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【高校留学】何度も泣きたかった。留学生活でつらかった3つのこと

「海外留学ってたのしそう!」
そんな期待を胸に日本の高校を退学し、わたしは16歳で海外留学の道へ進んだ。

現地の高校に編入する前、数ヶ月間だけ語学学校に通っていたけど、正直英語力が身についたとは言えなかった。

なぜなら一般的に語学学校の教師たちはゆっくりなスピードで英語を話すので、生徒たちは簡単に理解できる。しかし、外の世界に出ると、ネイティブたちはものすごいスピードで話し始め、留学生はリスニングについていけない。

私も語学学校では先生たちが話している内容を理解できたが、現地の高校に入ると、教師も生徒もみんな早く話すため、何も聞き取れなかった…涙

留学生活では英語が理解できないがゆえ、大変なことやつらいことがたくさん起こる。今回は体験談として留学生活でつらかったことをまとめた。

①孤独感

留学生活の中で孤独を感じる人も多いのではないか?
当時、わたしが最も孤独を感じていたのは、授業中とホストファミリーとの夕食だった。

ネイティブの先生と生徒たちが話し合ったり、笑い合ったりしている中、自分だけが英語を理解できず、とにかくつらかった。何度もこの教室から抜け出して帰りたいと思ったし、涙をこらえていたこともあった。

そして家に帰ってきてもホストファミリーとのディナータイムは地獄だった。

「この人たちは何でこんなに盛り上がっているのだろう?」
「何か質問されたけど、どうゆう意味?」
「一緒に住んでいるメキシコ人の留学生は受け答えができているのに、自分だけ会話についていけない…」

こんな感じで、わたしは留学先の学校でも家でも居場所がなく孤独だった。


★今だからこそ過去の自分にアドバイスしたいこと★
→留学生活で孤独なのは最初の数ヶ月間だけ。時間が経てば英語を理解できるようになって、孤独感から解放されるよ。

②勉強の成果が出ない日々

高校留学中は宿題や課題やらに追われていた。

現地の学生と同じ教科書・テスト用紙を使用するので、留学生の自分は英語だらけの文章や質問文、解答など、すべてが意味不明だった…苦笑

科学の教科書を2ページ理解するのに電子辞書を3時間使い続けたり、生物の授業で習う新しい単語を覚えたり、とにかく勉強量がえぐかった。

しかし、どれだけの勉強時間を費やしても、なぜかテストで高得点を取れなかった。それはもちろんすべてが英語で問題文の意味がわからなかったり、学んだことが多すぎて(キャパオーバーすぎて)答えを思い出せなかったりしたから。

留学生活ではいろんな壁にぶち当たるのが当たり前。母国語と第二外国語で勉強するのはわけが違う。

どれだけ勉強しても成果が出ない日々を送るのは精神的につらい体験だった。

★今だからこそ過去の自分にアドバイスしたいこと★
→頑張りすぎなくていい。たくさん勉強したからって自分に期待するな。自分が得意なことだけやればいい。

③高校卒業のプレッシャー

高校留学中は卒業へのプレッシャーも大きく、ストレスで悩むことが多かった。

1年間の交換留学とは制度が異なり、卒業留学の場合は現地の学生と同じように卒業試験を受けて、パスしなければ留年コース。

卒業試験では電子辞書の使用が禁止されていたので、もちろん勉強はしたものの、運に頼った部分もある。

「留年したらこの地獄の留学生活がもう1年続くのか」
と、恐怖で怯える日々を送っていた。

一応普段の授業での課題やテストの成績も考慮されるが、残念ながら自分の場合は成績が悪かったので期待が持てなかった…

そしてすべての教科の試験を終えて、卒業発表の日。わたしは奇跡的にギリギリの成績で高校を卒業することができた。

実際に卒業試験に落ちた生徒はその年のサマースクールに出席して卒業した人もいたそう。


★今だからこそ過去の自分にアドバイスしたいこと★
→10代でこんなに大きなストレスの環境の中で頑張ったおかげで大人になってから怖いものはなくなったよ。Well done!

ハードな留学生活を乗り越えた先にあるもの

留学で学んだのは、積極性やポジティブさ、自信、仲間、人生の選択肢など。英語を習得するために留学したのに、英語はあとから身についてくるなんておもしろい。

正直、高校留学で楽しかった思い出はあまりないし、苦しい体験ばかりが心に残っている。でも、この経験のおかげで大人になった今、自分をしっかりと持って生きている。

10代でこんな大変な経験をしたからこそ、これ以上怖いこわいものなんてないし、この先自分はどんなことがあっても乗り越えていけると自信を持てるようになった。

わたしは10代で留学したけど、大人になってから海外留学に行くのもすばらしい体験になるはず。

ぜひこの記事を読んで留学や海外生活に興味をもってくれる人がいればうれしいです😊

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