【こだわる】が故の【かたより】
かなり久しぶりのnoteの更新になります。
勝利したいからこそ「こだわる」こともあれば、
育成だからこそ「こだわる」こともあります。
「こだわり」は、その人のこれまで歩んできたことに
大きく関わっていると思います。
一見どうでもいいことに思えることでも、
本人なり、チームなりの意味があるのでしょう。
指導する人が、
そのこだわりだけに気を取られて目の前で起こっていることに向き合わなければ、勝利・育成からはどんどん離れてしまいます。
『プレーを制限するよりも、長所を表現するのがうちの考え方』とあるチームの方が言っていたのですが、
その方は自由を表現したいようです。
ですが、
そのチームは全員が同じプレーしかしないんです。
個人でも、グループでも、チームでも
変わらないんです…同じプレーしかしないんです。
その選手の長所はなんだろうと
それは本当に自由なのだろうか
逆にプレーに制限がかかっている状態になってしまっているのではないか?と
自由という名のもとの制限
かかりまくってるじゃん!と
考えてしまいました。
チームのその先に何を考えている?
選手のその先(未来)に何を考えている?
チームのプレーモデルがある中でも、
選手の特徴はそれぞれ違う。
ショートパスが得意な選手がいれば、
ロングパスが得意な選手もいる。
テクニックに優れた選手もいれば、
フィジカルに優れた選手もいる。
チームのプレーモデルがあるにせよ、
その長所をどう引き出すのか。
それをどうグループにするのか。
チームにするのか。
またあくまでそれも高校3年間でしかない。
私は「高校から先のステージでスタイルが変わっても、進んでいけるサッカー観を植え付けてあげたい」
と考えています。
今年のチームが7年振りにインターハイの優勝を掴み取れたのは、かたよる事のないマインドを持てたことが要因ではないかと考えます。
良かれと始めた「こだわり」が、時に頑固さを招き
残念になるケースも少なからずあります。
【こだわり】が【かたより】
になってしまっているのです。
指導の本質は…
「教え導く事」
そのまんまじゃねぇか!
つまり…「その先」を見せる事
じゃないでしょうか。
そこに人は惹かれ
ついていくんじゃないかな…と思います。
自分も改めて
「こだわり」と、どうつきあうか?
を考えさせられる出来事でした。
もっともっと
「先」を見せる力を皆さんも磨いていきましょう!!!
自分もまだまだ頑張ります。
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