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第20試合 VS ROUND1 戦略まとめ

こんばんは。GAMEPANIC アドバイザーのかいなるです。

今回の対戦相手はROUND1でした。新規加入したREIK選手はSOUND VOLTEX 頂上決戦2023のメガミックス部門であのSTR選手を倒して優勝しており、安定感が抜群の選手です。継続契約のBOLL選手は歴代スコアの所持数が1位でSOUND VOLTEX BOOTHの楽曲はほとんどがS-PUCという強烈なステータスを持っています(今回の先鋒戦の区分は…?)。XD*POTE選手は昨シーズンから精度力が圧倒的に向上しており、全体として隙がないチームに仕上がっています。
さて、試合を見ていない方は、まずこちらをご覧ください。


オーダーについて

2月収録に当たる後半の3試合について、一度にオーダーを決定する必要がありました。
1月収録(前半3試合)終了時点でコストは以下のようになっていました。

  • KANEKO:160

  • KN5:140

  • PURAIMU:180

最も重要なのはやはり大将戦で、当然出したいのはKANEKO選手になるわけですが、コスト160なので大将を2回+先鋒もしくは中堅を2回出すことができます。
2月収録の大将テーマはPEAKが132曲、NOTESが134曲、ONE-HANDが99曲となっており、PEAK・NOTESは対策量が多く負担が大きいテーマです。
ここについてはKANEKO選手がBPLS2でも対策を行っており、対策が必要な量が少ないため、自然とここをKANEKO選手が担当することで決定しました。

残りは先鋒戦・中堅戦ですが、PEAKジャンルは腕が温まっていないと難しいテーマであるため、KANEKO選手が中堅戦からの連続出場となりました。また、TAITO STATION Tradzは大将戦で点を確保する難易度が高いため、先鋒戦で確実に点を取るためにKANEKO選手が出場することになりました。ここでコストが0に。

後は引き続きMEGAMIX BATTLEの達人であるPURAIMU選手を先鋒に置きます。(ここは両方区分Aなので理にかなっています)

残りは大体流れで埋まります。HAND-TRIPについてはPURAIMU選手は区分Aの対策があるので、KN5選手が入った形になります。

先鋒戦

まだ区分BやCの方がよかったかも…

ROUND1からはBOLL選手が登場。これにより、PURAIMU選手の先鋒戦の対戦相手は1巡もしくは1巡に匹敵する実力を持っている選手のみになりました。(STR選手が1巡相当なのは勿論ですが、そのSTR選手を先鋒戦で倒したSIRON.選手も推して知るべしですね)
BOLL選手はやり込んだ譜面が特に強い印象ですが、区分Aは昔の楽曲が非常に多いため、BPLS3内最強候補の可能性があります。

中堅戦

普段のアリーナで最も当たりたくない人たち

ROUND1側はBOLL選手・REIK選手が登場。LV17TRICKYのジャンルでは最悪の組み合わせな気がします。ただ第6試合の全選手Ganymede大崩れ事件のようなことが起きることがあるのがこのジャンルです。何が起きるかわかりません。

Ganymede kamome mix(EXH)のMAXスコアは5487。ということは…?

大将戦

ROUND1からはXD*POTE.選手が出場。初見力が高く、本番で初見PUCを出したことのある2名の対戦が実現しました。
ストラテジーカードが1枚余っているので、100%ここで切ることになります。(※中堅戦は課題曲が12曲しかないので、中堅戦で切る選択肢はありません)

各対戦について

先鋒戦:MEGAMIX BATTLE(区分A)

自選曲は単発勝負をBOLL選手に挑むとPURAIMU選手を持ってしても厳しいところもあり、やや高難易度寄りでスコアが高水準なものを選曲することとなりました。
特にCelestial stingerは非常に難しい譜面ですが練習中S-PUCが出ており、武器としてかなり仕上がっていました。

重めの選曲で対抗。単発選曲だけでなく重めの選曲もできるのがPURAIMU選手のいいところです

他選曲はジャンル的に色とりどりの譜面を揃えつつ、アウトロを意識した選曲であるように感じました。Ganymede kamoe mix(EXH)、Demise Qurtet(EXH)、UnivEarth(EXH)のアウトロは強烈ですね。Completeness Under Incompleteness(GRV)はYU11選手とのシングルバトルで自選として投げており、相当の自信があったものと考えられます。

精度勝負に縦連、総合譜面と色々

試合結果:負け
自選曲はやはり本番に下振れるもので、EXCEED GEARが中々通りませんでした9曲目のCelestial stingerでギアが通らなかったのが痛かったですね。
BOLL選手のEXCEED GEARを打った楽曲は非常に水準が高く、こちらは防御不可能だったと思います。
区分Aにおいてほぼ最強と考えられるBOLL選手との対戦は、PURAIMU選手に取っていい糧となってくれたと思います。

全体的に相手の自選曲の出来が見事でした

余談ですが、BOLL選手がGanymede kamome mix区間S-PUC時のカメラパフォーマンスの際に最初方向を間違えており可愛いので、ぜひご注目。

掲載許可はROUND1の監督にいただきました

中堅戦:TRICKY

自選曲はウエンレラの氷華(GRV)でした。選曲理由としては、事故が起こりやすいTRICKYの中では比較的安定してスコアが出ていたためです。つまり要約すると「上手いから」ですね。

交互に押すPURAIMU選手とそのまま押すKN5選手。プレーもその通りになりました

他選曲はENDYMION(EXH)。こちらは完璧に予想していました。ただし、予想した上で非常に難しい楽曲です。TRICKYはほぼ全部そう

DDRで勝負に変更しませんか?

