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愛を求めていたら愛に溢れていた話

 私は愛を受け取るのが下手くそだと悩んでいた。愛情を受け取るバケツがあるとしたら、きっとその底が抜けていて、いくら注がれても流れていってしまっているような感覚だった。だからきっと良かれと思って与えてくれている愛を受け取れないから、私と関わって嫌な気持ちになる人は一定数存在することは間違い無いだろう。全力で愛を伝えてくれる人がたくさんいるのになぜ私は素直に受け取れないのかと自分で自分を責め続けた。

 親友が企画したキャンプに参加してから、受け取れなかった周りの愛を感じることができた。そのキャンプのテーマは「夢の蓋を開けよう」というもので、私も参加してからたくさんの夢をノートに書き綴った。まず「きりちゃんにどうしても参加して欲しい」と誘ってくれたことが愛で、私と出会って話を聞いてくれて、話を聞かせてくれたことそのものが愛だなぁ。

 自分の中にあるバケツの姿形を認識して注がれている間は注意深く見ておかなければならないから、優しさや愛を受け取るのにもエネルギーが必要だ。今回のキャンプはそのエネルギーを充電することが出来た素敵な機会だった。

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