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【コーチレポート】2024.05.06Y.MさんVol.5

・日付:2024.05.06
・場所:道の駅 瀬戸しなの
・時間:8:00〜10:30
・天気:☁️
・気温:21℃
・風 :ややあり
・体調:普通
・体重:66kg
 ↑体重は変わらないが下半身周りが大きくなっている印象あり

◾️現状

前回のコーチングから約1週間経過したタイミングでの確認。先週のAACAでは1-4🏆と自身が目標としていた優勝を達成できた。1年前に初めて出場したAACA1-4から現在に至るまで積み重ねた努力、成果が実ったと感じました。またGW期間中は富士山ヒルクライムに向けた現地でも調整を行っていることからコンディション自体は良いと考え、なるべく前回よりも高い負荷をかけることを意識してトレーニングに入りました。

◾️目的

・下半身の筋トレ(SFR)
・1分〜30秒の短時間高強度への順応
・スプリント射程距離の確認

前回同様、下半身の筋肉量を増やし膝への負荷を減らすトレーニングを実施。レース強度で必要な1分、30秒の無酸素域L6〜神経筋パワー域の強化を「2hノンストップ」で行う。今回はモリコロパークでの最終スプリントを意識した20秒強のスプリントトレーニングを数本行い自身の射程距離確認を行いました。

◾️トレーニング詳細

自走込み96km

雨沢ー狛犬【60㎞】 2.5h~3.0h
▸雨沢SFR+全力TT1分&30秒+テンポ10分をNSで実施
(SFR2分×3分)による下半身の筋トレと無酸素領域〜神経筋パワー域の強化。TT区間以外はテンポ走でコーチとローテーション(割合:コーチ6:Y.Mさん4)
▶︎狛犬の緩斜面スプリント2本を行いモリコロパークの最終スプリントを意識

※前回同様1分、30秒、スプリントの高強度はコーチが10〜20秒先頭で引いたのちY.Mさんに残りパートをこなしていただく(膝への急激な負荷を緩和させるため)

◾️結果

▶︎雨沢峠(SFR 2分×レスト3分 4セット)

・1本目:307〜469W
・HR    :183bpm

・2本目:320〜391W
・HR    :190bpm

・3本目:261〜332W
・HR    :188bpm

・4本目:291〜345W
・HR    :185bpm

ホイールをdrive→アイオロスに変更した影響か、あるいは昨日のAACAの疲労かは判断ができないが前回と比べると後半2本のパワー下限値が10〜20W程低く出ている。心拍数も190bpmを超えていないことを考えると上記2点が影響しているのではと考える。動画を見返すと上半身のブレが前回と比べ少なくなっている事が分かる。前回指摘した上半身を安定させる指導を忠実に守り実践しているgoodです。

▶︎1分走全力+テンポ走10分(1分走2本)

・1本目:378〜529W
・2本目:404〜527W

前回は5本実施したが今回はスプリントトレーニングを取り入れるため2本のみ実施。パワー値は前回5本と比較すると最大パワーが低い部分が気になる。恐らく雨沢-狛犬間の平均パワー(テンポ域)が+10Wほど高くなっていることから繋ぎのテンポ区間での牽引力がついてきたことで1分走の最大出力が落ちてしまったと推測(疲労)。ベースレベルの向上は間違いなくできてきていることから1分走ではなるべく前回のパワー域を更新できるよう意識をしていただきたい。

▶︎30秒全力+テンポ走10分(30秒を5本)

・1本目:527W
・2本目:675W
・3本目:687W
・4本目:717W ←👍
・5本目:695W

前回よりも2本目以降の最大パワー値を大幅に更新できている。1分走の時よりも加速が鋭く高いパワーが出ている。特に4本目は動画でも見て分かるように思わず声が出るほど素晴らしい加速でした👍。4本目のイメージでコンスタントに出力出せるよう残りのメニューを意識して取り組んで下さい。スプリントでも同様ですが、助走をつけて充分に加速し前走者を斜めにロスなくパスすることを心がけましょう。あとはラスト5秒間が我慢できず失速してしまうのでギヤを落として回転数を上げるなどスピードを落とさない走りをお願いします。

ベストエフォート30秒🥈




▶︎狛犬スプリント(2本)

・1本目:647W
・2本目:619W

5月18日に行われる高体連、モリコロパークの最終スプリントを意識し狛犬の緩斜面でスプリントを2本実施。「前走者のドラフティングに入り加速しながらスプリント」がポイントです。1本目は様子見で軽い加速からスタート、2本目は速度を上げたところからY.Mさんを発射しました。結果は1本目は30秒走よりもパワー値、加速含めイマイチ、2本目はコーチを捲る事ができませんでした。先ほどお伝えしたアドレスがまだ腹落ちできていない?印象でした。どうやったら自分の理想とするスプリントができるのかを今一度考え実践いただければと思います。

▶︎総評

GW期間中の乗り込みで自身のパフォーマンスは更に高まったと感じました。疲労が溜まっている状態かと思いますが、このままレストを挟みつつ高体連に向けてトレーニングを継続してきましょう。
AACA1-4優勝でレースでの自信もついてきたと思います。Y.Mさんの強みは「初速の速さ」だと個人的には思ってますので、トップスピードを長く持続させる取り組み(ダンシング位置を経過時間で変えてみる、シッティングでのスピードを維持するよう適切なギアを選択してみる等)を自分なりの手法を見つけ普段の練習でトライしてみましょう。

▶︎余談
今回もお父さんに2回ボトル渡しをいただきました。いつもありがとうございます。前回の記事を見てボトル渡しの基本を実践いただいておりましたが、Y.Mさんとボトルとの距離が遠かったため2回キャッチミスをしてしまいました。これは補給地点付近(狛犬)でのスプリントの後で行った為、冷静に対処できなかった事が原因と推測します。Y.Mさんがもう少しボトル側に寄ってキャッチする事でミスは無くなると考えます。手だけで取りに行くのではなく体で受け取るイメージで実践すると良いです。また今回はパンクで一旦ストップがありましたが、タイヤ交換も自身で対応できるまで成長している事はgoodです。当たり前かもしれませんが出先で最低限のトラブルは自身で対応するようにCO2ボンベやポンプ類は持っておきましょう👌

YouTube🔗:https://youtu.be/gQrWg7FR1Rs?si=Cw1U11rVMcZmSrQr


◾️次回に向けて

Next:6月以降の予定はまた連絡下さい
6月はまた基本に立ち替わりVo2Max域のTTを軸としたトレーニングに戻りたいと考えます。富士山ヒルクライムもあることから少し長めの(20分)の登りも考えてみようと思います。

以上です。

#ORCACYCLINGTEAM
#リアルタイムレッスン

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