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素人チームで広報を復活

昨年から広報チームが久しぶりに復活しました。
しかも、メンバーはみな、広報の経験が全くありません。
メディアさんとの関係は皆無で、ブランディングとは何かについてなど語ったことがないようなメンバーばかりです。

そんな面々の広報チームに、これまでの普通の広報の役割を求め出したら、もはや何の実りもないでしょう。
そもそも何が普通か分かっていませんから。
そこで、開き直って、今のメンバーだからこそできる「われら流」のやり方で広報活動を再開することにしました。

できることから始める 素直な気持ちをリアルタイムに発信

今回まず諦めたのは、イー・エージェンシーという会社を憧れの存在にするというようなことです。

そもそも気取ったような事は言えないメンバーたちですので、イー・エージェンシーのありのままを正直に伝えるしかありません。
発信するコンテンツにも完成度は追い求めません。
素直な気持ちを、なるべくリアルタイムに発信することが肝心だと考えています。

完成度の高い表現を見慣れている今の世の中にあって、完成度を求めないというのは勇気もいるのですが、素人がカッコつけようとすると、かえってカッコ悪くなるでしょう。
あまり飾ることはせず、正直な情報発信を心がけてもらっています。

こうした素直な発信には、社内外から「これまでのイー・エージェンシーらしくない」というお叱りをいただくこともあります。
ただ、これも言い出せばキリがなく、完成度に囚われると更新が疎かになったり、作り込んだことが裏目に出て、あざとい情報発信になったりもしてしまいます。

素直に出してしまうことには、もちろんリスクもあるでしょう。
ただ、広報の現場の担当者が良かれと思って精一杯やったことは、失敗も含めてイー・エージェンシーの素直な姿であり、それは寛容さで受けとめる範囲のものではないかとも思っています。

新しいご縁の前に、古いご縁を大切にするのが筋道

広報活動のターゲットや目的としては、多くの方との新しい繋がりを求めるよりも、少なくても良いので深く長い関係を築くことを考えてもらっています。
中でも特に重視しているのが、昔からのご縁です。

今イー・エージェンシーという会社があるのは、今いるメンバーやお客様だけではなく、今はイー・エージェンシーを離れて別の場所で活躍している元メンバーや、昔お仕事をいただいた方々のおかげでもある訳です。
新しい繋がりを作るにしても、昔からのご縁を疎かにして、深い関係性など築けるとは思えません。

振り返って、僕も27年間、日々の会社の経営や事業の運営に追われていると、つい目の前のことで精一杯になって、昔からお世話になってきた方々とのご縁を疎かにしがちでした。

そこで、創業者である僕が改めて会社について振り返って言葉にしたり、昔のメンバーに会って話をしてみたりすることで、むしろ今のイー・エージェンシーを取り巻く繋がりが見えてくるのかもしれないなと思っています。

過去27年の会社の歴史を振り返り、その時々のご縁を一から再確認することは、もしかしたらとても意味のあることかもしれません。

次回ももう少しこの話を続けたいと思います。


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