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10月

2022/10/01
好きなものを好きだと口にしていると、好きなものの横に自分を印象づけることができる。というかげきしょうじょの台詞が刺さっている。岩盤浴にはカップルしかいなかった。岩盤浴は気持ちが良すぎる、こんなところに好きな人などときたら暑さ増して余計デロデロになってしまうことでしょう。

2022/10/02
人形町の美味しいお店を教えてもらった。会いたかったカメラマンさんに会うことができた。
ほんとうにいい夜になった。

2022/10/03
壺、と書かれたネックレスをする女性の隣で満員電車。壺?

2022/10/04
月のものが過ぎ去り、ハッピーウィークに入った。プライベートで頑張りたいことができたのに、仕事で面談したら、仕事でも頑張らなきゃいけないことが見えてきてしまった。良くも悪くも人に影響されやすい、ほんとうはZINEを作りたい。驕らないリーダーシップのある人間になりたい。錯綜している。どうせあと2週間くらいしたらまたどんよりウィークが来るので、もう少し流れに身を任せる。

2022/10/05
深夜唐突に会いたい!とか送りそうになって危ない、やべっ彼女面してしまう!とセーブをかけるけど、こういうの素直にできる子が選ばれてる気もする。あざとすぎると見送られることもあるか。

2022/10/06
会社の同じ部署で働いていた方が契約終了して辞めていった。ほとんど話したことはなかったけど、最後、飲み会に顔を見せた。
1年間、コミュニケーションを取ることはなかったけどわたしのことを見ていてくれたみたいで、最後に頑張ってくださいと言葉をくれた。すごく力になる気がした。
2杯目のビール、飲み会で2人で話す一言目に彼が、「綾乃さんって、元カノと同じ名前なんです」と言った。お子さんのいる優しいパパに見えた、仕事もテキパキこなす素敵な人だった。そんな人が元カノの名前と同じという話題を、それも会えるのが最後になるかもしれない飲み会で言ってくることは少し意外だった。
案外フランクな人だった。もっとたくさん話たかった。顔にあるほくろ、いいですねとか、話し始めるきっかけはなんでも良かったのかもしれない。

2022/10/07
お前を嫌いな奴なんていないよ?と酒の席で大きな声で言ってもらった。
嬉しかったけど、わたしを大好きな人もいないんじゃないかと思えてきたし、「嫌われたことないでしょ」の上司の言葉を思い出した。後者にはどこか嫌味が含まれていた。
嫌われるのが怖くてビクビクしているわけではないけど、多分わたしは人に嫌われるのが人一倍苦手。天邪鬼だけど好きだよと言ってもらう方が嬉しい時がある。

2022/10/08
手のひらにほくろができた。ゴミだと思ってたら少しずつ大きくなっていって、ほくろになった。
突然のほくろの発生に驚きがあり調べたところ、手のひらにほくろができると幸運がある、という記事と悪いことが起こる前兆、という記事の両方が存在した。
信じたいものを信じることが大事。

2022/10/09
一蘭の鍋の素で鍋をした。
やっぱり鍋は、誰かと食べるのが美味しい。

2022/10/10
三連休後の仕事に向けて早く寝ようと思っていたのにいつのまにか夜が更けていた。ついにアオアシを読んだ。スポ根アニメが刺さるのは、わたしがスポ根気質の会社にいるからかもしれないけど、本当に最高。人が頑張っている姿、プライスレス。サッカーのことは、1ミリもわからない。

2022/10/11
靴を磨いてもらったので、靴がピカピカ。本当に嬉しい。靴の乱れは心の乱れ。

2022/10/12
裸を愛せるようになったら、
自分のありのままを愛せる手段として写真を使ったら、
わたしは自分に自信を持って、確かに豊かに生きていけると思った。
自分の顔にコンプレックスがあったと言うのもあるけど、だからヌードモデルになったのかもしれない。

