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三里塚闘争の自己総括

15日の未明に共同通信のニュースで本日代執行だと知り、急ぎ新幹線で駆けつけた。その三里塚はいつものようにほのぼのとした日常が広がっていて焚き火を囲ってみんなでご飯を食べたりした。
夜になり突然と機動隊が現れあっという間に皆敷地外へ追い出された。僕たちはシュプレヒコールを上げることしかできず、そこには目を瞑れば耳を塞げば幸せに生きられるのではないか、僕たちの日常の幸せは誰かの不幸を見て見ぬふりをして成り立っているのではないか、都市の住民の幸せは農村の不幸の上に成り立っているのではないか、といろいろと考えてしまう。結局のところ何もできない絶望が僕を襲った。

吉野陽向 2022年2月18日

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