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かえるくん、東京を救うと休む

 これまでも何作品か村上春樹原作のバンドデシネを紹介してきた。これで6作品目だ。9ストリーズのタイトル名の通り残りは3作品。

恒例の扉絵。毎回字体と色合いがすごくかっこいい。

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個人的に一番好きなシーン。「さん」ではなく「くん」で返す。

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上記の通り絵柄はいつも通りの雰囲気。6作品目にもなるとすっかり絵柄にも慣れてきて村上春樹の小説を読むときに上記の絵柄が思い浮かんできそうだ。

 ところで、この「かえるくん、東京を救う」については、小説、オーディオブック、本作品と様々なパターンで接してきた。どのようなメディアで接するかによって結構作品の中身の印象も違うように感じた。小説で読んだときは奇想天外な不思議なストーリー程度の印象しかなかった。他方で、オーディオブックで聞いたときには割と怖い印象を感じた。そして、本作品の漫画形式で接すると、小説とオーディオブックの中間の印象、つまり、それほど怖くないし、奇想天外でもない、一番すっと入ってくる印象だ。扱っているストーリーが漫画映えする内容だからなのだろうか。すごく興味深く感じた。

 みなさんも是非本作品一度読まれて、小説の方がよかったなど、色々な印象を持たれると思う。是非、感想をコメント欄等に残して頂きたい。

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