だって、まだ僕は本当の自分についてよくわかっていないんだからね。 この間、雑誌のインタビューで 「あなたにとって、人生とはなんですか?」と聞かれた。 どうし

          93  ひとりの時間というたからもの かっこちゃんへ

          92 さびしい気持ち 赤塚さんへ

          92 さびしい気持ち 赤塚さんへ ……* ああなんべん理知が教えても 私のさびしさはなおらない (後略) 「噴火湾(ノクターン)」宮沢賢治 ……*…… 私はたぶん、とても淋しがり屋なのだと思います。たとえどんなにたくさんお友だちがそばで笑っていてくれても、私は何か深いところで、いつも淋しいのだと思います。誰かと笑っていてもどこかで淋しい、ひとりでいてもやっぱり淋しい。 賢治さんの大切な妹さん「トシ」さんを亡くされたあとに読んだ詩ですが、 赤塚さん私ね、ときどき何度もこの詩の

          92 さびしい気持ち 赤塚さんへ

          91 科学者かっこちゃん かっこちゃんへ

          91 科学者かっこちゃん  お便りありがとう。 かっこちゃんの便りを何度も読み返して、改めてかっこちゃんは科学者だと思ったよ。  脳科学もとても進んで、これまで見ることができなかったものも見えるようになったんだね。 そして、人間の心も科学で説明できることが増えてきたんだね。  人類は、科学を生み出したことで進歩したんだろうか・・・ふと、そう考える。 進歩とはいったいどういうことなんだろう。 便利になること? 生活が豊かになること? 生活の目的は、楽しみを追うコト? 人間は

          91 科学者かっこちゃん かっこちゃんへ

          90 脳の話 赤塚さんへ

          90 脳の話 赤塚さんへ 赤塚さん 本当に世界をまたにかけて移動されて、そしていろいろなことを感じて書いてくださっていること、なんて素敵なことでしょう。 赤塚さんとこうして文通を続けていられる幸せを心から感じています。 バシャールさんのお話もすごく興味深かったです。 私、バシャールさんのことはほとんど知らなくて、先日ロサンゼルスに行ったときに、あのようこちゃん(私、苗字もお名前もセットで覚えているあのようこちゃん)の車に乗せていただいたことがありました。「バシャールのセッシ

          90 脳の話 赤塚さんへ

          89 理想と現実は同じものなんだよ かっこちゃんへ

           かっこちゃん、お元気ですか? 僕はいま札幌のホテルで、この手紙を書いています。 窓の外には雪が積もっている。 温度計はマイナス3度を指している。  北海道に来る前、僕はロサンゼルスにいたから30度の温かさ。 33度の温度差は、なかなか刺激的だね。  ロサンゼルスには、地球外知的生命体であるバシャールのセッションを受けに行ったんだ。友だちが「令和のニューリーダー33人をバシャールにつなげよ」というインスピレーションを受けて心に浮かんだ人を呼び集めてくれたから。 そんな風に

          89 理想と現実は同じものなんだよ かっこちゃんへ

          88 素敵な旅の仲間のおかげで、私はすごくしあわせでした。 赤塚さんへ

          88 素敵な旅の仲間のおかげで、私はすごくしあわせでした。 赤塚さんへ 赤塚さん素敵なお手紙ありがとう。 きみちゃんの講演会の途中にびゅーんって携帯に赤塚さんのお手紙が飛んできました。きみちゃんが赤塚さんも一緒って思ってたのかな。 きみちゃんは、トルコの旅も私たちと一緒だったし、イスラエルには赤塚さんと一緒で、コロナの時だったから、残って一緒にお寿司だったかなを食べて、余計にイスラエルにいられて得しちゃったなって笑っていた私の大切なお友達です。 だから赤塚さんもすぐにああ

          88 素敵な旅の仲間のおかげで、私はすごくしあわせでした。 赤塚さんへ

          87 本当の自由は内側にあるもの かっこちゃんへ

          87 本当の自由は内側にあるもの  かっこちゃん、新幹線の中で書いています。 九州~茨城の水戸と旅をして、三重に帰るところです。  20代の頃、5年間住んでいた香川県高松市で仲良くしていた友だちが訪ねてきてくれるんだ。もう40年も経つなんてびっくりだけど、嬉しいね。古い友だちが訪ねてくれるなんて。  伊勢神宮参拝にいくよ。 短い時間だけど、きっとなつかしくて、新しい時間になることでしょう。 それからまた東京に出て、ロサンゼルスに行ってきます。 バシャールのセッションを体験し

          87 本当の自由は内側にあるもの かっこちゃんへ

          86 心はどこにあるの? 赤塚さんへ

          86 心はどこにあるの? 赤塚さんへ 赤塚さん 朝起きたらまた雪が降っていました。2月に雪は別に不思議なことじゃないけれど、このところ温かい日が続いたので、朝起きたら驚きました。 赤塚さん、お誕生日おめでとうございます。 よく生まれてくださいました。そして、こうして私とこんなに長く文通を続けてくださって、私は赤塚さんが生まれてくださって、心からうれしいです。 そして、昨日いただいたお返事も本当に本当にうれしかったです。 赤塚さんが書かれていました。 ・・・・・・・・  か

          86 心はどこにあるの? 赤塚さんへ

          85 宇宙のひとつでいよう かっこちゃんへ

          85 宇宙のひとつでいよう   かっこちゃん、お便りありがとう。 ヨルダン~イスラエルの旅から帰ってすぐに広島で講演をして3泊家で過ごした後、 今は熊本にいます。 阿蘇の風の丘、大野勝彦美術館で毎月開催してきた聖書塾の最終講義なのです。 ずっと旅から旅への渡り鳥みたいだね。  人生は旅だ。 日本各地、世界のあちらこちら、そんな旅も嬉しい。 でも、心の旅はもっと素敵だね。 無限に広がる大宇宙すらも飲み込んでしまうほど、大きくて広くて深い私の心。 そんな心の中を旅してゆく。

          85 宇宙のひとつでいよう かっこちゃんへ

          84 おかえりなさい 赤塚さん

          84 おかえりなさい 赤塚さん 赤塚さん。 今回も素敵な旅だったのですね。そして、何よりどんなに大切な旅だったことでしょう。 平和くんもfacebookに 「2024-2-8発 遥かなるイスラエルの旅 このような状況の中での27名の旅はとても祝福されたものでした。 報道で見るような危ないイスラエルは一切感じることなく、有名な観光地が貸切状態でした」と書いておられましたが、赤塚さんのブログのお写真にも誰もいないけれど、暖かな日差しがさすエルサレムが写っていました。 私が最初

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