紀元節について

2月11日は建国記念の日(紀元節)であった。記紀には1月1日に神武天皇が即位したとされるが、明治政府はそれを近代国家、中央集権国家そして帝国主義国家をつくる際の基盤の一つとして西暦に変換して紀元前660年2月11日に神武天皇が即位したとし、それを紀元節とした。

右翼団体の中には橿原神宮に参拝していた団体も多くいたが、橿原神宮は明治32年に即位されたとする橿原宮の跡地に建設されたものであり、それは近代国家、中央集権国家そして帝国主義国家をつくる際の基盤としてつくられたものである。それは神道ではなく国家神道であり、本来の神道の劣化コピー品であり、昭和期に行った帝国主義戦争の原動力となったものである。
いな、靖国神社も同様である。

つまり、国家神道もさらには天皇制も、日本本来の神道、そして天皇を歪め伝統を破壊した近代国家、中央集権国家の形成、そして帝国主義利用した明治政府によって作られたものであり、伝統とはかけ離れたものである。
日本の本来の姿が兄貴分であった韓国、中国への侵略だと言うのであれば自信を持って靖国神社にでも明治神宮でも橿原神宮でも参拝すればよい!

吉野陽向 2023年2月13日

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