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『陳情令』が凄かった。

※サムネ画像引用元→https://www.hulu.jp/the-untamed

みなさんどうも。かけんです。

この前、ずっと見たかった中国ドラマ『陳情令ちんじょうれい』を完走いたしました。50話とたっぷりあるのに、最終回まであっという間でしたよ〜。
ネタバレなしで感想を述べていきたいと思います。(ようやくまとめられました^^;)

話が長くなる前に、簡単にその時感じた思いを言うと、

本当にしんどかった、辛かった。
でもその分めっちゃ感動した。涙を流しきった。
どうか登場人物たちの未来が明るくなりますように…。と願いたい。

一言では言い切れないけどそんな話でした。

この後目次でまとめてますが、とてつもなく長いので、私の感じた思いを読んでくださったら十分です。とにかく素敵な作品ですので、気になった方は今すぐに是非とも見てください!

ここまで読んで、「陳情令ってどんな作品なの?」と気になった方、
もしよろしければ、最後までお付き合いくださいませ。


概要とストーリー

まず概要から。
原作は墨香銅臭モーシャントンシウ先生が手掛けた小説『魔道祖師まどうそし』です。
ドラマでは男性同士の熱い絆を描いた”ブロマンス”というジャンルのファンタジー時代劇として物語が描かれます。

続いてストーリー。ややこしいと思うので、キーワードは【】にしてます。

 舞台は古代中国。妖魔や邪気などが世に蔓延り、人々の生活を脅かしていた。
妖魔を退治する【仙師せんし】と呼ばれる人々は、術を高めるために修行する場として、それぞれの【仙門生家せんもんせいか】に属している。そのうち、五大生家ごだいせいかと呼ばれる有名な生家ー【姑蘇藍氏こそランし】・【雲夢江氏うんむジャンし】・【蘭陵金氏らんりょうジンし】・【清河聶氏せいがニエし】・【岐山温氏きざんウェンし】が世の秩序を収めていた。(生家の名前は地名+苗字)

 毎年、姑蘇藍氏で開かれる座学にて、快活で自由奔放な江氏の養子、【魏無羨ウェイ・ウーシエン】が無口で戒律を重んじ己にも厳しい【藍忘機ラン・ワンジー】と出会う。そんな対照的な二人は、偶然にも藍氏の禁地へ足を踏み入れ、藍氏が代々守ってきた秘密を知る。正義のため力を尽くすことを誓った二人は、共に事件を解決していくうちに、徐々に絆を強めていく。しかし、魏無羨は罪を被せられ、断崖から身を投げそのまま消息を断ってしまうのだった。

 その16年後、呪術によって再び蘇る魏無羨は藍忘機と再会。二人は新たな事件の真相にたどりつくと、それが16年前の忌まわしい過去につながることに気づく…。

陳情令』ドラマ公式サイトより(一部補足)

引用部分も含め、それなりに書いたつもりなんですがどうでしょう。伝わってたら嬉しいです。

さらに、このドラマの構成は特殊で”謎”から始まります。
1、2話は現代編、3〜32話は過去編(16年前)、33〜50話でもう一度現代編になる流れです。最初の現代編はついていけない部分が多いかと思いますが、3話以降から一気に物語が見えてきます。過去編で散りばめられた謎を、後の現代編で解決していきます。

作品の中で生きる登場人物たち

作品の主人公は、先ほどの説明で名前が上がった魏無羨ウェイ・ウーシエン藍忘機ラン・ワンジーです。↓

魏無羨(SCREEN ONLINEより
藍忘機(SCREEN ONLINEより)

本当に正反対。絶対に合わないと思うような2人ですが、あることをきっかけに関係に変化が訪れ、徐々に距離を縮めていきます。
しかし、罪なき人々が惨殺されてしまう状況において、魏無羨は”秩序に反する道を選ぶ”という苦渋の決断をします。魏無羨を止められなかった藍忘機は、「何が正義で何が邪道か」と己の心に問い、物事の真理を見極めていきます。

二人の主人公の激動の運命をこのような形で描いていきますが、いや〜ほんまにしんどい。
まず魏無羨、最初は無邪気で屈託のない笑顔を振り撒く人物だったんですが、秩序に背いてからは笑顔もどこか物憂げな感じです…。
彼自身の優しさ故の自己犠牲…。守りたいものを守るため、「俺は暗くて険しい道を突き進むだけ」と言うシーンは…本当に心にきます。。。
そして藍忘機、前半は本当に堅苦しく無口で、あまり表情に出さない様子ですが、後半はとにかく魏無羨のために行動していきます。寡黙な彼、心の内に秘める情は誰よりも熱いです。

もちろん、主人公の二人だけを描いた話ではありません。ストーリーが進んでいく中で、たくさんの登場人物が複雑に絡み合っていきます。

それでは一旦ここで相関図を見ていきましょう。

『陳情令』人物相関図(ドラマ公式サイトより)

めっちゃ人いますね。
50話ありますから。こんなふうに複雑になります。
相関図、本当にありがたい。

下段を見ると、仙門に属していない人物もいます。この四人が深く絡むお話は、舞台となる地名からとって”義城編”と呼ばれています。本編にしっかり絡む重要なストーリーですが、ここだけで一つのドラマが完成するんじゃないかと思うほど内容が濃いんですね〜。
この四人は…本当に辛い。
どう頑張っても救われない悲劇を描いた義城編は、見ていて本当にしんどかったです。

