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【留学予定者の人へ】後悔ばかりだった元留学生が伝えたい英語学習のコト


(※これは約15年前の話)
カナダでの高校初日、わたしは先生の英語を99%聞き取ることができず、理解できたのは「I」と「You」の単語だけだった。

ビデオを早送りしたようなスピードで話す先生は、「この人ほんとに英語話してる?!」と心配になってしまうほど、何を言っているのかさっぱりわからなかった。

ホストファミリー宅でも同じ。ホストマザーとホストファザー、小学生の娘2人とメキシコ人のルームメイトと夕食を囲むとき、自分だけ会話についていけず、毎回のディナーは苦痛だった。

「わたしが中学から4年間学んできた英語の授業はなんだったのか」と、日本の英語学習を恨みました。

今回はこのような苦い経験をした元留学生のわたしが、海外へ行く前にやっておけばよかったと思った英語学習のポイントをシェアします。

これから留学やワーホリの予定がある方の参考になればうれしいです。

文法はどうでもいいから、まずは〇〇の勉強を!

photo by pixabay

まず文法の勉強なんかよりも必要なのは、スピーキング・リスニング・単語の勉強です。

わたしは相手の話していることが聞き取れず、自分の英語の発音も悪かったので、ホストファミリーとうまくコミュニケーションできませんでした。(←この悩みは留学生あるあるなので、誰にでも起こりうることです)

外国人とスムーズに会話をするには、「話す」と「聞く」がマスト。

そのため、
▪️自分の意見をしっかり主張できるようにスピーキングの練習
▪️相手の話を理解できるようにリスニングと単語の勉強

が必要です。

特に「L」と「R」や「The」など、日本の発音にない音の練習にフォーカスするのが大切。具体的にはシャドーイングの勉強法がおすすめ!英語をきいて数秒遅れで発音を真似ながら声を出して練習することでスムーズに英語を話せるようになります。

紙とペンを使った中学・高校で習う英語の授業は「受験英語」だけど、海外に行くなら「英会話」を学ぶイメージ。主語や名詞のことは深く考えず、コミュニケーションがとれるようになる勉強を実践してくださいね。

〇〇を何度もみるべし!

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洋画をみることもおすすめめの英語学習のひとつです。

なぜなら、洋画をたくさんみることによって日常英会話を学べるからです。

英語の授業で習う「This is a pen」という文章、ふだんの生活では使いませんよね。海外の映画やドラマを英語or日本語の字幕設定にして、何度も英語できくことによって、日常でよく使われる英語の文章がわかるようになります。

具体的には、以下のような方法があります。

方法①
音声:英語
字幕:日本語
→英語を聞きながら字幕(日本語)をみて、登場人物の会話を理解する
※最初は短い文章だけ把握できればOK

方法②
音声:英語
字幕:英語
→英語を聞きながら登場人物が何と発言しているのか字幕(英語)をみて理解する

むずかしい英語だと聞き取るのがたいへんなので、できるだけコメディやヒューマン系などの映画・ドラマをピックアップするのがおすすめです!

日頃から〇〇の訓練をする!

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最後にお伝えしたいのは、日頃から英語脳の訓練をすること。

当時、カナダに高校留学していたわたしは化学の教科書を2ページ理解するのに3時間もかかっていました…(涙)もちろんスマホなんてない時代だったので、電子辞書を駆使して、いくつもの単語を調べて文章を組み立てながら日本語に訳していました。

そして英語環境になって数ヶ月後、英語を理解するなら英語脳を使う方が良いことに気づきました。

そして多くの人が知っていますが、英語と日本語は文法が逆です。

具体的には以下のようなイメージ。

Do you think it will rain tomorrow?(あなたは明日雨が降ると思う?)
<あなたは思いますか?←相手への質問/明日雨がふること←何を思うか>

I like learning English.(私は英語を学ぶことが好き)
<私は学ぶことが好き←自分の主張/英語を←何を学ぶのが好きか>

I have a sister who is living in Tokyo.(私には東京に住んでいる姉がいます)
<私には姉がいます←伝えたい内容/東京に住んでいる←姉の情報>

英語を理解するために、単語の意味を調べて日本語の文法に直して理解するのは時間がかかり、混乱しやすいです。そのため、英語脳を鍛えることで、英語できいた内容をそのまま英語で理解できるようになります。

ただ、これは練習が必要なので、日頃から英語日記を書いたり、英文をゆっくり読みながら頭の中でイメージしたりするのがおすすめ。英語脳を使うことで、コミュニケーションも円滑にとれるようになるでしょう!



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