ボタニカル散歩人間

クリエイティブなオタクになりたい大学生。出雲弁スピーカー。

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ピンクのガーベラ

人目を気にして綺麗にお化粧したり、不自由で機能性のない服を「きちんとした服」として指定されたり、男の人よりえらぶっちゃいけない、普通に男性がしたいようにすることさえできない、それを全部、「女の子なんだから」って理由でまとめられるなら、わたしは女の子になんてなりたくなかった。 女の子らしくすることで、そのステレオタイプに従ってまとめられるのが嫌だった。わたしはわたしでしかないのに、無意味なカテゴライズなんてされてたまるか、と中性的な服装を選ぶようになったり、らしさの象徴たるピ

    • 海をあげる

      きみが私に触れる時、私の中に海が広がる。 深く遠く、凪いだ海があらわれる 海は、穏やかな波をもって肌に触れる。 いつも私と違う温度で、波は優しく体を包む。魚だった頃に戻れそうなくらい安らいで、ずっとそこにいたいと思う。 ささやかに寄せる波は触れることができる。 なのに決して私と溶け合わず、掴むことはできない。 遠い、美しい青色は、憧れ。 きみがくれる景色は確かに私の中にある。 きみに見せたくてすくった途端、ただの透明な塩水に変わってしまう。 何度でも、どんな大きな器を

      • 台湾ひとり旅カメラ

        • Write to you 【エッセイ】

          I write you, but not only for you. I write for myself. When I say I love you, I feel that's not enough at all. Because that is just search on my memory, and find some words related to "love." I'm just picking up close words from my vocab

        ピンクのガーベラ

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        • エッセイ
          3本
        • 人間について
          1本
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          1本
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          1本

        記事

          なんしちょーてて、出雲弁日記#1

          バス移動は腰がえらい。 えらいって大阪の友達に言っても伝わらんかったなあ、とか思いながらラジオを聞いて外の景色を眺めちょったら、だんだん故郷に向かいバスが動いていく。途中、山が白く雪かぶっちょって綺麗だった。 なつかしき出雲地方、バスの車窓からの眺めはいつ見てもいい。 意外がられるけど、出雲は結構雪国で、喋り方もはっきり口を開けんズーズー弁に近い喋り方をする。だけんか少し東北訛りに似てて、そこに九州のイントネーションをちょっと拝借したみたいな感じに近いかもしれん、と勝手

          なんしちょーてて、出雲弁日記#1

          自己紹介代わりに推しを語る(黒川晝車さん)

          あなたの推しは、タジキスタンで緑の便をしたことがありますか。 ゴビ砂漠に行って、現地夫婦のカメラマンに徹したあと、鍵をホテルに置き忘れて小さい女の子に「bad guy!!」と怒られたりしたことは? 普通に生きていれば、まずないことでしょう。 しかし、これはすべて私の推し、黒川晝車さんの体験談です。 はじめまして、階段と申します。 この記事は私が愛して止まないラジオパーソナリティ、黒川晝車さんについて、布教を兼ねた強火のプレゼンになっております。 この記事を通して、ゆる

          自己紹介代わりに推しを語る(黒川晝車さん)