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【演劇(・映画)】デカローグ

 2024年5月1日(水)と2日(木)に、『デカローグ』の1話から4話を観てきました。感想など(メモ中心になりましたが)を書いてみようと思います。

■メモ

 いきなりメモですが、プログラム小川絵梨子さんのメッセージなどを参考にしました。

  • 『デカローグ』は、十話からなる物語です。十篇の物語はそれぞれ独立していますが、登場人物たちは一つの団地に住んでいて、壮大な一つの物語ともなっています。

  • また、「デカローグ」は、旧約聖書に登場するモーセの十戒を意味します。道徳ではなく、これを破っていまう人間とその葛藤を描く物語とありました。

  • もとは、ポーランドの映画監督であるクシシュトフ・キェシロフスキが製作した映像作品です。

■観に行こうと思った訳

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督の映画『トリコロール三部作』を鑑賞したことがあり、関心を持ちました。同監督は、晩年はフランスでも活躍したそうです。ただ、フランス映画は難しく感じることも多く、私は、この三部作も十分には理解しきれていません(汗)。

  • もう一点挙げると、私の中で『デカローグ』は、十篇の物語が、ジグソーパズルのように組み合わさっていくイメージがあります(何かに書かれていたのかもしれず、引用が曖昧ですみません。)。整然とした図形や体系のようなものに惹かれます。といいつつ、現実世界は歪な部分があり、このバランスが面白さに繋がるのかもしれないと思ったりします。

■個人的に思った楽しみ方

  • まだ4話まで観ただけですが、特に大人の恋愛関係の部分など解釈が難しい部分があるなぁ、と思いました。

  • また、映像作品として、DVDやBlu-rayが日本でも出されているようなので、映像を繰り返し見てから、舞台を見ると面白かったのかもしれないな、と思ったりしました。媒体による違いもあるかもしれません。これから、映像版を観る機会もあると思うので、その時は繰り返し観たいな、と思いました。

■公演概要(『デカローグ』)

(1)原作・演出など

  • 原作:クシシュトフ・キェシロフスキ、クシシュトフ・ピェシェヴィチ

  • 翻訳:久山宏一

  • 上演台本:須貝英

  • 演出:小川絵梨子/上村聡史

  • 会場:新国立劇場小劇場

(2)プログラム

[プログラムA・B]

2024年4月13日(土)〜5月6日(月・休)
①ある運命に関する物語
②ある選択に関する物語
③あるクリスマス・イヴに関する物語
④ある父と娘に関する物語

[プログラムC]

2024年5月18日(土)〜6月2日(日)
⑤ある殺人に関する物語
⑥ある愛に関する物語

[プログラムD・E]

2024年6月22日(土)〜7月15日(月・休)
⑦ある告白に関する物語
⑧ある過去に関する物語
⑨ある孤独に関する物語
⑩ある希望に関する物語

 本日は以上です。いつか機会がありましたら、個々の物語の感想も振り返ってみたいです。

 冒頭の写真は、「マンション」「階段」で検索し、稲垣純也さんの画像を使用させて頂きました。ありがとうございました。

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