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2025介護士不足、問題は?!

来年に迫る2025年問題。労働力不足で、いろんな職種で「人が足りない!」という声が聞こえてきます。特に問題になっているのは医療福祉関係。超高齢化社会なのに、医療福祉の労働人口、特に介護士の減少が見られます。
介護士を賃金を上げるために、処遇改善加算等の対策がなされていますが、果たして賃金を上げれば解決するのか、若い世代で介護士のなりて不足が問題点として挙げられています。
どの職種でも言えることですが、職員を大事に会社がしているのか?と言う点について考えていきたいと思います。「いやいや、働く人が少ないのに、大事にしてるでしょう」と思われる方。それは勘違いかもしれません。
介護業界は大きく分けて2つのタイプに分かれます。
1.利用者さんを大切に、良いケアを行おうとする事業所。
2.利益重視で、職員・利用者さん共に人数が確保できたら良い事業所。
ぜひ、家族のケアを依頼する際はどちらのタイプの事業所なのかケアマネジャーさんに評判を聞いたり、しっかり見学することをお勧めします。
前者の事業所を経営する会社は職員の平均年齢も比較的若く、職員同士、利用者さん間の笑顔が多いのが特徴です。やりがいを持って働くことができているからです。
対して後者の事業所の会社は、職員は人員基準を守っていればOKの寄せ集め、ケアのスキルがなく、職員同士が歪みあっていたり、利用者さんに対してもキツく対応している、最悪の場合虐待が起きている可能性もあります。
同じ介護業界でこれだけの差があるのはなぜか。それは経営側が職員と利用者さんを大切に思っているかどうか、にあります。
後者は利益が上がれば良いと、利用者さんのために行うイベントは最小限(未だにコロナを理由に行っていない事業所もあります)、職員や利用者さんのことを思って行動する職員を平気で切り捨てていきます。そうなると良い介護士は事業所を去り、最悪福祉関係の仕事から離れ、介護士不足の原因にもなっています。あまり世間には知られていない事実です。
高齢者と接するのが好きで、介護の仕事を続けたい、でも戻るとまた事業所から酷い扱いを受け心療内科に通うと言う介護士が多いと、心療内科のドクターにも話を聞きました。
高齢者に楽しく生活して欲しいと信念をもつ介護士が1人でも働きやすくなるよう、介護事業所を利用されている皆さんも目を光らせてもらえると幸いです。
介護の仕事は時に大変なこともありますが、笑顔がたくさん生まれる、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ皆さんにたくさんの魅力と問題点をお伝えできたらと思います。

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