試合結果

  • 自選:ウエンレラの氷華(GRV) 負け

  • 他選:ENDYMION(EXH) 負け

自選のウエンレラの氷華(GRV)は中盤あたりまではPURAIMU選手もKN5選手も上手かったのですが、相手のBOLL選手・REIK選手はそのさらに上を行く安定感でした。

二人とも1桁はかなり水準が高い

他選のENDYMION(EXH)は本番のソフラン楽曲の難しさが響いてしまう結果に。ただ、KN5選手のMAX-24は本番一発のスコアとしては十分に高く、相手チームのスコアが仕上がっていたと言えるでしょう。

今シーズン二度目のENDYMION。やはりこの楽曲からは逃げられません。

大将戦:NOTES

自選曲はgraduation(MXM)。こちらはKANEKO選手の得意楽曲の一つで、登場当時から得意としており、一瞬で信じられないスコアを出していた記憶があります。
この楽曲は24分の配置が難しく地力がないと曲全体を通してポロポロとCRITICALが出てしまいがちで、ジワジワと差が広がっていく特徴があります。

「もし読まれていても勝てる」タイプの楽曲だと思います

他選曲はVVelcome(EXH)。高BPMでの鍵盤が特徴的な、直球地力勝負の譜面ですね。

純粋地力勝負、高BPMの楽曲ですが…

最後の試合でストラテジーカードが1枚あるので当然ストラテジー。

めとさんの楽曲が出てきたのは運命でしょうか

他選はVanishing Eidos(MXM)になりました。要所要所に挟まる縦連、独特な配置の鍵盤が印象的な楽曲です。こちらは地力はもちろんですが、譜面に対する理解度もかなり重要になってきます。めとさんの楽曲が大好きなKANEKO選手の心配は全くしていませんでした。(本人は「対策時期が課題曲の中では昔だった」とのことでしたが…)

試合結果

  • 自選:graduation(MXM) 勝ち

  • 他選(ストラテジー):Vanishing Eidos(MXM) 勝ち

  • 初見:SΛMVICΛ(MXM) 勝ち

自選のgraduation(MXM)はやはり24分で少しずつ差がついていき、最終的には22点差で勝利しました。

おそらく26個も若干下振れ気味。恐ろしい精度です

他選のVanishing Eidos(MXM)ではKANEKO選手が中盤から素晴らしい集中力を発揮。中盤の休憩地帯からわずか1個でフィニッシュし勝利しました。

中盤では差が0個でしたが終わると23個差に…中盤からの集中力が素晴らしい試合でした

初見曲のSΛMVICΛはBPLS2で選手として参戦していたseatrusさんの楽曲であり、KANEKO選手も今までで一番気合が入っていたのではないでしょうか。
シーズン2度目の初見PUCを成し遂げました。

魂の初見PUC

盤外戦

動画で煽り合い(?)が発生していました。

ぽてさつ選手の動画はチーム全員笑って見ていたし、GAMEPANIC側の動画は撮影は試合前ですが公開が3/12(火)なので特に試合への影響はありません。

まとめ

前半戦はBOLL選手とREIK選手の仕上がりっぷりを見せつけられることになりましたが、大将戦でKANEKO選手が今回も魂の3タテを達成し、全てをひっくり返して引き分けまで持っていってくれたのは大変良い展開だったと思います。BPLS2のインターリーグを思い出す展開でした。セミファイナル以降の活躍も楽しみです。
レギュラーステージにおいて、GAMEPANICは一度もストラテジーカードを被弾しませんでした。KANEKO選手にもKN5選手にも基本的にストラテジーカードを投げる意味は薄い(と私は思っていますし、周りにも思われていると思います)ので、これもチーム成績に優位に働いたと思います。
ここからは負けたら即終了の試合ですが、選手全員当日が楽しみな出来に仕上がってきております。ぜひ応援の程よろしくお願いします!

また、当日選手たちが持つ横断幕に応援メッセージを書くことができます
17日(日)~19日(火)は新宿歌舞伎町店で、20日(水)のセミファイナル・ファイナル当日は船橋アリーナのチームブースにて書くことができます。
たくさん書いていただけると嬉しいです!!!!

終わりに

ついにレギュラーステージの記事も最後となりました。
続けて読んでくださった方、ありがとうございました。
この記事が初めての方、記事を開いていただきありがとうございます。
他の試合も全て記事を書いておりますので、ぜひご覧ください。

また試合内容を選手がより詳細に語る振り返り配信も行われていますので、そちらも合わせてどうぞ。

最後になりますが、毎回公開前に目を通していただいているチームメンバー及び社員の皆様、誤りがあるとこっそり訂正箇所を教えてくれる緑風マルトさん、最後まで読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。


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