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【ミュージカル】アニー

 2024年5月3日(金・祝)、丸美屋食品ミュージカル『アニー』を観ました。感想などを書いてみたいと思います。

■はじめに・全体の感想

 子どもの時からテレビで、ドキュメンタリーのオーディション番組などを見ていて、ミュージカル『アニー』の存在は知っていましたが、子どものいない私が1人で観に行くのはさすがにと思って、ずっと行かず仕舞いでした。
 しかし、最近、新国立劇場前を通りかかった際に、『アニー』の看板を見かけ、予算オーバーでしたが、思いきってチケットを購入しました。
 「親戚の子と一緒に行ければなぁ。」と思いつつ、子どもたちの邪魔にならなそうな端の席を購入。あれこれ理屈をつけつつも、基本的には好きだから私は観に行くのだと思います。あまり悲観的にならず、ポジティブにとらえて行きたいです。
 始めは、鑑賞するのは一生に一度かも、と思っていたのですが、最後には、あと10年後など将来また観てみたいなぁと思える舞台でした。どんな点が良かったかは、以下、個別に記載したいと思います。

■個別の感想

(1)生演奏の迫力

 演奏ピットがあり、生演奏で迫力がありました。録音した音楽が流れるのかな、と想像していたので驚きでした。

(2)歌とダンスの華やかさ

 アニー役は今回もWキャスト(岡田悠李さん・絢田祐生さん)でした。私が観たのは、岡田さんの「チーム・バケツ」の方で、絢田さんの方は「チーム・モップ」と呼ばれていました。
 有名な「Tomorrow(トゥモロー)」を聴けたり、孤児の女の子たちやダンスキッズのダンスも華やかでした。

(3)時代設定と衣装など

  舞台は1933年の大恐慌時代のアメリカ。孤児のアニーが主役です。フーバー大統領やルーズベルト大統領の名前も出ていました。私は、一階席の端で観たのですが、衣装はこの時代のものを反映させているのかなと、衣装に目が行ったりしました。

追記:
この作品の内容について感想を追記します。明るいミュージカルながら、「バケツ」や「コップ」という言葉にあるように、女の子の孤児たちは厳しい労働環境に晒されています。その点が、ある意味では一番印象に残りました。子どもに対する基金などもテレビやインターネットでよく見かけます。
そして、他の作品ですが、黒澤明の『赤ひげ』を観たときのことを思い出しました。(昔の記事を読んで、その短さに別途驚きました!)

(4)映画版との比較

 私は、過去に下の(↓)映画版を観たことがあります。映画では現代のニューヨークに置き換えられていて、個人的には「う〜ん。」と微妙に思った部分もあったのですが、あらすじをおさえる分には良かったです。また、ラストのあたりでは、映画版の面白さも感じることが出来ました。

(5)頭をよぎった古い言葉

 観劇しながら、後半場面で「生みの親より育ての親」「遠くの親戚より近くの他人」など、古い言葉がなぜか頭をよぎりました。自分でもちょっと驚きです。
 色々な解釈や受け取り方が出来そうなので、これ以上は控えますが、最近はどうなのだろう?と思ったりしました。

(6)ミュージカルの俳優・女優

 (見出しとも)話が逸れてしまいますが、私は、過去のNHK朝の連続テレビ小説で、『天うらら』という作品が好きでした。主人公が大工となり、後半は設計士を目指すというストーリーです(追記:今は転職も増えてきましたが、当時は仕事を「かけ算」のように変えるというのも少ない気がしました。ましてや職人の大工の世界。)。その主人公をつとめていた須藤理彩さんが、ハニガン役で出演されていて、良かったです!

(7)最後のお土産

 最後に出口でプレゼント袋を頂きました。何が入っていたかは秘密ですが、嬉しかったです。

お土産袋

■最後に

 今年で、丸美屋食品ミュージカル『アニー』は39周年。上演回数は2000回を迎えるらしいです。来年はいよいよ40周年、頑張って下さい! 


■公演概要

 今回は最後に公演概要を持ってきました。

(1)公演日程

  • 日程:2024年4月20日(土)~5月7日(火)

  • 会場:新国立劇場 中劇場

  • 夏のツアーとして、8月・9月に、広島・大阪・仙台・名古屋で公演が行われるようです。

(2)主なキャスト

  • アニー:岡田 悠李、絢田 祐生

  • 大人キャスト:藤本 隆宏、須藤 理彩、笠松 はる、財木 琢磨、天翔 愛、ひの あらた など

  • その他:子どもキャスト、サンディ(犬)

 本日は以上です。

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