絵と文字は絵本と呼ばれ、時に漫画になりエンターテイメントになる。
でも、絵も写真も文字を持たない言語で、写真だってきっと文字との相性はいいはずなのに、なぜ写真と文字はあんまりうまく形になっていないんだろう。写真と文字を形にできたらいいなあ。
映画を字幕で見るのが好きだ、活字が好きだから。でも、多分、映像と文字をいっぺんに視界に取り込むのもとても好きだ。 
ポエムが書かれた待ち受け画像やコピーがデカデカと書かれた映画のフライヤーが、ものすごく好き。歌詞画、と呼ばれる歌詞をフリー画像に載せて出回っている画像も好きだった。自作したりもした。
そういう根幹を、言葉にしたり考え続けていないと、毎日の仕事や、新しい出会いに飲み込まれて、忘れて行ってしまう気がして怖い。
いつか思い出せなくなっちゃうんじゃないかって、思うから書き留めてしまう。
強欲な心配症である。

2022/10/13
夜が寒くなった。そこまで好きじゃないひとにおすすめされた本を衝動買いした。好きじゃないけど、その人が伊達じゃないと思うから、褒める言葉に嘘はないと思うから、買った。
読むのが楽しみ。

2022/10/14
夜中、飲みすぎて帰ってきたけどしっかり家に着いていた。いつか知らない人の家の玄関で眠っていたことを思えば大人になったなと思う。

2022/10/15
わたしのことを好きなひとには全力で恩返ししたいなと思う。
ここ数日はじゃがりこの虜になってしまった。じゃがいもは最強、と断言していた人のことを思い出した。その通りですね。

2022/10/16
代官山に夕食に来て、1時間早く着いた。季節限定のハーブティーを半分飲んだところで、砂糖を入れてみた。飴を飲んでいるようだった。ハーブティーの赤が綺麗で、さいこうのきもちだった。ありえないほどゆっくり時間を過ごしたような気がした。

喫茶店はいい。購入した飲料を飲むことだけが目的だから。考えることに集中できることが、わたしの中の喫茶店の1つの大きな目的だった。

今日撮影してくれたカメラマンは青春コンプレックス、をテーマに展示をやるらしい。しかし私の青春に恋人はなく、甘くとろけるような若々しい青の時間はなかった。
この日の撮影は、それを取り戻すように恋人のような雰囲気を演じた。ちょっと切なかった。わたしに当時恋人がいても、きっとこんなおとなの顔はしなかったと思う。想像でしかない青春のわたしのコピーだった。ちょっと悔しさが残った。

ラディカルな表情がいいね、蠱惑的な人だ、極彩色の女だ、みんないろんな私の知らない言葉で私を評してくれる。あなたの切れ味のいい褒め言葉が好き。そんなふうに言ってくれてありがとう、そういうみんなの感じを抱えて、やっていけてます。
それでは私の青春コンプレックスを代表するアーティスト、back numberのアルバム『あとのまつり』を聴きながら、夕食の時間まで待っています。

2022/10/17
お酒が何かを救うことなんて、本当にあるんだろうか。

2022/10/18
肉じゃがを作る時にいちばん大変なのは、じゃがいもを剥くこと。じゃがいもさえ剥いたらあとはたのしい。
今日わたしが作る肉じゃがには、ちくわぶを入れた。ちくわぶは星の形で基本的にはかっこいいのに、中に丸い穴があって可愛いところがある。そこがまたいい。星と丸が逆だったらあざとくて無理かもしれない。(丸い形に星の形の穴が空いたちくわぶを愛せるだろうか)
おまけにあの白のマットな質感がたまらなくすてきで、わたしはちくわぶが入っても大丈夫そうな料理には必ずいっぽんぶち込むことにしている。
実家でおでんを作るときはちくわぶを贅沢にも2本いれる。あとはすき焼き、あらゆる味の鍋、麻婆豆腐、ポトフのようなもの。を試したことがある。だいたい美味しい。ちくわぶにおけるナンセンスなレシピは焼いて食べること、チーズ乗せて焼くレシピがあったから試してみたことがあるけど、あれはちくわぶを殺している。やっぱりおすすめはすき焼き。
今日の肉じゃがのちくわぶは最高だった。煮込みすぎるとあの可愛いフォルムが剥がれていくのもかわいい。

