ストレスを味方に/2024年2月12日
前置きと注意書き
前に職場で何らかの話をしないといけないとなった時に、ふとストレスの話をしようと思い立ちました。
その時に調べた事だったり、ストレスの考え方であったりが、多分共有しておいて損はないな、と思うので、改めて文章として書き起こします。
先にいっておくと、私はストレスの専門家ではありません。
大学のころはガッツリ文系科目を習っていた、何だったらマジで狂ったように文章の勉強しかしてなかったので、専門知識と呼べるものは何一つ持ってません。
なので、この日記はあくまで個人の言ってることとして、本当に自分が危ない状態なのかわからない人は素直に専門家を頼った方がいいです。
この日記は、あくまで自分はこういった文章を読んで、こう判断しているという備忘録のようなものです。諸々参考にしているものはあれど、その解釈が間違っている可能性は十分あります。
現代はとかく便利で、論文や専門家の書いたコラムは結構気軽に探せます。
自分の今のストレスに対する対応も、専門家のコラムのいくつかを読み込んで、ああ、そういうことなのかな、と理解し、そこから先は自分で理論を組み立てています。
最後の見直し、特に今回参考にしたコラムでも引用されており、ストレスという言葉を生んだハンス・セリエの論文は英語で読めなかったので、そこに関する理解のみ、ChatGPTに確認した上で記載しています。
最も重要なのは「自分が今どんなストレスを持っていて」「どのような状態にあるかを把握できるか」というお話なので、一旦置いておいてもらえると非常に助かります。
それとは別に、間違いがあったら指摘していただけると助かります。
ストレスという概念
これから話す内容を簡単に搔い摘むと、
「ストレスの原因を正しく認識し、自身の状態と照らし合わせ、それが本当に【丁度良いストレス量】になっているかの調整を行う」
この1文にまとまります。
まず、ストレスの概念を把握するにあたって、
「ストレスの分類」
「ストレッサー(=ストレスを与える原因)の種類」
「ストレスの反応」
の3つを理解しておく必要があります。
まず、「ストレスの分類」=ストレスの量や強さ。
中央に「適量ストレス」と記載があるように、過剰なストレスはもちろん、ストレスを過少にすることも、自身の成長の視点では良くありません。
ただし、本当に心身を休ませないといけない、という場合は別です。健康はスキルアップとか成長よりも優先されるべき事項なので。
以下は参考にした資料からの引用です。
次に、「ストレッサーの種類」について。
これも簡単に説明すると、「ストレスの原因がどのようなものか」という分類になります。
同じ資料からの説明の引用。
これも、本当にざっくり分けると、「ストレスの原因が外部の物理要因から来るものか、内科的な病気によるものか、それとも心理的なものか」で分けて良いでしょう。
最後に、「ストレスによる反応」について。
特に③疲憊(ひはい)期が重要で、明確にストレスによって「衰弱や死に至る」と記載があります。
なんとなく想像はできるものの、この一文を書くのに勇気が必要で、念のためChatGPTで「私の認識間違ってないよね?」って聞いたんですが、
「いや、むしろそれが重要で、疲憊期に入らないような長期的ストレスを避けるのが人生の幸福には大切なんやで」
って返答が来ました。マジかよ。
「筋トレ」と「ストレス」
この一連のわかりやすい例は「筋トレ」です。
よく体を鍛える時に、筋肉にストレスをかける、みたいな言い回しをすると思います。
筋トレをすると、身体に生理化学的ストレスがかかります。
(物理化学的でないのは、体の内部で起こる反応だからです。上記の引用でも「過労」が生理化学に入っているのでそう判断しました)
そのストレスが適量であれば「抵抗期」として、安定してストレスに対応(疲れた筋肉を休めるなど)し、筋力は成長します。
が、かかった負荷が過剰であったり、休息が不足していれば疲憊期に近づく事になり、この場合は筋力や免疫力の低下といった形で「衰弱や死」に近づきます。
ストレスと向き合う
このストレスの「量」「分類」「反応」の流れで、ストレスを感じる方法として大切なのは、
いま、自分の肉体がどんな反応をしているかを感じる
どこに原因があるのかを仮説でもいいので立てる
ストレスを「適切な量」に抑える
おおよそこの3点です。
このストレスに関する一連の理論は、過剰なストレスは人を弱らせ死に至らしめるだけでなく、ストレスを自主的にゼロにしても人は弱ってしまうことも書かれています。
筋トレの例をさらに出すと、鍛えてない部分の筋肉が日に日に弱っていくみたいな話ですね。
なので、あくまで「適切なハードル」を自分に設定してあげることが、自分の能力を伸ばすことには重要であること。
それを見極めるために、今、自分の肉体はどんな反応をしたのかを自分自身で観察することが、自身の成長と、何より自分をストレスから守るために大切だよね、というお話です。
あるストレスに対して、その体調や感情の変化が何度も起きていたり、長く続くようであれば、ストレスの量を「適量」に調整していく、ということを繰り返すことで、少なくとも自分が調整できるものに関しては成長に繋げられる、というのが、コラムを読んだなりに私が組み立てたストレスの対応方法です。
注意書き(2度目)
何度も言いますが、これは素人の考えた方法です。マジで心がしんどい、ストレスが限界という人は身近な人に相談するか専門家に相談してください。
あと、noteを読んで「自分疲憊期では?」と思う人も専門家に相談してください。
今回は「私はこういう理論を組み立ててストレスと向き合った」という備忘録であることを明記しておきます。
私もストレスのことをきちんと知りたくて論文とか読んだけど、ハンス・セリエのストレスに関する論文は英語が出来なくて読めてないので…。
とはいえ、こういう理論武装ができるだけでもストレスの付き合い方はだいぶ変わります。
特に、自分は新しいタスクを任されて一瞬脈が速くなったり、体がふわっと熱くなるような感覚を覚えやすいのですが、引用したコラムを読んでからは、
「このストレスを乗り越えれば自分を成長させられる」
と、気持ちを転化させやすくなりました。
ストレスという言葉は生きているうちに何回聞くのか、私には想像が出来ません。が、そのストレスを自分の成長として飲み込んでしまえば、と思うと、ニヤリと笑ってしまえると思います。
【参考文献】
メディカルエッセイ ストレスを知るために 馬場 仁
(日本臨床歯内療法学会雑誌)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?