登場人物たちが生き生きと描かれる『陳情令』
とにかくみんな幸せになってほしいと願うばかりです…。

まだまだ人物について語りたいんですが、終わりが見えないのでここで止めときます。人物のことだけを書く記事も作ったほうがいいなこれは。()

美術

さて、話をガラッと変えまして、制作側の方を見ていきましょう。

小道具に注目してみると、本当にすごい意外の感想が出てこないです。
ドラマを見ていて、「ほんまもんの美術品ですか???????」って思ったぐらい、小道具が美しくてとんでもないんですよ。細かいことこの上なし。登場人物たちが使う剣もそうですし、それぞれの世家の建物や外観もすごいです。
あと衣装も。なにそれ???ってぐらい豪華です。
大体中国の時代劇ってスケールが壮大でめっちゃ細かいところまで作ってるイメージありますよね。この陳情令も例に埋もれず非常に美しい。この美術品級の小道具が陳情令の世界観を作り上げています。美術スタッフさんが本当にすごい。よかったら美術特集の動画をご覧ください↓


音楽

ドラマを美しく彩る音楽は、中国ヒーリングミュージックの第一人者である林海リン・ハイさんが手掛けました。この音楽なくして陳情令は完成しなかったでしょう。テーマ曲である『忘羨ワンシェン無羈ウージー)』も、林海さんが作曲です。壮大であり、少し儚さも感じるこの曲調は、聴いている人々を作品に引き込んでくれます。本当にすごくて美しい。主演のお二人が歌ってるのもポイント高いです✨
動画貼りました。よかったらドラマシーンと共に、楽曲をお楽しみください↓


役者さん、スタッフさんの凄さ

陳情令が人気になった理由の一つに、「イケメンが驚くほど大渋滞している」というのが上がると思います。主演の肖战シャオジャンさん(魏無羨役)、王一博ワンイーボーさん(藍忘機役)をはじめ、耽美な世界観を体現できる圧倒的な美しさを持つ役者さんたち…。本当にすごいんです。

ですが、「ただ顔が良い、美しい」というだけではありません。
人物たちの揺れ動く心を丁寧に描写した脚本に、役者さんが息を吹き込んでいます。役者の皆さんが、自分が務める人物を誰よりも理解して撮影に挑んでいることが、作品を見ていて伝わってくると思います。しんどいシーンは役者さん方の熱意の賜物。。。
感動のシーン、涙を流さずにはいられません…( ;  ; )

また、準備期間の様子を動画で見ると、プロデューサーさんの細かな指示が行き届いている様子でした。↓

かなり長い期間を経て撮影に挑んだことが、動画の最後に書かれていますね。
他のメイキングも見ていくと、一つのシーンだけでもたくさんの撮影スタッフがいることがわかります。先ほどの美術、音楽も含め、陳情令の大ヒットの裏にはスタッフさんの存在があることを忘れてはなりません。

全員が一つになった時の熱量は計り知れないんですよね。
役者さん、スタッフさんが全力を注いで『陳情令』を作り上げたからこそ、
世界中の人々を魅了する作品になったのだと思います。

おまけ:個人的な作品との出会い

陳情令と出会ったのは、高3の頃。
YouTubeを見てると、おすすめに陳情令の吹き替え版トレーラーが流れてきました。

よく見ると、「なんかこの人たち見たことあるような…?」という気がしてきました。
…なんと、曲がいいなと思って前から見ていた動画が陳情令の映像でした。その動画は無断転載なのか、よくわかんなかったんですけど。()
すでに出会っていたことに運命を感じた瞬間でした。
ちゃんと知ったのは後になってからですが、Youtubeのオススメ表示が見事に機能したおかげで出会えた素敵な作品。本当に感謝です。

しかし、高3の時に「見たい!」と思っても簡単には見れませんでした。WOWOWでの放送だったり、サブスクで見れたとしても、クレカを持っていないので、高校生の私には視聴ができなかったのです。
それが今年に入って、Netflixにて配信開始となりました。プリペイドカードを利用して、夏休みを使って一気に視聴。
ものすごいボリュームだったので時間はかかりましたが、この前に無事完走いたしました。高3の頃の夢、3年越しに叶えましたよ〜〜〜!

今は日本語字幕版がU-NEXT、Netflix、Hulu、Amazonプライム(おそらく有料レンタル?)他で見られるはずです。
お時間ある方、これを読んで気になった方、何か新しいドラマが見たい方、
ぜひ陳情令をご視聴ください!!!

さいごに

まだまだ語りきれてない部分もありますが、この記事の目的は『陳情令』の凄さをみなさんに知ってもらうことですので、この辺で切りたいと思います。(と言ってもかなりボリューミーですが…)

ここまで長々と書いてきましたが、『陳情令』が素敵な作品だということが伝わっていれば幸いです。
めっちゃゴリ押しますけども、生きてる間に絶対に見るべき素敵な作品です。ほんまに。
ぜひ。ぜひぜひ。

どうかドラマを見てくださった方々が、陳情令という作品を愛してくださいますように…。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ということで今日はこの辺で
では〜(^^)

p.s.
フリガナ打つのめっちゃ大変やった(・・;)
これでnoteでのフリガナの打ち込み方をマスターしました。笑

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