見出し画像

香山リカは「書類送付」、暇空茜は「書類送検」 マスコミのいやがらせ報道はいつまで続く

香山リカは2021年、愛知県知事リコール運動を妨害した容疑で愛知県警に書類送検されたが、そのさい毎日新聞ら左派マスコミは「書類送付」という言葉を使った。


署名運動妨害で4人を書類送付 愛知・知事リコール(毎日新聞 2021年9月9日)


「書類送付」なんて言葉、このときはじめて見た。ほとんどの読者は何のことかわからなかっただろう。「書類送検」のことである。


毎日は、たしか香山リカの連載をもち、香山リカの本を出している。お仲間なのだ。

だから、悪印象がある「書類送検」という言葉を使いたくなかった。

毎日だけでなく、東京新聞など、多くの左派メディアがこの表現を使った。

お世話になっている左翼仲間の「名誉」を守ることだけは必死。その忖度が見苦しかった。


*ただし、朝日や東海テレビなどは「書類送検」を使った。



昨日、Colabo問題を追及している暇空茜氏の「書類送検」が記事になった。

「Colabo」への名誉毀損疑い 「暇空茜」名乗る男性を書類送検(毎日新聞 2月16日 23:07)


暇空は、左派メディアがひいきするColaboへの敵対者。

「書類送付」という言葉は使ってもらえない。

(しかも、毎日の記事は、サムネイルにパトカーの写真まで使っている。あたかも逮捕されたかのように。香山リカのとき、こんな写真を使っただろうか。毎日はこのあいだ、こういう印象操作による名誉棄損で、最高裁で有罪になったばかりなのに、懲りないね。人権感覚ゼロか)


香山リカの「送付」報道のとき、この言葉についてメディアは、「検察に書類が送付されても、起訴されるかどうかわからないから」という言い訳をしたが、それは暇空氏の場合も同じである。

告訴ないし告発が受理され、警察が捜査をしたら、かならず検察にその結果を報告する。それが書類送検だ。

香山リカのときは、「警察は起訴を求めていないようだから」という言い訳も付与されたが、そういう事情が記事に書かれること自体異例だし、そもそも警察が起訴不起訴を決めるわけではない。読者にはなるべく予断を与えるべきではない。それともマスコミは、警察の越権を、自分に都合がいいときだけ認めるのか。

検察がそれを起訴するかどうかは、それからだ。要するに、書類送検されたからといって、捜査された事実しかわからない。かりに起訴されても、裁判を経ないと犯罪かどうかわからない。


こんなのは当たり前のことなのに、マスコミは、自分の味方は「善人」に見えるよう、敵は「悪人」に見えるよう、表現を左右して、世論を操作する。


しかも、今回の報道は、暇空の初著作が2月21日に発売される直前のタイミング。

その出版にたいして脅迫事件があり、一部書店での販売中止が発表された直後でもあった。

アニメイト、書籍『ネトゲ戦記』取り扱い中止 著者・暇空茜が理由説明「脅迫が届いたからだそうです」(オリコンニュース 2月16日 17:26)


この「書類送検」報道とその背景、いろいろ、キナ臭い。

この報道も一種の「脅迫」のようになっている。


いずれにしろ、たんに事実を報道するだけのはずの記事で、イメージ操作をするのは、間違いなく「犯罪」である。それこそ人権問題だ。

自分がマスコミに「敵」認定されると、どんな目にあうか、みんな考えてほしい。だれかに告訴されただけで、即「悪人」「犯罪者」扱いされるかもしれない。パトカーの写真付きで。その恐ろしさ。あなたがいつそうなるか、わからないのだ。

マスコミはいい加減にしろ。



<参考>



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?