2022/10/19
燻製のチョコレートを食べた。普通のチョコが好きだ。
取引先の32歳の女性担当者が心底かっこよかった、でも自分のことを考えた時に32歳でバリキャリをやっている自分は正直あまり想像できなかった。
わたしはエンタメで生きたいなあ。まだ夢を見ているのかもしれない。誰にも止められたくない。

2022/10/20
悔しくてたまらない、仕事がわたしの人生を占める割合が大きすぎる。金木犀は今年も暴力的に街に溢れる。

2022/10/21
他人に期待しないように、と何度も言い聞かせているのにだめだ。だって期待されない人生もつまらない。でも、裏切られたときの悲しみも味わいたくない。

2022/10/22
美味しい天ぷらを食べた。天ぷらや新鮮なぷりぷり白子、剥きたての岩牡蠣など、家では食べられないものを外食で食べるときの幸福。

2022/10/23
自分の交渉力がなくて我慢して、好きなのに嫌になっちゃうのほんと、お子様で損だな。
とりあえず息をするように愛しいと言ってくれ。頼む。

2022/10/24
寒くなった、最高だ、冬だ。
わたしは基本好きなこと以外をやるためにはいつも何かしらの楽しみを設定してあげないと達成できない。
小学校の時は毎日のように新しい鉛筆を下ろして、それを使うために学校に行ったり、教室に家に咲いた花を持って行って飾って、先生に褒めてもらったりした。そういうのが無いと小学校に行けなかった。
中学の時の部活はお気に入りのタオルやクリップを使うために行った。辛いことを隠すために、モチベーションはとっても大事。

モチベーションで仕事をするな、会社に期待をするなと、何度言われたかわからない。
言いたいことはわかるけど、この2年近くずっと考えていた。わかったことがひとつある。モチベーションが無い仕事はつまらない。
わたしは期待されることが嬉しいし、誰かに動かされて人生が変わったことが何度もある、期待もやる気もない仕事なら、やる価値がない。
そう思ってしまう。

男の人が、かっこいいスーツを買ったり、いい靴を履いたりするのは本当に売上のため?自分の気持ちを上げるためじゃなくて、会社のために自分好みに身なりを着飾っているというのか。

あたしは馬鹿だから、だれかにもっとわかりやすく教えてほしい。モチベーションで仕事をすることの何がダメなのか。

2022/10/25
新卒時代から、別会社ではあるが互いに送信ノルマを送ったり紹介しあったりして助け合ってきたブラック企業仲間の女の子が、11月末で退社するらしい。
なぜやめるのかはきかなかった。そんなの私たちには明白だった、何かがあったわけでもなく、退社を考えながらここまで働いてきているのだから他の人にはわからない繋がりみたいなものがあった気がした。お疲れ様。
「これ30人に送らなきゃいけないんだよね、ごめん!」のメッセージと一緒に送りつけてくるアンケート。こういうやり取りしかなかったから、彼女が新天地に行ってもきっと私たちは会話しないんじゃ無いかな。あなたの存在がわたしを生かしている部分があったよ。彼女の新しい環境に幸せがありますように。

2022/10/26
めちゃくちゃ久しぶりに鳥貴族に行った。
記憶上は290円で統一されていた気がするけど、値上げしてた。

2022/10/27
20時間くらい寝た。激しい頭痛と冷や汗で会社を休んだ。健康第一。

2022/10/28
夜中に先輩が奢ってくれるラーメンが美味しかった。

2022/10/29
ペア撮りをした。他の人がどんなふうに撮影しているかを見ながら自分も撮影するのはどきどきした。

2022/10/30
腹筋2日目。
いつまで続くかな、ちなみにフィンランド語の勉強は、100日を超えたあたりからやらなくなってしまいました。

2022/10/31
今日は天気が良かった、帰り道乗り換えの渋谷はハロウィンで騒がしくて、とても楽しそうだった。
風邪をひきそうな予感とずっと、隣り合わせで毎日を過ごしている。

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